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出産近くに30歳の夫が転職活動!その時、妻の私は何を思ったのか

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ThomasJ / Pixabay


私が2人目を妊娠し、8カ月目の時に、30歳の夫から「地元に戻るために、転職活動を行いたい」と相談されました。

夫には「転職頑張って、やってみたら」と答えましたが、その反面で、「出産直前の不安定な時期に、なぜこのタイミングで?私の精神面や身体的な負担とかを考えないのかな」と腹立たしい気持ちにもなりました。

幸いにも、夫は転職活動をして数か月後には採用通知を貰いました。

その後、長女を出産して1か月後には新居などの準備をはじめ、産後2か月後には夫の実家にある土地へ引っ越しと慌ただしく、家族四人で新たなスタートを切りました。

妊娠中や産後は、精神的にも肉体的にも無理がたたり、体調を崩したり、育児ノイローゼ気味になったりとトラブルも多く発生しました。

その時々の、妻側の意見としてどのように感じたかを書きます。

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夫は転職活動をなぜこの時期に始めたのか

なぜ夫は、私が妊娠中の不安定な時期に、転職活動を始めようと思ったのかわからなかったので、聞いてみました。

すると、夫は私の二人目の妊娠が判明し、自分が生まれ育った土地で子供を育てたいという意識が強くなったことと、今の仕事環境(忙しいときは日が変わってから帰宅する等)に対して不安を感じていたそうです。さらに、私が「30歳くらいになると少しずつ転職するにも大変みたいよ」という言葉に焦りを感じたことから、この時期に転職を決意したそうです。

 

妻の立場としては、いい迷惑です。

私から見れば、本当に子供のこと考えるのであれば、むしろ「子供が幼稚園に上がる前」や「小学校に上がる前」に移動した方が、私も子供も負担が少ないであろうと考えていました。

ですが、私が夫に「今の会社にもう少しいたら?」と言ってしまうと、たぶん無理して働いて、からだを壊してしまうのではないかと不安もありました。

なので、縁がなければ転職もうまくいかないだろうし、うまくいけばきっとこれも何かの縁だろうと思って、転職活動を阻止するのはやめました。

転職活動中の夫の様子

夫は地方のIT系の求人を探す為ために、9社の人材バンクに登録しました。
結果は、紹介してもらえた案件はほぼ0と惨敗でした。
夫が希望する職種は、都内の求人は多いけれど、地方になると求人数が少なく、ハローワークやUターン情報をこまめにチェックしていてもなかなか見つかりません。

転職活動をしていたときの求人状況

  • 大手の人材会社・・・
    案件が多そうなので登録しましたが、地方求人の件数は少なかったです。
    たまに夫に紹介される企業は、今までとはまったく畑違いの企業であったり、臨時職員だったりと条件があいませんでした。「今はご紹介できる案件がないので、見つかり次第ご連絡します」と言われ、連絡が無かった会社も多かったです。

 

  • マイナビのスカウト・・・
    最初は簡単な経歴だけしか書かず、いっこうにスカウトが来ませんでしたが、自分のプロフィールや履歴書等の内容を真面目に詳しく書き直した途端、スカウトが2件来ました。
    ただし、自分の希望していないような職種や土地の求人が来るなど、やはり条件面でミスマッチが多くありました。

 

  • 県が実施している無料での就職支援のサイト・・・
    登録すると、求人情報の検索が行うことができ、実際に何社かの企業が来るガイダンスや履歴書の書き方、面接の仕方、就職に関する相談ができました。ただし、転職活動初心者の人向けなのか、転職活動に慣れている人や求人だけを知りたいだけの人などは、インターネットで済ませられるため不向きかと思います。

 

夫は2か月間、転職活動が進まない状況が続き、仕事も残業続きと重なっていたため、身体に疲れが見えはじめました。

私は、夫に対し「今、そんなり無理して頑張らなくてもいいのでは」という疑問と、「頑張ってるのなら、応援すべきだろうな」という、色々な感情が湧き出てきて、どう応援していいものか迷いました。

転職活動中の夫に、転機がおとずれる

転職活動を休まず続ける夫が、インターネット上で、希望しているIT系の求人を見つけました。

夫の地元の人材エージェントが紹介している求人だったので、紹介してもらえないかメールをしてみたところ、すぐに人材会社から連絡があって、トントン拍子で面接をすることになりました。

 
夫は、人材会社の担当者との面接で、地元の求人が数件あるうちの、1件を紹介されました。
勤務地・給料面・その他の条件とも希望にマッチしていたので応募をしましたが、筆記試験に合格できたものの、面接は残念ながら不合格でした。

 
落ち込む夫。
落ち込む私。
関係なく電車を眺める息子。
もうすぐ産まれてきそうな娘。

 
私は、「転職活動は簡単には、成功しないんだな」という思いが強くなり、夫への転職まで時間がかかると思いなおしました。

 
ですが、転職面接の不合格後、前回の地元密着型の人材会社からもう1つの求人を紹介され、求人の仕事内容は事務職で、給料面と勤務地はクリアしていました。
会社の規模もある程度大きいので、すぐにリストラなどの可能性も低く、社内の雰囲気も良く、離職率も低いと条件は良いのですが、問題は希望した休日より少なかったことです。

夫は少し躊躇していましたし、私も家族との時間が減ることへの不安がありますが、それでも求人があっただけでも前進なので「受けてみてもいいんじゃない」と言ったところ、夫は私が出産した直後に、地方の人材会社から紹介された求人に応募。

転職活動は、時間との勝負なのはわかりますが、なぜこのタイミングなのでしょう。

2人目が生まれたばかりで、私がまだ入院中の時期に応募って、、、。

 
とりあえず、履歴書・職務経歴書を新しく書き直して、人材会社に送付するとすぐに面接になりました。
第一次・第二次面接を終え、すんなりと合格!!

 
「こんなにすぐに転職が決まるものなのか?」とか「今のタイミングで本当に転職するの」という不安をよそに、転職面接2社目にして合格が出たのを、夫も喜びました。

私も夫が喜んでいるところに、水をさすわけにもいかず、表情が固いものの、一緒に喜びました。

 
その後夫は、もう一度転職後の条件のすりあわせを面接で行いましたが、ここで気になったのが「給料」。

月額の提示は希望金額ですが、年収が希望年収に届いていなく、足りない分は残業代で補うということです。

 
人材会社の人に給与金額を交渉できないか相談したところ、応募した会社に連絡をしてくれましたが、その会社の社長が心象を悪くしたとのことで内定を保留になってしまいました。
人材会社の人から再度連絡が来まして、もう一度お互いの意見をすり合わせたほうが良いと言われたので再度じっくり面接をすることになりました。

 
夫はこの企業の仕事内容や社長の雰囲気、地方で転勤がないことなどがとても気に入っており、条件面が完璧に満たしていないけれども採用されたら、ここで頑張りたいと考えてましたが、正直、私は金銭面の話が出たからといって保留にするような会社で大丈夫なのかという不安がありました。

 
けれど、私なりに夫の条件を全部満たす求人をずっと検索していますが、この企業よりも条件が良い企業が無いことと、夫がやる気になっているので採用されることがあれば、私が働きに出て一緒に頑張ればいいのかなとも思うようになりました。

転職結果

内定が保留になっていた企業との最後の面談をしてきた夫は、人材会社の人はかなり難航してるような言い方をしましたが、先方は最終確認をしてから契約書を渡したかっただけらしく、安心して帰ってきました。

そして、しっかりと押印のきちんとしてある内定通知書をいただきました。

 
転職活動は、求人を約半年間弱。
紹介された求人は3件。
2件申し込んで、1件合格し、そこで終了しました。

転職が決まったと思ったら、現状の職場は冷ややかになった

夫は、転職先の内定を貰い、新しい会社に入社が決まったので、今いる会社に退職の意思を示す必要があります。

退職意思を示すためには、今いる会社で決まった形式の退職届を出す必要があるのですが、これは上司に退職の意思を示すと上司から退職届を貰えることになっています。

 
さっそく、夫は上司に退職の意思を示しました。
時間もあまりないのですぐに退職する意思を伝え、少し引き止めにあっていた夫ですが、次の仕事が決まっていることを伝えたところ退職願がすぐに受理されました

「次が決まってるなら、もう止めても無理だもんね」と上司に言われたらしいです。
部長からは「引継ぎ終わったらもう休んでいいよ」とまで言われたそうですので、ありがたい話です。

とは言っても、引継ぎがなかなか終わらず、毎日仕事に行くことになりましたが、人材会社にも退職願が受理されたことを伝えて、まずは退職日が決定しました。

 

退職日までの出来事

退職が決まったことが周囲に知れ渡ってきた夫。

残業の申請に行くと、部長レベルのひとから無視をされていたようです。
話し掛けてもすべて無視され、残業届が出せないとのことで帰って来ました。その後、部長レベルの人は謝ってきたそうですが、謝るくらいならやらないでほしいです。

忙しい時期の退職だし、今回は立て続けに退職者が出てるから嫌な気持ちはわかりますが、他の会社はどうなのでしょうか?
できる限り仕事の区切りの良い時期を狙って退職した夫ですが、やはり人が辞めるということは他の人に仕事の負担がいきますから難しいですね。

 
そして妻の立場としては、子供は生まれたばかりだし、まだ1歳の長男は手がかかるし、夫の愚痴も聞いてあげて、自分も体調が万全ではないので、正直疲れました。

転職する本人が疲れるのはもちろんですが、周りでサポートしている人も気をつかいますので、疲れるものです。

退職日

朝は皆に一言挨拶をしたそうですが、それはそれは渇いた拍手をいただけたそうです(笑)
乾いていようとなんだろうと、拍手してもらえただけありがたいです。

 
とりあえずデスク周りを片付け、あとはできる限り仕事を終わらせてくるように頑張ると出社。

夜は同期から送別会をして貰い、帰ってきましたが、辞める時になって少し寂しさが出てきたそうですが、新天地でも色々な人とのつながりができるように頑張るそうです。

転職後の状況

入社当日

今日は朝の朝礼で皆に挨拶をして、その後は書類関連の手続きを行いました。
まだ初日ということももちろんありますが、会社の雰囲気もとてもゆっくりとして夫も安心したそうです。

就業後ほとんどまっすぐ帰ってきたので、今までにないくらい早い帰宅でした。

繁忙期などは遅くなるようですが、それ以外は「そんなに遅くならずに毎回帰れるかな?」と夫が言っていました。

 

転職1ヵ月後

昨日、夫は職場で「今週で忙しい時期も終わりだから来週からかなり暇になるぞ~」と言われたそうです。
2~3日以外は、5時の定時で帰ってきています。

 
前の職場では、忙しい時期は終電なんて当たり前にあったのに、あまりの違いすぎに驚きです。
私は育児を手伝って貰えるので、本当に助かりますし、「家族と一緒にご飯を食べられるような職場がいい」と希望してた夫の願いは叶ってます。
仕事も楽になり、気持ち的に楽になったそうです。

 
ただ問題は、給料が減り、田舎では車が必須だったりと出費が続き、生活がギリギリです。
田舎なら、子供を三人なら余裕で育てられると言われましたが、まったく違っていました。

夫の言うことを自分で調べずに任せたのは、私が甘かったなと反省していますが、妊娠中・産後はなかなか頭が働きづらいので、妊娠中のうちに生活環境がどのようになるか整えておいたほうが良かったなと思います。

転職して5ヵ月後

給料

以前の仕事より、基本給が1ヶ月に4万円下がるという辛い状況ですね。
ちなみに以前も高給取りではありませんでしたので、今回がかなり低くなったということです。

仕事について

最初の頃は残業も少なく早く帰ってきてくれたのですが、最近ではだいたい毎日1時間程度残業があるようになりました。

夫は「以前は終電とかもあったから、全然違う」と嬉しそうですが、私から言わせて貰えば「どっちみち残業あるでしょう」と言いたいです。
転職前に夫は、新しい会社からは「残業はほとんどないと思う」と言われていましたが、やはりありました。
残業は当たり前なのかもしれませんが、新しい慣れない土地では早く帰ってきて欲しいものです。

 
そして、休日が減ったのはかなり負担を感じるようになりました。
その分、年末年始などしっかり休みをとれるようになりましたが、日曜日しか休みが無いので、私もほとんど子供の相手をし続けていて、休めず辛いです。
仕事の愚痴は減りましたが、やはり時には仕事内容を愚痴っていますね。

仕事のやりがい

以前の仕事は次から次へと仕事があって終わらない状況だったようですが、今回の職場はどちらかというと自分で仕事を見つけていかないとやりがいにつながらないようです。

職種が違う(SE→事務)ということも1つあると思いますが、とは言え周囲の人も優しく、今のところ問題なく毎日コツコツと仕事をしています。

最近では仕事も慣れてきて、任せられることも多くなった様子。
時々ミスはあるようで、そういった時は落ち込んで帰ってきますが、私も疲れているので励ますのは少しだけです(笑)

全体的に

今回の転職に関してですが、全体的に見ると夫の転職は良かったと思います。
夫は肉体的にも、精神的にも楽になった様子ですし、家族の時間は土曜出勤があるにも関わらず増えたので平日は朝も夕飯も家族全員で、ご飯を食べることができるようになりました。

給料が下がったことに対する不満はありますが、夫の転職目的がそもそも給料アップではなくて、地元に戻って仕事をすることだったのでここは仕方ないのでしょうね。

 
ただ、妊娠中・産後の夫の転職は、思った以上に気も張っていたし、慣れない生活環境と慣れない2人育児と、かなり精神的に追い詰められた部分がありました。

妻として、妊娠中・産後の夫の転職はどのように感じたか

夫の転職は、転職する夫自身も不安でしょうが、それ以上に妻の立場からもかなり不安ですし、負担でした。

特に妊娠中・産後は、自分の体のことや育児に対する不安を抱えている状態なのに、夫のことも考えたり、気配りしたりと、自分もフル回転で動いていました。

たとえ、私体調が悪くなっても、新しい職場の夫は、有給もないし、休むことも出来ません。
「夫は休めないから、私が頑張らなければ」と毎日気を張っていて、子供に対しても余裕を持って接してあげたいと思っていたはずが、余裕がなくなり、最終的には子供に負担がいってしまいました。

 
3人目の妊娠中に、夫がまた転職したいと言ってたとしても、よほど今の生活よりも良くならない限り、私はきっと「NO」とはっきり言うと思います。

 
夫の転職は、妻の生活に確実に影響します。

たとえ住居の移動を伴わない転職であっても、生活の状況が変われば、妻に負担がかかるのです。

 
なので、妻が夫の転職に対して、阻止をする「嫁ブロック」をする人が多いのは、この大変さを現実問題としてとらえていたら、当たり前のことだと思います。
夫は、転職に対して挑戦したい意欲や不安、将来について色々と思うことはあるでしょう。

でも女性は、意外に現実的な部分を見ている人も多いし、生活や環境が変化する不安の方が強い人も少なからずいると思います。

嫁ブロックは、夫側からしたら、自分を応援してくれないと思うかもしれません。
でも、ある意味では妻のセーフティーネットでもあって、夫の夢が膨らんでいるところに、妻が現実的かつ客観的な視点で止めてもらっていると思ってもいいのかもしれません。

 
妊娠中・産後に夫が転職したいと言ったなら、それは本当に夫のためになるのか、そして夫にとってのメリットだけでなく、自分と子供がその転職によって、幸せになれるのかを明確にしておくと良いと思います。

もし夫の転職が、自分や子供にとって良い点がないなら、はっきり「NO」と、夫に伝えてましょう。

妊娠中や産後のお母さんは、まず第一優先に生まれてくる子供のことを考えてあげてくださいね。

転職する夫に言いたいこと

夫は自分だけが、新しい環境で大変と思っているかもしれませんが、その周りで関わっている妻や家族にも負担がかかっているのを覚えておいてほしいです。

夫の転職活動を、妻が応援してくれるのであれば、感謝を伝えてあげてください。

そして、転職先では、どのような仕事をすることになって、給料、残業などの労働条件を踏まえ、今後自分たちがどのような暮らしになるのかをしっかり企業(聞きづらい場合は転職エージェントでも可)に聞いて、家族に優しく教えてくれたら良いと思います。
できれば家族に対して、転職した先の未来をどのように考えているのかも、私だったら伝えてほしいです。
それだけでも、夫の転職に対して、不安がだいぶ和らぐと思います。
それでも将来が見えなかったり、不安が強すぎる場合は、夫の転職を家族が応援することは簡単にできないと思います。

勝手に自分の気持ちだけで転職をするのも上手くいけば大丈夫かもしれませんが、女の人って意外と根にもつと思うし(私だけかな?)、失敗したら夫婦間に溝ができると思います。

それに夫の転職活動って、妻としては少しでも何か役に立ちたいと思うものです。
もちろん夫の転職活動に反対している場合は違うかもしれませんが、それでも皆、夫のことを心配して見守っていることは共通しているのではないでしょうか。

私の場合は、夫に「こんな求人あったよ」と紹介すると、夫は「この求人だったら良さそうだね。さっそく登録してみるね。ありがとう」などと素直に聞いてくれます。
それって本当に妻としてはなにより嬉しいんですよ。

 
家族のいる人が転職する場合は、家族の気持ちも大事にして欲しいと思います。
そして、嬉しい時は皆で喜べたらより一層嬉しいですから、まず今夫の転職が必要なことなのかどうかを夫婦で確認し、お互いが譲歩できる部分までしっかり話し合えるといいですね。

そして妻が、転職活動を応援するも、阻止するのも、夫のためを思ってくれている部分も忘れず、夫婦で同じ方向をもう一度見直す良い機会につなげてみてはいかがでしょうか。

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