保育所や幼稚園に通う子供達が尿検査を受ける時期になりましたね。
我が家では5歳、3歳、10か月の3人の子供達から尿検査実施の通知をもらいました。
長男は年中さんになので昨年もやっているのでわかるのですが、今回は3歳になった長女と10か月の次女も保育所に入園したので尿検査が必要です。
長女はオムツが外れているからお兄ちゃんと同じように検査するとして、10か月の次女はどうするんだろうと思っていたら、保育園の先生から「小児用 ウーリンコレクター」という小児用採尿袋(採尿パック)を渡されました。
説明は大丈夫ですねと言われて、先生から貰ったものの使い方が全く分かりません。
さてどうしたものかなと思って自分で調べて、試した結果をまとめておきたいと思います。
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採尿パック(小児用ウーリンコレクター)の使い方
まずは袋を開けて中にある採尿パックを取り出します。
取り出したら、黄色の粘着テープの部分を剥がします。
採尿袋を軽く膨らませた後、赤ちゃんのオマタの部分(尿が出る部分に)採尿パックの口を当てます。
説明書を見れば簡単に見えるんです。
これだったら簡単にお母さんでも子供の採尿が出来そう・・・、でも子供の採尿はかなり難しいんです。
採尿パックは特に女の子が失敗しやすい
男の子の場合は採尿パックの口の部分におちんちんを入れてしまうことで、比較的漏れにくかったりするようですが、女の子の場合は装着部分が少しずれるとうまく尿がたまらなかったりして失敗が多いようです。
私の場合も10か月の次女に、採尿パックを装着させようとしたところ「おしっこが出る部分が正確にわからない」という問題が出てきました。
看護師さんでも女の子の場合には尿道口が非常に見つけづらいことがあるようですので、そんなものを私がわかるわけがありません。
というわけで、ちゃんと尿道の部分をかこえるように女性の尿道口の正しい場所をgoogle先生に聞いて調べてみました。
そうするとですね、アダルトっぽい内容が結構出てくるのですが、あきらめずに調べていくと医師兼漫画家の「ねじ子web」という尿道バルーンの記事で女性の尿道口の場所を教えてくれていました。
これで尿道口の場所をしっかりと把握して、装着させました。
おむつ替えをする時と同じように寝ころんだ状態で、足を広げすぎない状態で、割れ目部分の上(お腹に近い部分)をしっかりと囲うように装着します。
テープの粘着力が弱くて、はずれてしまうことによる失敗
装着部分が合っていれば、あとは尿が出るのを待つだけなのですが、どうも男女ともに動いた拍子にはがれてしまったり、おしっこが出てすぐにはずさないと漏れてしまうという失敗があるようです。
なので粘着力が弱いなと感じたら、肌に優しいテープを使って補強しておくほうが良いでしょう。
失敗した時用に、採尿パックを多めに購入しておくのも一つの手
もし提出期限まで時間があるならば、保育所の尿検査用の採尿パックって1人に1つしか貰えないと思うので、自分で予備を先に準備しておくのも手だと思います。
または保育所で準備しない場合などもあるようですので、少し多めに採尿パックを用意しておくと安心して使えると思います。
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保育園の先生に教えてもらった、脱脂綿の方法
どう考えても採尿パックを失敗しそうだなと不安になったので、先生に尿検査をどうしたら良いかと相談してみました。
すると、採尿パックだけだとやはり失敗する人も多いので、脱脂綿に吸収させて絞るのが良いと教えてもらいました。
まず寝る前に採尿パックのウーリンコレクターを貼って、オムツの間に脱脂綿を敷いてオムツを履くそうです。
その時にオムツと脱脂綿の間にラップをしくことで、おしっこが採尿パックから漏れてしまっても、脱脂綿がおしっこを吸収してくれるので成功しやすいそうです。
おしっこが出ていたら、濡れている脱脂綿を絞れば尿を採取出来るから試してみてねと言われました。
オムツが外れていない子供の採尿を成功させる4つのコツ
- 採尿パックを尿道口にしっかりと合わせる
- テープが外れないように他のテープで補強しておく
- オムツの上には脱脂綿を敷いておき、脱脂綿とオムツの間にはラップをする
- 水分を多めに飲ませる
この4つを並行して行うことで、オムツをしている子供でも採尿が出来ると思います。
特に、採尿の日はとにかく子供に水分を多めに取らせましょう。
尿の量が少ないと必要な容量が取れないので元も子もありません。
それでもダメな場合は?
上の4つを並行してみてもうまくいかない時もあるようです。
その原因としては、子供が採尿パックをつけるのを嫌がってしまったり、オムツの吸収性がよすぎてオムツにおしっこが吸収されたり、ラップがずれてしまうことがあるようですね。
そういう時はいったいどうすればいいのかな?と思って調べてみると、別の方法を試している人もいました。
子供の尿検査の大変さを、世の中のお母さん達の根性と機転で工夫しているアイデアは本当にすごいなと思います。
別の方法として知った内容ですが、ポケットティッシュを使う方法や2歳前後の子供であれば朝からおしっこが出るまでおまるにひたすら座らせる方法があるようです。
朝からひたすらおまるに座らせる
おまるにひたすら座らせる方法というのはイメージしやすいと思います。
朝起きたら、ひたすらおしっこが出るまで子供をおまるに座らせておいて、尿を取ります。
この方法やお母さんの根気とどこまで子供をおまるにひたすら座らせられるかという勝負になってきます。
おまるに座る前に冷たい飲み物をしっかり与えることで、少しは時間の短縮になりそうです。
この方法の場合、幼児が二人以上いる場合はなかなか難しいとも思いました。
ポケットティッシュによる方法
「ポケットティッシュ」を使う方法って?と疑問に思う方もいるでしょう。
ポケットティッシュを使って尿を採取する方法は、先ほどの脱脂綿のコンパクト版と思ってください。
- 家にあるポケットティッシュを1枚用意します。
- 点線のある開け口をいつも通りに開きます。
- ティッシュの中身を調整して減らす(だいたい3~5枚くらいだけ中に入っている状態)
- ポケットティッシュ3~5枚をビニール袋ごとおしっこが出る部分に装着して、オムツを履かせます。
これで朝起きたときに、採尿に成功された方も結構いるようですね。
オムツを履いている子供の尿検査は意外に難しい
今までの内容を見てわかるように、まだオムツを履いているような小さい子供の尿検査は思ったよりも難しいです。
とはいえ保育園に提出したり、病院に提出したりしなければならないことがまれにあります。
なので、子供がまず嫌がらないやり方を模索することから始めてみましょう。
嫌がってしまうと、子供が暴れて抵抗されているうちに採尿パックなどが漏れてしまったり、ずれてしまったりします。
上手く尿がとれないとお母さんも「今日提出しないといけないのに」と焦って、イライラして悪循環に陥りやすいです。
オムツを履いている時期の尿検査はたぶん数年だけの問題なので、あの時は大変だったと笑えるような思い出になるように頑張りましょう。
今回、私も笑えるように汗とおしっこにまみれながら小さな怪獣たちとがんばってみました。
なんとか三人分採尿して提出できました!
最後に世の中のお父さんへ
子供の尿検査でお母さんが頑張っているときに、お父さんは手伝ってあげていますか。
もちろん手伝っているという人も多いと思います。
もし子供がお母さんじゃないと嫌がるからと子供の尿検査に手を出せないお父さんがいるなら、せめてお母さんが子供の尿検査をしている時にはご飯の準備をするとか他に出来ることがないかもう一度考えてみてください。
たとえ1つだけしか手伝いができないとしても、時間に追われているお母さんにとってはお父さんの手助けはものすごく助かります・・・たぶん。
是非こういった経験を共有することで、夫婦仲良くするきっかけになれたらいいのではないかと思います。