子育て・育児

【3歳】服が少しでも濡れると着替えたがる子供への対応方法

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Kaz / Pixabay

我が家の3歳の次女は、手を洗っていて、袖に少しだけでも水がついただけでも着替えたがります。

袖がほんの少し濡れただけなので、私は「そのうち乾くよ。大丈夫」と笑顔で返すのですが、次女は「着替える」と譲りません。仕方なく、濡れたところをドライヤーで乾かしたり、服を着替えさせたりしていました。

次女は少し神経質なところがあるのかなと思っていたところ、最近になって、毎朝パンツがほんの少しだけ濡れてしまうたびに、「おかあさん、パンツぬれた。かえる~」と言い張り、「このくらい大丈夫だよ。乾く、乾く」と答えてみるものの「いやだ~」と泣き出して、パンツを履き変えるまで動きません。

トイレの後も、ほんの少しの拭き残しでもお尻が濡れたままパンツを履いてしまうと、「パンツかえる~」と始まるので、朝はパンツ洗いが日課になりました。

次女は3人目の子供。長男も長女も濡れることにそこまで神経質ではなかったので、気になり調べてみました。

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①保健師さんに相談

保健師さんに「3歳の次女がパンツが濡れるのを嫌がって、すぐ着替えてしまうんです」と相談してみたところ、「それで、お母さんはどう対応しているの」と聞き返されました。

「次女には濡れてもすぐ乾くよ。大丈夫だよ。と言っても納得しないので、最近は着替えさせちゃうことが多いですね」と答えたところ、「こだわりを強めちゃうかもしれないから、着替える以外の他の方法を探した方がいいのでは」と言われました。

”濡れた=着替える”ということではなく、子供には濡れたから拭く。濡れたから乾かす。濡れたから我慢する。など色々選択肢を増やしてみてはどうかと提案されました。

②他のお母さんに相談

次女と同じように洋服が水に濡れたりすると嫌がったり、洋服の素材にもこだわりがある小学生と年中さんのお子さんを2人持つお母さんがいましたので、相談してみました。

このお母さんは保健師さんの意見とは違っていて、「子供が気になっているんなら、洋服を変えてあげればいいんじゃないかな」と言っていました。選択肢を増やすことよりも、着替えたいという子どもの要望に応えてあげることで安心させてあげたらいいんじゃないかという意見です。

ちなみに小学生のお子さんの方は、「小さい時よりも、大きくなって少しずつこだわりがなくなっていった気がする」そうです。

 

他に、次女と同じ3歳の子供がいるお母さんに相談してみたところ、「うちの場合は子供は汚れていても気にならないから、着替えなくて困る」という我が家の次女とは違うことで困っていたり、洋服の素材にこだわりがある、タグがチクチクするらしくて切ってあげないとダメというお子さんもいました。

 

他のお母さんたちの話を聞いているうちに、我が家の長女(5歳)がはまっている「おしっこ ちょっぴりもれたろう」の絵本の中で、「そとからみたらわからないけど、みんな それぞれ そのひとにしかわかんない こまったことがあるんだな・・・」を思い出し、本当に子供って色々なんだなと感じました。

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③保育園の先生に相談

そして保育園の先生にも相談してみたところ、「最近、卒園も近いことだし、次女ちゃんの心配が下(パンツ?)の方に行っているのかもしれませんね」と言われました。

保育園ではパンツが濡れるたび(トイレにいくたび)にパンツを変えることはないそうですが、卒園が近くなっていることで、次女を含めて子供が不安になってしまうことがあるようです。

だから「パンツが濡れて気になるのはストレスと関係しているかなと思うので、お母さん次女ちゃんが安心できるようにたくさんぎゅっとしてあげてくださいね」と言われてます。

次女がパンツが濡れるのを気にしているのは、心の不安定さと関係しているかもしれないので、安心させてあげることで次女も気にならなくなると思うという意見でした。

「感覚過敏」があるのか?

子供が濡れることを嫌がる原因を調べていると、次女に少し似ている例を発見しました。

Q5 服が少し濡れたり汚れたりしただけでも、着替えないと気が済みません。外出時でも、その場で服を脱いでしまい困ります。どうしたらよいでしょうか?

出典:自閉症のある子どもの 理解と支援 Q&A集

そうそう、次女もパンツが濡れるとすぐに脱ぐんですよね。私といる時は外出中のトイレでも、「濡れたからパンツ変えて」と言うので着替えを忘れたりすると大変です。

この質問に対して、

服が少しでも濡れたり汚れたりしただけで着替えようとする理由には、感覚面の過敏性があります。私達にとっては「ちょっと濡れただけ」の状態であっても、子どもにとっては非常に不快に感じている場合があります。濡れて服が湿っていたり体に貼りついたりする感触が、どうしても苦手で我慢できない子どもがいます。

と書かれていました。

やっぱり次女は、パンツが濡れている感覚が不快なんでしょう。

 

このケースは「自閉症のある子どもの 理解と支援 Q&A集」からとっているものですが、発達障害の人にはこの「感覚過敏」の方が多いそうです。「感覚過敏」があるからといって、「発達障害」ということではありませんし、次女のケースが「感覚過敏」に当てはまるかどうかはわかりません。

【対策】次女が納得する方法を探してみた

次女がパンツが濡れて不快なことがわかりましたので、今まで色々な人から意見をいただいのを試してみました。

  1. 「大丈夫」「少ししか濡れていないから平気」など笑顔で対応
  2. 回数を気にせず、パンツを変えさせる
  3. 濡れたところを、タオルで拭く
  4. ドライヤーなどで乾かして、同じパンツを履かせる
  5. 抱きしめて、安心させる

①「大丈夫」などでなだめるは×

次女に「大丈夫」「ちょっとだけだからすぐ乾くよ」と笑顔で難度が対応してみたところ、「かえて~」と逆に泣きがひどくなりましたので失敗。

②パンツを気にせず変えるは〇

「ぬれた、かえて~」の要求にこたえてあげて、「お着替えしよう」というと泣くこともなく、すぐに落ち着きました。

ただし外出先でも寝起きでもいつ言われてもいいように、パンツを常備しておく必要があります。荷物を持っていく以外の手間はありません。

③濡れたところをタオルで拭くは×

濡れたところをタオルで拭いてあげて、優しく「大丈夫だよ」と行ったところ、即効でパンツを脱ぎだしました。パンツをそっと「もう大丈夫だから」と言って戻すものの「いやだ~」の繰り返しで、結局着替えることになりました。

④ドライヤーなどで乾かすは△

濡れたところをドライヤーやストーブの前などで乾かしたところ、着替えずにすんだ時と、着替えないと泣き止まない時がありました。

乾かし方が甘く、少しでも濡れていると次女が感じた場合はだいたい「いやー」と泣かれます。

⑤ギューッと抱きしめるは?

子供の安心感を増やすために次女をギューッと抱きしめてみましたが、喜んではいるものの、効果があるのかどうかは全然わかりません。ただ喜んではくれました。

【結果】パンツを変えてあげるのが一番良かった・・・

いくつかの方法を試しましたが、やはり次女はパンツが濡れていることが不快みたいなので、パンツを変えさせてあげてその状況を取り除いてあげることで安心して過ごせています

必ずパンツを変えないと安心しないかというと、気分などによってはドライヤーなどで乾かしてあげれば「大丈夫」と納得して過ごすことができる時もあるので、余裕がある時には、選択肢の中から次女が安心して過ごすことができるようになる方法も模索していきたいと思います。

私は汚れや水に濡れてもあまり気にならない大雑把なタイプなので、次女が毎回パンツを変えることを「なんで、こんなちょっぴりしか濡れていないのに・・・」と思っていました。

夫から「でも、ビショビショの長靴とか履きたくないでしょ」と言われて、程度の問題の違いがあるだけで確かに同じように不快に感じるなと思いました。

これから次女に変化が出てきたり、また他にもこんな方法もうまくいったということがあれば追記していきたいと思います。

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