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11か月になった次女が、「突発性発疹」になりました。
長男・長女ともにかかったことがないこの突発性発疹はどんな症状だったのかというと・・・
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突発性発疹とは
ヒトヘルペスウィルス群(HHV)No6というウィルスによって引き起こされる感染症です。
このウィルスは、もともと母親や父親が持っていて、大人から感染すると考えられています。
ほとんどは0歳児、または1歳児の子供がかかる病気ですが、まれに2歳以上の子供でも発症することがあるようです。
突発性発疹の症状や特徴
生後6か月~1歳半くらいまでの間に突然39度前後の高熱が出ますが、咳も鼻水もなく、熱が高いわりには機嫌もそんなに悪くなく、食欲もそこそこある場合は、突発性発疹を疑うと先生から教わりました。
突発性発疹の特徴
- 高い熱の割に、元気で食欲があることが多い
- 2日目から下痢気味になることがある
- 熱は3日間続く場合が90%、2日間、4日間のこともある
- 熱が下がり、およそ半日して、主として顔と体に赤い細かい湿疹が現れる(手足の湿疹は軽い)
- 湿疹が現れると、熱が下がっていても少し機嫌が悪くなることが多い
- 湿疹は、2~3日で痕を残さずに軽快
- 一度かかると、その後かかることは基本的にありませんが、突発性湿疹を引き起こすウィルスは、少なくとも3種類あるとされている為に、まれに2度かかることがあるそうです。
次女が突発性発疹になった時の状況
1日目 38度の発熱後、一度熱が下がった後にまた上がる
次女は遠足前日に38度の熱が出たので、当日は熱がひいたものの一度病院で受診したら「風邪」と診断されました。
熱は一度下がったものの、遠足当日はなぜか非常にぐずぐずしていた次女は、帰宅して夜になるといきなり39度の高熱になりました。
2日目 40度の発熱
翌日は日曜だったことや、食欲があったことから一日様子を見たものの熱が下がらず、貰っていた解熱剤を使っても39~40度近い高熱が続いていました。
3日目 発熱、下痢
熱が出てから3日目の月曜日の朝一番は、食欲も落ちてしまい、下痢も出始めたので、病院にもう一度行ったところ、喉が赤いので「アデノウィルス」ではないかと疑われて、検査したところ陰性でした。
念のため抗生物質を処方されて飲ませたところ、すぐに熱は下がりましたが、機嫌が悪く私にくっついて回っていました。
4日目 湿疹出現、不機嫌MAX
4日目に熱が完全に36度台まで下がったものの、不機嫌度MAXで食事もしないし、水分も母乳以外は一切飲まなかったです。
顔や首の周りにポツポツとした赤い湿疹が出てきたと思ったら、夕方にはお腹・背中までポツポツが広がったので、病院にまた受診したところ「突発性発疹だね」と診断がここでつきました。
昨日もらった、抗生物質はこの時点で中止することになりました。
5日目 湿疹が薄くなる
5日目のには、熱はもう上がることはありませんが、体のポツポツは薄くなっているものの、今度は手足に赤い湿疹がかなり多く見られるようになりました。
しかし、まだまだ機嫌は悪く、私にくっついて回っていたので、ほとんどおんぶで寝て過ごしています。
6日目 下痢が続く
6日目にもなると多少機嫌も良くなってきて、湿疹も薄くなり、食事もしっかり食べれるようになっていました。
ただ、食べてすぐの排便は下痢の状況でした。
ただ食後でなければ下痢する様子も無く、1人でオモチャで遊べるようになるまで、まで回復しました。
突発性発疹の治療方法
突発性発疹の治療薬はありません。
なので熱が続いても食欲があって本人が辛そうでなければ、薬の使用は控えた方が良いようです。
解熱剤などの薬を使ってしまうと逆にマイナスの効果もあるようです。
自然に熱が下がって体調がよくなるのを待つしかありません。
けれど熱が出てあまりに苦しそうな場合は解熱剤、下痢などがひどい場合は整腸剤などを使って症状を和らげることなど、赤ちゃんの様子を見て必要な薬は処方されることがありますので、この場合は先生の指示に従ってください。
突発性発疹になったら、まずはのんびり休養
突発性発疹になったら、まずは子供をしっかり休ませてあげましょう。
出来る限りでよいので、ゆっくり寝かせることと食べさせることを考えてあげてください。
高熱が続いて体が辛いと思うので、体を冷やしてあげながら、脱水症状にならないようにこまめに水分を飲まることが大事です。
0歳児や1歳児の場合だと、水分や食事がまったく摂れなくなり、入院した赤ちゃんの話を他のお母さん達から聞いたことがありますので、嫌がることもあるでしょうが水分だけはあげてください。
アイスクリームやゼリーなどは冷たくて食べやすかったりする子供もいるようです。
今回は次女も母乳を頻回にあげて、あとはアイスクリームを食べさせてしのぎました。
食欲が落ちているなと思ったら一度試してみてはどうでしょうか。
突発性発疹はいつから登園可能か
突発性発疹になっても、法令による出席停止は決まっていません。
ただし、厚生労働省の「2012年改訂版 保育所における感染症対策ガイドライン」においては、登園の目安として
解熱後1日以上経過し、全身状態が良いこと
とされています。
次女の場合は、熱が下がって機嫌が良ければ登園は可能と小児科の先生から言われましたが、実際には熱が下がっても機嫌が悪かった為に保育園を1週間(6日間)休むことになりました。
突発性発疹は、他の人にもうつるのか
ウィルスによる感染症なのでうつることはありますが、感染力が弱いために、インフルエンザのように保育園で流行するといったことはないようです。
加えて2歳以上でかかるのはまれだったり、一度かかっていると基本的にかからないということもあり、他の人への感染はあまり心配しなくても大丈夫なようです。
突発性発疹になったら、熱性けいれんなどに注意
感染力も低いのであまり心配のいらない病気ですが、突発性発疹の高熱がきっかけで熱性けいれんが起こる可能性が高いようです。
子供の調子を細かく伝えることで、病気が判断しやすい
子供が調子が悪くなると非常に心配してしまいますよね。
私も今回3人目の次女が初めて突発性発疹にかかって、なかなか熱が下がらないことに非常に不安になりました。
それと同時に親が子供の様子を事細かにかかりつけの先生に伝えることが、非常に大事なんだと学びました。
先生に熱が出たのはいつからで、どのくらいの体温で、他に咳や鼻水、下痢などの症状があるかどうか、抗生物質を飲ませて何時間後に熱が下がったと、細かく説明しました。
先週に夫が溶連菌感染症にかかってたこともあり、今回の次女の高熱は突発性発疹と溶連菌感染症の両方を疑われました。
どちらの病気の可能性が高いか先生が迷っていた時に、私が「朝貰った抗生剤の薬を飲ませて、夕方には熱が下がった」と言うと、「溶連菌感染症だったらそんなにすぐに熱が下がらないから、突発性発疹の可能性が高いでしょう」と先生も判断しやすかったようです。
子供が苦しんでいる時に親にできることは限られていますが、親が子供の様子をしっかりとかかりつけの先生に伝えることで、子供の病気や状態の判断がしやすくなったりするようです。
突発性発疹に初めてかかって思うことは
子供の高熱がこんなに続くのを初めて体験しました。
それも薄着にしたりして、体を冷やしてあげても熱はずっと高いままでどうしたら良いものか悩みました。
基本的には熱があっても機嫌が良い病気のようですが、次女の場合は熱が下がってもずっとぐずっていたので、1週間つきっきりでずっとおんぶしたりくっついたりと、ほとんど家事もままならず。
それでも1週間経過する頃には、元気も出てきて、体調も非常によくなってきていました。
子供が病気の時はどうしてもお母さんは大変だと思いますので、出来る限り家事などは手を抜いて、自分も体を休められるときは休んだ方が良さそうですね。