子供の病気

子供たちがA型・B型のインフルエンザを同時発症ーそのとき家族はどう看病すればいい?

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stevepb / Pixabay

春は「卒園式」「入学式」など、旅立ちの季節ですよね。

そんな時期に、私たちが住んでいる地域ではインフルエンザが流行り、我が家でも長男と次女が同じタイミングでインフルエンザにかかりました。

同時期発症なので、「きょうだい間でうつったかな」と思いましたが、受診すると長男はB型、次女はA型で別経路から感染していたようです。

その後、私と夫もA型に次々と感染・・・

さらには祖父母にまで感染は広がり、なんとか長女だけは死守できましたが、はじめてのインフルエンザに家族が全滅寸前に追い込まれる危機におちいりました。

インフルエンザになってから出席停止期間や、家族に感染者がいた場合はどうすればいいかを慌てて調べましたが、時すでに遅し・・・。

次からは慌てずに済むようにまとめておこうと思います。

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インフルエンザの出席停止期間はいつまでなのか

子供が高熱を出すと体調がとても心配になりますよね。
それも診断がインフルエンザとなると感染力も強いので、家族や保育所、学校でうつしていないかも気になります。

ですが子供の体調や周囲への配慮と同じように、働くお母さんの頭をかすめるのは「会社をいつまで休まなければいけないか」ということ。

実はインフルエンザは、新型インフルエンザ(第一種)と季節性インフルエンザ(第二種)、または子供の年齢によって出席停止期間が違うのを知っていますか。

今回は、我が家がかかった「季節性インフルエンザ」について、出席停止期間を書いておきます。

季節性のインフルエンザは、最低でも「6日間」の休みが必要

季節性のインフルエンザ

インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H五N一)及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)にあつては、発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで

出典:学校保健安全法施行規則  第十九条 イ

と書かれているように、「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」は出席停止です。

ただインフルエンザの出席停止期間は、発症日を0日と計算したり、熱が下がった翌日を「解熱1日目」とみなすなど、文章の説明だけではいまいちわかりづらい部分がありますので、下記のインフルエンザの早見表で確認してもらえるといいと思います。

インフルエンザ停止期間中の早見表

 

ただし上記は例外もあって「病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではない」と書かれているように、最低「6日間」の出席停止も絶対ではありません

またインフルエンザの場合は、一度下がった熱がまた上がり(二峰性)、出席停止期間が延びてしまう可能性もありますので、インフルエンザになったら「うつさず」「動かず」など、できるだけ安静にして回復を待つのがいいかと思います。

 

あと重要なのが、子供と親が一緒にインフルエンザにかかってしまった場合、ついつい子供を優先しがちですが、看護師さんから言われたのは「親が治すのを最優先」。

とはいえ、実際は親がつらくても寝ていられない状況もあると思いますが・・・子供も意外と元気だったりするので・・・。

不思議!インフルエンザの出席停止期間が病院によって異なる!?

先ほどのインフルエンザの早見表からすると、病院でインフルエンザと診断されるとほとんどの場合、医師や看護師さんから「○○日まで休んでくださいね」と日付を指示されますので、それにしたえばOKです。

ただ同じ日に発症していても、病院の医師によって「発症日」を発熱した日にしてたり、病院に受診した日にしていたりとずれてしまうため、停止期間が違ったりすることがありました。

また、インフルエンザの停止期間の日にちだけ言われたものの、実際は子供の発熱が続いて登園基準に達していなかったなんてこともありますので注意してください。

家族内でインフルエンザにかかっている人がいたら登園・出社できるのか?

ところで、インフルエンザにかかっている本人は登園禁止になるとしても、その家族はどうしたらいいのか知っていますか。

我が家の場合、今回は長男の卒園式が近くなって、家族が次々にインフルエンザにかかってしまってもうどうしていいか悩みました。

学校保健安全法を確認すると「休む」べき?

もう一度、学校保健安全法を見直してみると、このような記載がありました。

第一種若しくは第二種の感染症患者のある家に居住する者又はこれらの感染症にかかつている疑いがある者については、予防処置の施行の状況その他の事情により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで。

出典:学校保健安全法施行規則  第十九条 四

この法律を読むと、なんだか家族がインフルエンザになると「休まなきゃいけないのかな」と思ったのですが、私の行った病院の医師からこのように言われています。

医師は発熱しなければ「休まなくてOK」!?

子供たちがインフルエンザの検査で陽性が出た後、私も発熱して病院を受診しました。

インフルエンザの検査で陰性だったこともあり、医師からは「疲れから発熱することもありますから、お母さんは明日まで発熱が続くようなことがなければ仕事は休まなくてもいい」と言われてます。

ただ私は次の日には熱が下がったものの、体の節々の痛みがあったこととと、子供の看病をする必要もあったので休んでいたら、その次の日に発熱してインフルエンザの陽性がでました。

ですが家族中インフルエンザがいる中で、次女のようにまったくインフルエンザにうつらない可能性もあります。

かかっている可能性もあるし、かかっていない可能性もある、医師の言うように「発熱」などの症状がなければ、まずは「感染していない」とみなして大丈夫なのでしょうか。

インターネットで調べてみたところ、家族がインフルエンザにかかったときに保育所や幼稚園、会社などを「休む」「休まない」で賛否両論がありました。

感染症全般の相談窓口に電話してみることに・・・

結局「家族にインフルエンザがいる場合、どうしたらいいのかわからないな」と悩んでいたところ、厚生労働省が業務委託している感染症全般の相談窓口があるのを発見。

参考サイト:感染症・予防接種相談窓口

直接相談窓口に電話して、「学校保健安全法には家族がインフルエンザにかかったら休んだほうがよさそうな文章があったんですが、どうしたらいいんでしょう」と聞いてみたところ、「インフルエンザにかかっている家族がいても、本人が現状でインフルエンザの感染の疑いがない場合」は、学校保健安全法施行規則 第十九条 四に当てはまらないそうです。

 

となると、やはり現状で感染の可能性がなければ、会社などの出勤はOKとみなされる可能性が高そうですね。

 

ただし、相談窓口の人が続けて、「インフルエンザに感染していないきょうだいが保育所や幼稚園などに通っている場合、保育所や幼稚園によってはインフルエンザに対する考え方が違い、登園できる場合と登園できない場合があるので、園に登園許可を確認してください」と言っていました。

 

また会社もインフルエンザに対する規定を定めていて、家族にインフルエンザ患者がいると休みになる場合、インフルエンザにかかっている本人でない場合は出社可能な場合があるので企業によっても対応が異なるようです。

なので、家族にインフルエンザの感染者がでた場合は、まず保育所や幼稚園、小学校、会社などインフルエンザに対する規定がある場合は、それに従いましょう

規定がない場合は一度会社なり、保育所や幼稚園などに確認して、指示を仰ぐのが無難だと思います。

参考までに我が家の場合ですが、長男と長女の保育所、次女の保育園ともに「家族がインフルエンザにかかっていたとしても、通う本人に発熱などの症状が出ていない場合、登園がOK」となっていました。

 

基本的には、家族がインフルエンザにかかっていても、本人がかかっている疑いがなければ、通える場合が多いようですが、母親など送迎者がインフルエンザ感染している場合は、登園が拒否されることもあります。

 

私の場合ですが、保育所に関しては子供を送り迎えをするお母さんなどがインフルエンザにかかった場合は、子供を預かってはくれるものの、園の門付近に先生が迎えに来て、それ以上は入れないように厳重な体制が敷かれていました。

家族内感染を防ぐために知っておきたい

家族がインフルエンザにかかったとき、自分もインフルエンザのウィルスをもっている可能性はありますよね。

インフルエンザは咳やくしゃみによる「飛沫感染」、皮膚や物を介した「接触感染」、同じ場所にいることでおこる「空気感染」など、家族であれば、よほど注意して過ごさない限り、注意していても接触率は多いですから、感染する可能性もおのずと高くなります。

特に子供が小さければ、小さいほど、日ごろから親はお世話の為に、子供同士は頭をくっつけたり、押し合ったりと頻繁な接触があり、感染する可能性が高まりそうです。

インフルエンザの家族内感染の確率はどのくらい?

実際の家族内感染の確率はどのくらいあるのか調べてみたところ「8~10%」という意見が多いようです。

8~10%といわれると、10家族のうちに1家族いるくらいですね。

これを高いとみるか、低いとみるかは人によって違うと思いますが、私はインフルエンザって感染力が高いと言われているので、30%とかもっと感染率が高いかなと思っていました。

ですが今回、私が住んでいる地域では、他の家でも同じように家族内感染している場合が何件もありましのたので、あくまでこの数字は目安で一概には何%といえないと思います。

とはいえ、インフルエンザにかかっている家族がいれば、その人のことも心配だし、家族内感染も特に小さい子供やお年寄りがいる場合は心配ですよね。

この「時期」までくれば、家族も感染していないといえるような目安があるといいのにと調べてみたところ、このような情報がありました。

インフルエンザが家族内感染していないと言える目安

家族内でインフルエンザに一人目がかかったときに、二人目が発症するまでの期間として、このような一つの結果があります。

・インフルエンザA型・・・次の人への発症までの期間として2~3日後が多く、7日まで感染は持続する。
・インフルエンザB型・・・次の人への発症までの期間として3~5日後が多く、8日まで感染は持続する。

出典:日本臨床内科医会 インフルエンザ研究班 廣津医院 廣津 伸夫 「インフルエンザの家庭内感染と学校感染」

日本臨床内科医会の廣津先生のこの結果だけを見れば、インフルエンザの型による違いは多少ありますが、インフルエンザが家族にうつる可能性は2~5日間が要注意、1週間は感染の可能性有りとみていた方がいいと考えられます。

また私自身が病院の先生から「インフルエンザを発症したばかりで発熱があるときは、とてもうつりやすいから、お子さんとはできるだけ接触しないでね」と言われたので、インフルエンザで発熱がある時は要注意ですよ

実際に我が家の感染した期間を下記にのせます。

インフルエンザA型だった長女が発症してから、発症日に1時間だけ看病を手伝っていた祖母が3日後に、基本的に子供たちの看病をした私が4日後に、さらに5日後に夫も発症してますね。

1週間の猶予があるものの、比較的とんとん拍子で感染が広がりました。

ただし感染が広がったのは、2歳の次女と同じインフルエンザのA型だけで、お兄ちゃんのB型は誰一人とうつらなかったという結果になっています。

家族の中でA型、B型のインフルエンザが同時に出た場合、うつる可能性はあるの?

我が家の場合、長男と次女の発症が同じ時期でしたが、インフルエンザの型がA型とB型で違いました。

こうなると「もしかして次女はA型にかかっても、B型も発症しちゃうかな。逆に長男もB型にかかっているけど、A型にもかかってしまうのかな」と不安になって、医師に相談してみました。

医師からは同時期にインフルエンザのA型、B型と違う型を家族内で発症している場合は、「基本的にA型もB型も治療方法は一緒なのでうつしあうことはない」とのこと。

だけど、インフルエンザの型が違うとまたかかる可能性がある

同時期に発症の場合は、型が違っても、うつしあうことはないと言われましたので一安心です。

ですが問題はその後。

私や夫が子供たちが治った後にインフルエンザを発症してしまった場合は同じインフルエンザの型じゃない子供は「またインフルエンザにかかる可能性がある」と言われました。

「むしろ治りかけたところで、体力が戻ってないから、同じA型じゃないB型の長男君は注意してあげてね」と・・・。

同じシーズン中でも、かかった型のインフルエンザにはまたかかると、また基本的に最低「6日間」のお休みはかなりきついですよね。

そうなると、私や夫と同じA型だった次女に感染する可能性はないけれども、B型だった長男と発症していない長女にはうつる可能性が十分にある。

そして祖父母もインフルエンザのA型だったために、A型を発症していた次女はうつりませんが、B型の長男と発症していない長女はうつる可能性があるということなので、次女以外はじいじとばあばに接近禁止令を発令。

「孫に会えなくて寂しい」と次女に祖母がなげいていましたが、祖父母にうつしたであろう張本人の次女は2歳。理解できるわけもなく、ニヤニヤと笑顔をかえしていたのが印象的です。

インフルエンザは大人が「マスク」「手洗い」などを徹底し、終結。

病院の医師からは、家族内感染をこれ以上ひろげないためにも、全員「1時間に1回うがいした方がいい」と言われましたが、これを現実的にやるのは難しい。

そもそも2歳の次女は、うがいができませんから、ムリな話です。

基本的には私と夫が食事以外はマスクを外さず、症状が軽かった私が子供の面倒を見て手洗いをこまめにし、夫は別の部屋に隔離しました。

とはいえ、6歳と4歳の子供たちには極力近寄らないように言い聞かせても、「お父さん・・・」と途中さみしそうにすることがあり、2歳の次女に関しては言い聞かせてもムリでした。

普段はそこまで近寄らなくも、近寄るなと言われると、逆に子供たちはさみしくなるのかもしれません。

私と夫のインフルエンザに感染する可能性がある時期は、普段は時間が決まっているテレビやDVD、お菓子の制限を解除して子供たちを釣りました。

買い物は私も夫もインフルエンザにかかってしまっているし、そもそも動けるレベルになかったので家にある食材を使ってしのぎましたが、宅配サービスがある地域はそれも一つの手ですね。

 

とりあえず、接触をできるだけ避け、マスクを常にして、大人は手洗いをこまめにして、大人から子供への感染を防ぐにはこの方法で乗り切れました。

しかし子供がインフルエンザの場合、とくに小さい子供を相手に看病していると、どんなにインフルエンザの予防を徹底しても接触率が高いので、かかってしまう確率も高くなることが予想できます。

 

なのでインフルエンザの可能性がある子供の看病は、何人かで交代しながらおこなうと我が家のように大人への被害が拡大する恐れがあるので、1人に看病する人を決めてしまった方が感染を最小限にくい止められる気がします。

あとはインフルエンザにならないために、常日頃から情報はキャッチしておいて、流行り始めたら人混みは避けた方が良さそうです。

参考までに、国立感染研究所から全国の「インフルエンザの流行状況」を確認できるようになっているマップがありますので、インフルエンザの状況をネットで簡単に確認したいときは使うのもよいですよ。

NIID国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」

最後に、インフルエンザにかかったら・・・

インフルエンザは予防も大事ですが、どんなに予防してもなるときはなるし、子どもが一緒にいれば親はおちおち横にもなっていられません。

でもお父さんやお母さんだって、いつも頑張っているんですから、時にはこれ幸いと100%と頑張らず、自分をこれでもかというほど甘やかして、回復に力をいれてくださいね。

少しでも早く回復できることを心より、祈ります。

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