こんにちは、くらしの手帖を運営している日向あかりです。
「掃除がめんどくさいと感じて全然やる気が出ない」「片付けもめんどくさくてつい後回し」「本当は部屋をきれいにしたいのに、掃除が嫌いすぎて現実逃避してしまう」そんなモヤモヤを抱えながら、スマホで掃除がめんどくさいと検索してたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
特に仕事や育児でへとへとの主婦にとっては、掃除がめんどくさい気持ちはごく自然な反応ですし、「この疲れやメンタル状態は病気なのかな」「うつっぽくて掃除する気力が出ない」と不安になることもありますよね。一人暮らしの方でも、誰も見ていない分、掃除がめんどくさい休日はベッドから動けない…という声をたくさん聞きます。
このページでは、そんな掃除がめんどくさいと感じる背景や原因を、メンタルや生活環境の視点からやさしくほどきながら、今日から試せる小さな工夫やタイマーを使ったやる気アップのコツ、家事代行などに頼る選択肢までまとめて紹介します。完璧主義を手放しつつ、「死なない程度に心地よく暮らす」現実的なラインを一緒に探していきましょう。
- 掃除がめんどくさいと感じる本当の原因
- メンタル不調や疲れと掃除の関係
- タイマーや音楽などでやる気を起こす具体策
- 家事代行や道具に頼るラクな選択肢
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掃除がめんどくさい原因と本音
まずは「自分は怠け者だから掃除がめんどくさいんだ」と責める前に、その気持ちがどこから来ているのかを一緒に整理してみましょう。脳のクセや生活リズム、メンタルの状態、家族との家事バランスなど、いろいろな要素が重なって「もう掃除したくない」という気持ちになっていることが多いです。原因が見えてくると、対処法もぐっと選びやすくなります。
掃除が面倒でやる気出ない日
「今日は掃除なんてとても無理…」という日、実は多くの場合、心と体のエネルギーが底をついているサインです。仕事や育児、人間関係でフル稼働したあとに、さらに掃除でフルパワーを出すのは難しくて当たり前なんですよね。
人の脳は、すぐにうれしいことを優先する性質があるので、掃除のように労力のわりに報酬を感じにくい作業は、どうしても後回しになります。気づいたら、スマホで動画を見たり、お菓子をつまんだりしてしまうのも自然な流れです。
掃除が面倒に感じやすいタイミングの例
- 仕事から帰った直後で、体力も気力も残っていないとき
- 子どもを寝かしつけたあとで、自分の時間を死守したい夜
- 部屋が散らかりすぎて「どこから手をつければいいの?」と固まるとき
こんな日は、「部屋全体をきれいにする」ではなく、玄関だけ、テーブルの上だけなど、範囲を意識的に小さく切り分けるのがおすすめです。たとえば「ゴミを3つ捨てたら終わり」と決めてしまうのも立派な掃除。ハードルをぐっと下げることで、「めんどくさい」のハードルも一緒に下がります。
掃除とメンタル不調の関係
「最近、掃除がめんどくさいどころか、何もする気になれない」「前は普通にできていた家事がつらい」と感じるときは、メンタル不調が隠れている場合もあります。睡眠不足や長期間のストレス、ホルモンバランスの変化などで、心のエネルギーが少なくなると、まず影響が出やすいのが家事のような日常のタスクです。
うつ傾向が強くなると、頭がぼーっとして段取りが組めなかったり、集中力が続かず、掃除に取り掛かっても途中で力尽きてしまうこともあります。そんなときに「掃除すらできない自分はダメだ」と責めてしまうと、さらに自己肯定感が下がり、ますます動けなくなる悪循環に陥りがちです。
こんなサインが続くときは要注意です
- 何週間も掃除だけでなく、料理や洗濯も手が付けられない
- 好きだった趣味にも興味が持てない日が続いている
- 眠れない、または寝ても寝ても眠い状態が続いている
無理に自分だけで抱え込まず、心療内科やメンタルクリニック、自治体の相談窓口など、専門家や公的な窓口に相談することも選択肢に入れてみてください。
ここでお伝えしている内容は、あくまで一般的な目安にすぎません。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、体調や心の状態について不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
掃除のメリットを実感する工夫
掃除がめんどくさいと感じる大きな理由のひとつは、「やってもあまり報われない」と感じてしまうこと。そこで、あえて掃除のメリットを“見える化”して、自分の脳に「掃除って意外といいじゃん」と思わせてあげるのがコツです。
たとえば私は、ビフォーアフターの写真を撮るのが定番になっています。キッチンシンクや洗面台など、掃除の前後を撮って並べてみると、ちょっとした変化でも「おお、がんばった私!」と実感しやすくなります。
掃除のメリットを感じやすくするアイデア
- 写真アプリでビフォーアフターアルバムをつくる
- 終わったらカレンダーに「◎」「△」と一言メモを書く
- 掃除のあとはお気に入りのコーヒーやスイーツをご褒美にする
また、「汚れがひどくなる前にパパッと終わる掃除」にシフトしていくと、メリットをさらに実感しやすくなります。たとえば、重曹やクエン酸などナチュラル洗剤をうまく使うと、ゴシゴシこすらなくても短時間で済む掃除が増えます。重曹の基本的な使い方は、掃除の重曹の使い方総まとめで詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。

主婦の掃除とメンタルの悩み
「掃除がめんどくさい」と検索している方の中には、専業主婦や共働き主婦の方も多いはず。同じ家族と暮らしているのに、自分だけが掃除を気にしているような感覚があると、それだけで心がすり減ってしまいます。
よく聞くのが、「夫は頼んだことはやってくれるけれど、頼まないと動かない」という悩み。妻側は家全体の状態や、今後の汚れの予防まで見ているのに、夫側は「目の前で指示されたタスク」だけしか見ていないことも多く、このギャップが大きなストレスになります。
家族と掃除をシェアするための第一歩
- 「何をどこまでやると完了なのか」を紙に書き出して共有する
- 家事のリストをつくり、担当をざっくり分ける(トイレ、風呂、床など)
- 完璧でなくていいので、やってくれたら必ず一言感謝を伝える
いきなり100%公平な家事分担を目指すと、話し合い自体がしんどくなってしまいます。まずは「自分が今一番しんどい部分」をピンポイントで相談するくらいの気持ちで、少しずつ負担を分けていけるといいですね。
掃除や家事の負担が大きすぎてメンタルがつらいと感じる場合も、ここでの話はあくまで一般的な例です。具体的な対処方法については、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
掃除がめんどくさいに勝つ考え方
掃除がめんどくさい気持ちに振り回されないためには、考え方の「ハードル」を下げてあげることがとても大切です。私がいつも意識しているのは、「モデルルームを目指さない、生活できる程度でOK」というラインづくり。
たとえば、床に物が散らばっていなくて歩ける、キッチンのシンクに生ゴミが山積みになっていない、トイレがひどく臭わない。このくらいの「死なない程度に快適な状態」を基準にしておくと、「今日中に家じゅうピカピカにしなきゃ」というプレッシャーから解放されます。
マイルールの例(書き出しておくと便利です)
- 床に物が3個以上落ちていたら、5分だけ片付ける
- シンクにお皿が10枚以上たまったら、必ず洗う
- トイレは週1回、どんなに忙しくても5分だけ掃除する
このように、自分の中で「ここまでできたら合格」というラインを書き出しておくと、掃除がめんどくさい日でも、「全部できなくても、この1つだけはやろう」と気持ちを切り替えやすくなります。
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掃除がめんどくさい日の楽な工夫
ここからは、具体的に掃除がめんどくさい日でも動きやすくなる工夫を紹介します。タイマーを使って一気に片付ける方法や、音楽や名言で気分を上げるアイデア、心を落ち着かせる掃除のやり方、そして家事代行に頼る選択肢まで、ラクに続けるための現実的なテクニックをまとめました。
タイマー習慣で掃除が面倒克服
「今日は絶対やりたくない…」というときほど、役に立つのがタイマー習慣です。掃除がめんどくさい理由のひとつは、「どのくらい時間がかかるのか分からないから」。そこで、最初から時間を区切ってしまうと、脳の負担がぐっと減ります。
おすすめは、キッチンタイマーやスマホのタイマーで5分だけセットする方法です。「5分だけなら我慢できるか…」という気持ちでスタートしてみると、不思議と手が動き始めます。やっているうちにエンジンがかかり、そのまま10分、15分と続けられる日もありますし、「今日は5分でやめる」と決めて、本当にそこで終わらせてもOKです。
タイマー掃除のコツ
- エリアを1か所に絞る(リビング、キッチン、玄関など)
- 「床の見えている部分だけ」など、ルールをゆるく決める
- タイマーが鳴ったら、続けるかやめるかは自分に委ねる
「毎日30分掃除」など大きい目標を掲げるより、5分の小さな積み重ねのほうが、掃除がめんどくさい気持ちを抱えたままでも続きやすく、気づいたら部屋全体が少しずつ整っていきます。
掃除に効く名言でやる気出す
やる気が出ないときは、言葉の力を借りるのも意外と効果的です。短いフレーズを目に入るところに貼っておくと、「よし、ちょっとだけやろうかな」と気持ちが動きやすくなります。
たとえば、私が好きなのは次の3つです。
掃除前に見ると効くフレーズ例
- 「完璧より、ちょっとマシを目指そう」
- 「5分後の自分をラクにするための5分」
- 「未来の私に怒られない程度でOK」
これらをスマホの待ち受けにしたり、冷蔵庫や洗面台の鏡にマスキングテープで貼っておくと、掃除がめんどくさいな…と思った瞬間に、ふっと視界に入ってきます。心に響く名言は人それぞれなので、自分なりの「掃除に効く言葉」をノートにメモしておくのもおすすめです。
また、掃除中のBGMもかなり重要です。テンポの良い音楽やお気に入りのプレイリストを流すだけで、「掃除時間=ちょっと楽しい音楽タイム」というイメージに書き換えやすくなります。
掃除と瞑想を組み合わせる方法
実は、掃除と瞑想はとても相性が良い組み合わせです。難しく考えず、「今ここでやっている動きに意識を向ける」だけでも、気持ちが落ち着き、掃除がめんどくさいストレスが少しやわらぐことがあります。
例えば、床を拭くときには、雑巾が床の上を滑る感覚や、腕の動き、洗剤の香り、床がさらっとしていく感触などに意識を向けてみます。頭の中に別のことが浮かんできたら、「あ、考えごとが出てきたな」と気づいて、また目の前の動きに戻るだけ。
マインドフル掃除の簡単ステップ
- 深呼吸を3回してから、1か所だけ掃除を始める
- 見た目よりも「手の動き」「水の音」「香り」に意識を向ける
- 考え事が浮かんだら、責めずに「今ここ」に戻る練習をする
このやり方は、すぐに劇的な効果が出るわけではありませんが、「掃除をしながら心を整える時間」に変えていくきっかけになります。あくまで生活の一例としてご紹介しているので、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、心身の状態に不安があるときは最終的な判断は専門家にご相談ください。
家事代行で掃除の面倒を手放す
掃除がめんどくさい気持ちが長期間続いていたり、仕事や育児、介護などでどう考えても時間も体力も足りないときは、家事代行やハウスクリーニングを使うのも立派な選択肢です。日本ではまだ「他人に家事を頼むのは贅沢」というイメージがありますが、心と体を守るための投資と考えても良いと思っています。
特に、レンジフードや浴室のカビ、窓・サッシ掃除など「一度リセットしてもらうと、その後がかなりラクになる場所」にスポットでお願いすると、コスパも良くなります。たとえば、浴室のカビ対策や防カビアイテムの使い方は、掃除でカビ予防に何を使う?完全ガイドで詳しくまとめているので、業者に依頼したあとの日常メンテナンスにも役立ちます。

家事代行・業者を選ぶときの注意点
- 料金体系(定額・時間制)や交通費などの有無を事前に確認する
- 損害保険への加入状況や、スタッフの研修内容をチェックする
- 女性スタッフ希望や在宅必須など、自分の安心条件を整理して伝える
料金やサービス内容は会社によって大きく異なり、ここで紹介していることはあくまで一般的な目安です。正確な情報は各社の公式サイトをご確認いただき、契約前の最終的な判断は専門家やサービス提供者にご相談ください。
「一度プロに徹底的に掃除してもらう→その後は自分で軽くキープする」という流れにすると、掃除がめんどくさい気持ちを抱えたままでも、部屋のベースをきれいに保ちやすくなります。
掃除がめんどくさい日もメリット意識
最後に、掃除がめんどくさいと感じる日こそ思い出してほしいのが、「掃除そのもの」ではなく、その先にあるメリットに目を向けることです。たとえば、窓ガラスをきれいにしておくと、朝の日差しが部屋の奥まで入りやすくなり、気持ちよく目覚められます。結露を減らしておくとカビ予防になり、健康面でも安心材料が増えます。窓や結露まわりのケアは、冬の結露対策のまとめも参考になるはずです。

掃除がめんどくさいときは、「今日やらないことで、未来の自分がどれくらい大変になるか」を一度イメージしてみてください。たとえば、今5分でできる排水口掃除を放置すると、1か月後には30分以上かかる大仕事になってしまうかもしれません。
掃除がめんどくさい日の問いかけ
- 「このまま放置したら、1週間後の自分はどうなっている?」
- 「今日5分動けば、どれくらい未来の自分がラクになる?」
- 「今やる掃除は、誰のためのやさしさ?」(→未来の自分や家族のため)
もちろん、毎日きちんと掃除をしなくても大丈夫な日もあります。大事なのは、「掃除がめんどくさい」と感じる自分を責めすぎず、その時々の体調や生活リズムに合わせて、できる範囲のケアを選んでいくこと。
このブログでは、重曹やクエン酸などを使ったラクな掃除の工夫や、季節ごとの家しごとのコツもたくさん紹介しています。気になる場所があれば、「玄関の砂の掃除」「重曹の使い方」など、サイト内検索から気になるテーマも覗いてみてくださいね。
ここまで読んでくださったあなたが、「掃除がめんどくさい」と感じる日にも、自分を責めすぎず、少しだけハードルを下げながら暮らしを整えられますように。ここで紹介した内容や数値のイメージはすべて一般的な目安ですので、正確な情報は公式サイトをご確認いただき、健康や安全、お金に関わる判断については、最終的な判断は専門家にご相談ください。
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