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手足口病の症状と保育園の出席停止期間

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Unsplash / Pixabay

今月1歳になったばかりの次女。
2日前くらいから、軽いプツプツした発疹が見られるようになりました。

皮膚科で受診したところ、特に問題はないと言われました。
しかし、顔から足まで細かい赤いポツポツがあったのと、通っている保育園で湿疹の出る夏風邪が流行しているということから、「出来れば病院に行ってきた方が良い」と言われたので小児科を受診してきました。

その結果、「コクサッキーウィルスによる、手足口病だね」と診断されました。
手足口病は、かかってしまったらどうすれば良いのでしょうか。

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手足口病とは何か

手足口病は、コクサッキーウィルスやエンテロウイルなどのウィルスが原因で、手足や口の中に水泡性(水ぶくれ)の発疹が起こります。
「ヘルパンギーナ」や「プール熱」と同じように、夏風邪の一種として暑い時期を中心に感染することが多く、全体の9割が5歳以下の乳幼児がかかるという報告があるので、小さい子供は要注意です。

手足口病は一度かかると同じウィルスに対して免疫がつくので、次はかかりにくいとされています。
しかし、手足口病のウィルスは何種類もあるため、違うウィルスが原因となって何度もかかることがあり、一年に何度もかかっている人もいるようです。

手足口病の症状や特徴

  • 感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足の裏などの2~3ミリほどの小さな発疹が見られる
  • 顔や手足、お尻や背中など、体全体に発疹が見られる場合が多い
  • 熱はあまり高くならないことが多いが、感染したウィルスによっては高熱が出る場合もある(高熱の継続はまれで注意が必要)
  • 爪の根元に発疹が出来ると、1カ月ほどしてから爪がはがれたりする可能性がある
  • 1週間ほどすると、自然に症状は落ち着いてくる
  • 唾液や便などからウィルスが消えるのは、約1か月後くらいと長期間かかる
  • 発症して、10日~2週間くらいは、感染のリスクが強い
  • 子供より、大人の方が重症化しやすい

といった特徴があります。

発疹が出るので、夏風邪の「ヘルパンギーナ」や「プール熱」と間違えやすいかもしれません。
ヘルパンギーナは高熱と喉のみの発疹、プール熱は高熱が続く症状のため、熱があまり出ず、体に発疹があれば「手足口病」の可能性が高いので違いの判別がしやすいですね。

手足口病は、「基本的に予後が良いので、あまり心配しなくてよい病気だよ」と小児科の先生に言われました。

ですが喉の発疹などにより、食事をするときに痛くて、食欲がなくなると脱水の恐れがあったり、他にもまれに髄膜炎を合併する可能性があるようです。
なので、高熱や嘔吐などの違った症状が出てきたら、その時は再度小児科を受診するように言われました。

次女が手足口病にかかった時の様子

次女は一番熱が高い時でも、37.5℃しか発熱していませんでしたが、顔や手足、お尻と全身に赤い細かいポツポツした発疹が見られました。

ただ食欲もあり機嫌もよいので、発疹さえなければ病気と気づないくらいです。

1日目-赤いポツポツした湿疹が少し体に見られる

夕方長女と次女を保育園に迎えに行くと、先生から「次女ちゃんの、お腹の周りに赤いポツポツした発疹がありましたので、ご家庭でも様子を診てください」と言われました。

私から見ても、ちょっとお腹や背中の部分に、赤く小さいポツポツした発疹が見えましたが、あせもかなと感じる程度です。
食欲もあり、活発に遊んでいました。

2日目-湿疹が体中に広がっていく

湿疹が、手足やお尻の部分など、どんどん広がってきました。
手足口病の発疹に痒みはないと言われますが、次女は顔の部分を時々掻く仕草が見られたので、多少の痒みはあるようです。

3日目-37.5℃の発熱と体中の湿疹が継続

朝になって、初めて37.5度まで熱が上がっていましたが、その日のお昼にはすぐに36.6℃まで下がり、発熱は1度きりでした。
顔から、体、手足といたるところに、赤い細かいポツポツした発疹が広がり、特にお尻から足の膝小僧くらいまでは発疹が強く出ていました。

この日は、37.5℃の発熱があった為、保育園をお休みして様子を見ました。

4日目以降-体中の湿疹が継続

熱もなく、食欲もあり、元気がありますが、発疹はかなり出ていました。

手足口病の治療方法

手足口病に対して、効果のある薬はありません。
そのため、手足口病の場合、病院に行かずに自然治癒を待つという人も見られるようです。

次女の場合は小児科に行ったら、対処療法として、かゆみを和らげる「セルテクトドライシロップ」という薬を出してもらいましたが、やはり対処療法としての薬なのか、痒みが完全におさまらず、夜中は痒みからか少し泣いて起きることもあります。

手足口病は、他の人にもうつるのか

手足口病の感染経路は主に3つあり、約9割が5歳以下が感染します。

・飛沫感染(ひまつかんせん)・・・くしゃみや鼻水などによる感染
・接触感染(せっしょくかんせん)・・・発疹などが肌に触れたり、タオルなどの共有による感染
・糞口感染(ふんこうかんせん)・・・子供の便に触れることによる感染

この3つの感染源だと、保育園や幼稚園で感染するのはわかる気がします。

我が家の次女の保育園では、0歳児クラスの子供はほぼ同じ時期に、5人中1人を除いた4人が、みんな手足口病に感染しています。
また、他の年齢のクラスでも感染した子がいると聞いていますので、手足口病の感染力は、かなり高いと思った方がよさそうです。
とはいえ、5歳以上の子供や大人にもうつる可能性があります。
大人がかかると子供よりも重症化しやすく、40度近くの高熱が出たり、爪が剥がれたりと症状が強く出るようです。
看病している親は体力を落とさないように、子供から感染しないように十分注意しなくてはいけません。

 

※2016年07月31日追記:

私、夫、3歳の長女が手足口病にかかり、私と長女は39度の高熱が出ました。

なぜか5歳の長男だけ感染していませんが、感染力が非常に強く、大人にも移りますので、注意してください。

手足口病になったら、保育園の登園可能はいつから

手足口病は、数年前から文部科学省による「第三種の感染症」から外れたので、出席停止期間を設けられていません。

なので感染力は強いものの、通っている保育園での出席停止の規定がなく、医師から保育園登園OKと出ていれば、休まずに登園することも可能ということです。

次女の通っている保育園では、熱が37.5℃以下の場合であれば、発疹が全身に出ていても登園をさせるお母さんが多かったです。

手足口病の感染を予防するには

インフルエンザなどのように、手足口病はワクチンによる予防がありません。
なので、できるだけ手足口病にかからないように、生活の中で気を付けるしかありません。

  • 手洗い、うがいをしっかりする
  • マスクをつける
  • タオルなど、肌が触れたものを共有しないようにする

当たり前の対策しかありませんが、これで完璧に予防できるというものがないので、やれることをやるしかありません。
私は自宅の玄関先にアルコール消毒を置いて、感染していない長男・長女に予防しているのと、感染している次女のオムツ替える時には注意を払っています。

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