妊娠・出産

妊娠中や出産後、引っ越しする場合に注意したいこと

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Peggy_Marco / Pixabay

私が2人目を妊娠中、夫が地元に帰りたいと言って転職活動を始めました。
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私が2人目を出産後1ヶ月も経たないうちに次の転職先が決まり、私は産後1か月半になる前に引っ越しを終えなければならないという状況になりました。

夫の地元でも私にとっては知り合いもいない慣れない土地。
また、産後すぐで体力もしっかりと戻っていない状況でそもそも引っ越しができるのかすごく不安になりました。

それでも私も体調を崩すわけにはいかないし、引っ越しの時期をずらせるわけではないので、なんとか産後1か月半で引っ越しを終えましたが、その体験から気づいた妊娠中や産後の引っ越しをどのように注意したらよいかを書きたいと思います。

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産前産後はどちらの引っ越しが楽か

私の場合は出産後すぐに引っ越しをするしかありませんでしたが、引っ越しの時期を産前産後で選べるのであれば、私は妊娠中に引っ越しをしてしまうことをおすすめします。

妊娠中に引っ越しをするメリット

妊娠中に引っ越しをしてしまうことをおすすめする理由は、3つあります。

自分の体調にだけ気を使えばいい

一つ目は、赤ちゃんに時間をとられないからです。
赤ちゃんによっては、生まれてすぐからほとんど寝ていて手がかからない場合もありますが、我が家の長男のように音や環境の変化に敏感なタイプの赤ちゃんだと、ぐずることが多くて赤ちゃんに手を取られてしまい、引っ越し作業どころではないと思います。

 
ちなみに2人目の長女は、赤ちゃんの時は眠っていることが多く、あまり手がかからないタイプでした。

それでも引っ越しの作業中にお腹がすいて泣いたり、おむつが汚れたのを替えたり、寝かしつけたりしていると、赤ちゃんに時間がとられてしまい、引っ越し作業に集中できませんでした。
なので、赤ちゃんがいない妊娠中の方が引っ越しはしやすいと思います。

 

赤ちゃんを連れて外出する必要が減ったり、手間が減る

次に二つ目のメリットとして、妊娠中に引っ越しすると、産後に赤ちゃんを抱えてバタバタと書類の提出する必要が少なくなります。

私の場合は産後1か月半で引越しをしましたが、その時に住所変更や子供に関する届け出なども一緒に行いました。

基本的に我が家は夫が書類関係などの手続きをしくれましたが、どうしても夫が会社の休みがとれない時は、代わりに私が子供を連れて手続きしなければ行けない場面が何度かありました。

子供を連れて外出するだけでも大変なのに、役所での待ち時間に子供が泣かないか気を使い、あげくの果てには書類のミスがあってもう一度足を運んだりするのは本当大変でした。

なので、妊娠中に引っ越しをしてしまい、早めに手続きを終えてしまった方が楽だと思います。

 
それと私のように産後1か月半くらいで引っ越しをすると、産後1か月の保健士訪問は引っ越す前の地域でしてもらうのか、引っ越し先の地域でしてもらうか曖昧だったり、産後3~4か月(または9~10か月)検診で、市町村ごとに実施する時期がずれたりしてしまって、自分で赤ちゃんの検診状況を把握したり、連絡しなくてはならないなど一手間が出てきてしまったりすることがあります。

 
産後は何かとバタバタしやすいので妊娠中に引っ越ししてしまった方が、赤ちゃん抱えてオロオロしなくてすみますよ。

 

産後はどんな状況になるのか予想できない

最後の三つ目は、産前に引越しした場合、産後の体調が悪くても既に引越しが終わっているので心配がないことです。

これは妊娠中にも同じことが言えますが、出産は大仕事ですので、出産後に体調を崩す可能性があります。
体調が悪い時に、赤ちゃんを抱えて引っ越しをしなければいけない状況って大変ですよね。

そうならない為にも、体調が良ければ妊娠中に引っ越しをしてしまった方が楽だと思います。

 
ここまでは妊娠中に引っ越すことをおすすめしましたが、一つだけ妊娠中に引っ越すことに大きなデメリットがあります。

妊娠中に引っ越すデメリット

それは里帰り出産などをのぞいて、自分で新しい地域の「産婦人科」の受け入れ先を見つけなければならないことです。

 
今は、人気の産婦人科だと妊娠初期の段階で分娩予約が埋まってしまうことがあります。
そうなると妊娠の週数が経つにつれて、自分が産める産婦人科というのは限られてくるので、自分の希望に沿った病院を選べない可能性があります。

それに加えて県外に引っ越しした場合は、妊婦の助成券を変更する必要があったり、助成券の妊娠中の検査項目が多少違う場合もあることに気をつける必要があります。

 
妊娠中にしろ、産後にしろ引っ越しは大変なことですので、重い荷物を持たないようにしたり、無理せず自分の体調を優先することが大事ですが、できれば赤ちゃんを抱えて引っ越しをするよりも妊娠中に引っ越しをするのが良いと思います。

出産後に引っ越しをする場合の工夫

とはいえ私のように家族の事情で、どうしても産後にしか引っ越しができない場合もあるでしょう。
そういった場合は、産後できるだけ工夫をして引っ越しを乗り切ってください。

 
産後のお母さんの多くが工夫しているのは、引っ越し会社の「らくらくパック」ですね。
「らくらくパック」のプランは、引っ越し料金は高くなりますが、貴重品の管理以外のほとんどを業者に任せてしまえるので、赤ちゃん連れや子供を連れているお母さんには人気があるそうです。

 
ただし、らくらくプランは引っ越し会社によっても金額が違いますし、見積もりをとってからどれだけ交渉できるかによっても金額が変わってきますので、1社だけでなく複数見積もりは出しておいた方が損はないです。

 

私が引っ越し業者の見積もりの為に使ったサイトはここですが、比較サイトで一括申し込みをした後は、すぐに業者さんからひっきりなしに連絡が来ました。


私は電話連絡が来ない会社や電話の対応が良くない、または押し付けが強い営業をしてくる会社は排除して、最終的には3社まで業者を絞ってから、最後は夫が気に入った「アリさんのマーク引っ越し」業者に頼みました。

らくらくパックを使わず、節約してみた結果

私が今回関東から東北に家族四人で、引っ越しにかかった費用は20万円ちょうどです。
らくらくパックだとお値段がちょっと高いので、引っ越しの当日まで使う台所用品の全ての梱包と大きな不用品を回収してもらうことだけを引っ越し業者に頼み、あとは自分達で準備しました。

 
らくらくパックを使わずに節約した結果、引っ越しをしてから1か月以上も段ボールの山がなくなりませんでしたし、やはり引越し準備に子供たちの邪魔が入って大変でした。

 
もうすぐ2歳になる長男は、意思疎通ができますが、このくらいの年齢の子供だと私が荷物を入れているそばから、それを引っ張りだしてみては、洋服ケースの中に自分が入ってみたり、ダンボールを倒してみたりと基本的に邪魔しかしません。

 
お昼寝の時はまとめて寝てくれるので、その時間は引っ越し作業が進みますが、そんな時に限って赤ちゃんがお腹がすいて泣きだすので、手を取られてしまいました。

最終的に子供が引っ越し準備の邪魔をしないように、遊んでもいいような段ボールを作っておいて気をひいたり、DVDを見せたりしてなんとか時間を作ってみましたがそれでも進まず、私が子供を連れて外に出てる間に夫が一人で黙々と引っ越し準備をしました。

 
2DKに住んでいて物が比較的に少なかったので「らくらくパック」は使わなくても大丈夫だろうと思っていましたが、やはり子供がいながらの引っ越しの準備は非常に大変だなと痛感しました。

産後に引っ越しを終えて感じること

子供と一緒の引越しは想像以上に疲れました。
引越しをするのであれば、私はできれば産後よりも、妊娠中に引っ越ししてしまう方が楽だと思います。

それでも子供がいながら引っ越しする必要に迫られたのであれば、私のように「節約やったる!」という人は、子供がまだ自分で移動ができない赤ちゃんのうちか、または小学生くらいである程度大きくなっている時期を選んだり、子供がいて引っ越し準備が大変そうであれば「らくらくパック」などを使って楽にする工夫をした方が良いかなと思います。

 
「らくらくパック」を使わないのであれば、子供の数よりも大人の数が少ないとどうしても引っ越し作業が進みませんので、誰かに子供を預けてしまったり、友人や両親に引っ越しに手伝いをしてもらったりと、子供よりも大人の数を多くして引っ越し準備をするのも一つの手ですよ。

 
妊娠中や産後の引っ越しは、お母さんも不安がたくさんあると思います。
私自身もせっかく仲良くなったお母さんたちや自分の両親と離れて、知らない土地で不安だったり大変な思いもしましたが、新しい場所でまた新しいつながりができました。

特に子供が生まれてから今まで知らなかったお母さんと話す機会があったり、担当の保健士さんに子供の相談をしたりと、今までとは違った場所や話す機会が増えました。

 
とにもかくにも、妊娠中や産後の引っ越しはまずお母さんが体調を崩さないように体に気を付けてください。

大変な時は、夫や引っ越し業者に頼めることは頼んでしまいましょう。
色々な引越し会社の色々なプランのパターンで見積もりをとってみて、家計の負担が少しでも軽くなるようなプランでたくさん交渉してみてくださいね。

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