洗濯のりを使ったスライム作りは、家にあるものや100円ショップの材料で手軽に楽しめる遊びです。この記事では、定番のホウ砂入りスライムから、ホウ砂を使わないレシピ、ラメ入り・2色マーブルなどのアレンジまで、子どもと一緒に楽しめる作り方をまとめてご紹介します。
– 洗濯のりを使ったスライムの基本的な作り方
– キラキラさせたり色をつけたりするアレンジ方法
– 安全に遊ぶための注意点や片付けのコツ
上記について、詳しく解説しています。
初めて挑戦する方でも失敗しないよう、手順を分かりやすく紹介しました。この記事を読めば、安全に楽しく世界に一つだけのオリジナルスライムが作れることでしょう。ぜひ参考にしてください。

スライム作りの前に|安全に楽しむためのポイント
- 小さな子どもには、絶対に口に入れないことをあらかじめ説明する
- 遊んでいる間は、必ず大人がそばで見守る
- 目や顔をこすらないように注意する
- 遊んだあとは、石けんでしっかり手洗いをする
- 机や床が汚れないように、新聞紙やビニールシートを敷く
- 遊び終わったスライムは流しやトイレに流さず、「燃えるゴミ」として捨てる
洗濯のりの使い方と注意点
スライム作りに使う洗濯のりは、成分を確認して正しく計量することが、失敗しないための大切なポイントです。どの洗濯のりでも良いわけではなく、必ず成分表示に「PVA(ポリビニルアルコール)」と書かれているものを選びましょう。
なぜなら、スライム特有のとろりとした感触は、洗濯のりの主成分であるPVAと、ホウ砂水溶液が化学反応を起こすことで生まれるからです。PVAが含まれていない製品を使ったり、分量を間違えたりすると、うまく固まらずベタベタになるなど、がっかりする結果になりかねません。
ただし、ホウ砂は口に入ると危険なため、必ず保護者の方が取り扱い、遊んだ後はしっかり手洗いをするようお子さんに伝えてください。また、完成したスライムの誤飲事故を防ぐため、小さなお子さんから目を離さないことも重要になります。
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① 基本の洗濯のりスライム(ホウ砂使用)

材料
- 洗濯のり(PVAタイプ)… 100ml
- 水 … 50〜100ml(やわらかさで調整)
- ホウ砂 … 小さじ1
- ぬるま湯 … 50ml
- 食紅または水彩絵の具 … 少量(色付け用)
- ボウル … 2個
- スプーンまたは割りばし(混ぜる用)
作り方
- ホウ砂水を作る
コップや小さめのボウルに、ぬるま湯50mlとホウ砂小さじ1を入れ、よく混ぜて溶かしておきます。 - 色付き洗濯のりを作る
別のボウルに洗濯のり100mlと水50〜100mlを入れて混ぜ、好みで食紅や絵の具を少量加えて、均一に色がつくまでよく混ぜます。 - ホウ砂水を少しずつ加える
色付き洗濯のりのボウルに、ホウ砂水を小さじ1ずつくらい少しずつ加えながら混ぜます。だんだん固まってきて、全体がまとまってきます。 - 手でこねて仕上げる
ボウルの中で、手にベタベタつかなくなるまでよくこねます。固すぎるときは水か洗濯のりを少量足して調整しましょう。
② ホウ砂なし!コンタクト洗浄液+重曹スライム
ホウ砂の粉を直接使わずに作れるレシピです。コンタクト洗浄液の成分に「ホウ酸・ホウ砂・ボロン系」が含まれているものを使います。
材料
- 洗濯のり(PVAタイプ)… 100ml
- 水 … 50〜100ml
- 重曹 … 小さじ1
- ソフトコンタクト用洗浄液 … 小さじ2〜3
- 食紅または水彩絵の具 … 少量
- ボウル
- スプーンまたは割りばし
作り方
- ベースを作る
ボウルに洗濯のり100mlと水50〜100mlを入れ、よく混ぜます。 - 色をつける
食紅や絵の具を少量ずつ加え、好みの色になるまで混ぜます。 - 重曹を加える
重曹小さじ1を加え、ダマがなくなるまでしっかり混ぜます。 - コンタクト洗浄液を少しずつ加える
洗浄液を小さじ1ずつ入れながら、よく混ぜます。だんだんと固まってスライム状になってきたらOKです。まだベタベタする場合は、洗浄液を少しずつ追加します。 - 手でこねて硬さを調整
手でこねて、ベタつくときは洗浄液を少し、固すぎるときは水か洗濯のりを少し足して好みの柔らかさに調整します。
③ 完全ホウ砂なし!片栗粉スライム(ぷにぷに不思議な感触)
ホウ砂やボロン系の成分も避けたい場合におすすめのレシピです。「スライム」というより、不思議な泥遊びのような感触遊びになります。
材料
- 片栗粉 … 100g
- 水 … 100〜150ml(様子を見ながら調整)
- 食紅 … 少量(色をつけたい場合)
- ボウル
作り方
- 片栗粉をボウルに入れる
片栗粉100gをボウルに入れます。 - 色付きの水を作る
別の容器で水に食紅を少量混ぜ、色付きの水を作ります。 - 水を少しずつ加えながら混ぜる
片栗粉に色付きの水を少しずつ加えながら、スプーンや手で混ぜます。
「ぎゅっと握ると固まるのに、手を開くとトロっと溶ける」くらいの状態になれば完成です。
テーブルの上に広げて、手で押したり、握ったり、すくったりして感触遊びを楽しみましょう。
④ キラキラ楽しい!ラメ入りスライム
ラメを入れると、見た目が一気に華やかになります。ベースは①または②のスライムレシピを使います。
追加で用意するもの
- ネイル用ラメまたは手芸用ラメ … お好みの量
- 透明タイプの洗濯のり(あるとよりキレイ)
作り方のポイント
- ①または②の作り方で、色付き洗濯のりの工程(ホウ砂水・洗浄液を入れる前)まで作ります。
- そのタイミングでラメをスプーン1〜2杯入れ、全体に行き渡るよう混ぜます。
- その後、ホウ砂水またはコンタクト洗浄液を少しずつ加えてスライム状にしていきます。
ラメは最初からではなく、途中で加えると全体に散りやすくキレイに仕上がります。
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⑤ 2色・マーブルスライムの作り方
2色のスライムを組み合わせると、マーブル模様のスライムが楽しめます。
作り方
- 2色のスライムを作る
①または②のレシピで、同じ分量のスライムを2回作り、食紅や絵の具で色だけ変えます(例:青とピンクなど)。 - 2つのスライムをくっつける
出来上がった2色のスライムを軽くくっつけて、少しだけ折りたたむようにこねます。 - マーブル模様を楽しむ
3〜4回程度折りたたむと、きれいなマーブル模様ができます。混ぜすぎると1色になってしまうので、ほどほどのところで止めるのがポイントです。
遊び終わったあとの片付け・保管方法
- スライムが机や床についたら、すぐに拭き取りましょう。
- 服についた場合は、すぐに水洗いをし、落ちにくい場合は中性洗剤で優しくもみ洗いします。
- スライムはラップや保存袋に入れ、乾燥しないようにして短期間なら保管できますが、変色・臭いが出てきたら処分します。
- 処分するときは、スライムをビニール袋などに入れてから「燃えるゴミ」として捨て、絶対に排水溝やトイレには流さないようにしましょう。
仕上がりに合わせた洗濯のりの選び方
主成分である「PVA(ポリビニルアルコール)」の濃度や、その他の配合成分によって、スライムの透明度や固まりやすさが大きく変わるからでしょう。それぞれの洗濯のりの特徴を事前に知っておくことで、お子さんと一緒に理想のスライム作りを楽しめます。
「せっかく作ったのにうまく固まらない」「もっとキラキラした透明なスライムが作りたかった」といった経験がある方もいるかもしれません。実は、市販されている洗濯のりは製品によってPVAの濃度が異なり、これがスライムの性質を左右する大きな要因なのです。
濃度が高いものはしっかりとした弾力のあるスライムになりやすく、低いものは柔らかく伸びやすい仕上がりになる傾向があります。具体的には、カネヨ石鹸株式会社から販売されている「カネヨノール」は透明度が高いため、ラメやビーズを入れてきれいなスライムを作りたい場合に最適です。
一方で、ダイソーなどで手に入る「PVA洗濯のり」は比較的固まりやすく、初めてスライム作りに挑戦する方でも失敗しにくいでしょう。作りたいスライムをイメージしながら、目的に合った洗濯のりを選ぶことがポイントです。
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洗濯のりに関するよくある質問
洗濯のりを使ってスライムを作る際、「安全性は大丈夫?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。安心してスライム作りを楽しむためには、洗濯のりの成分や正しい使い方を知っておくことが大切です。
このセクションでは、そんな洗濯のりに関するよくある質問とその答えを分かりやすくまとめました。特に、小さなお子様が直接手で触れて遊ぶものだからこそ、成分や安全性について気になるのは当然のことです。
また、洗濯のりには様々な種類があり、主成分によってはスライムがうまく固まらないケースも少なくありません。こうした背景から、製品選びや万が一の際の対処法について、事前に確認しておきたいという声が多く寄せられています。
具体的には、「スライム作りに適した洗濯のりは?」という質問がよくあります。
答えは、主成分に「PVA(ポリビニルアルコール)」と記載されている製品を選ぶことです。例えば、カネヨ石鹸の「カネヨノール」や100円ショップで手に入るものが代表的でしょう。
「もし目に入ったらどうする?」
という質問には、すぐに大量の水で洗い流し、異常があれば医師に相談することが基本的な対処法となります。
まとめ:洗濯のりでスライム作り!親子で不思議な感触を楽しもう
洗濯のりを使ったスライム作りは、工夫次第でいろいろなアレンジが楽しめます。同じレシピでも色やラメ、混ぜ方を変えるだけで、子どもにとっては毎回新鮮な遊びになります。安全ポイントと片付けのルールをしっかり決めた上で、親子で一緒にスライム作りの時間を楽しんでみてください。
自分だけのオリジナルスライムを作る過程で、創造力や探究心もぐんぐん育っていくはずです。まずは少量の洗濯のりとコップ一つから、気軽に始めてみることをおすすめします。
このスライム作りが親子の素敵な思い出の一ページになると嬉しいです。
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