
jackmac34 / Pixabay
卒園式・入園式、卒業式・入学式の時期が近づいてきました。
我が家は長女(第二子)が、今年の3月に小規模保育園を卒園して、4月から長男と同じ認可外の保育所(公立幼稚園のような場所)に通うことになります。
3月・4月は、子供の成長を感じられて嬉しい気持ちはあるものの、子供の卒園・入園とあわただしく、それに合わせて準備するものがたくさんあるのでうんざりすることもありますよね。
その中で忘れてはいけないのが、卒園式や入園式で着る親や子供の衣装です。
私は長男の入園式には、某大手ショッピングセンターでフォーマルのジャケットを購入して、手持ちのワンピースに合わせました。
そして迎えた入園式当日・・・、他のお母さんが同じジャケットを着ているという少し恥ずかしい状態になってしまいました。
私とそのお母さん以外はあまり気にならなかったと思っていますが、子供の数が少ないので当然ながら親の数も少ないため、洋服がかぶっていると目立ってしまいます。
今回はそんな教訓を胸に、入園の為の洋服は早めの対策をしていこうと思います。
入園式・卒園式・入学式・卒業式のママの服装はどんなものが良いのか
入園式・卒園式・入学式・卒業式のママたちの服装は、「フォーマルスーツ」の他に、「セレモニースーツ」、「セレブレイトスーツ」、「ママスーツ」という言い方をされます。
これは普段着とは異なり、礼服(いわゆるフォーマルウェア)です。
フォーマルウェアでも、正確には正礼装・準礼装・略礼装と分かれています。
子供の入園式・入学式、卒園式・卒業式に臨む親の服装は、正礼装に比べて服装の自由度が高い、準礼装または略礼装ですが、現在は略礼装といった意見が多いように感じます。
入園式はお子さんの成長を祝う記念の式典の一つです。出席する本人、保護者いずれもジーンズなどのカジュアルな服装ではなく、スーツやワンピースなどの略フォーマル服のレベルの服装か、普段よりもワンランク上の服装で参列するのが普通です。
準礼装や略礼装とは、どんな服装なのでしょうか。
【服装】ワンピース、アンサンブル、スーツ、上下単品の組み合わせ等。
【服の色】制約はありませんが、ハレの日ですので色・素材とも地味にならないよう注意しましょう。
【素材】正礼装ほど形式にこだわる必要はありません。シルキータイプのほか、ファンシーツィードなどでもよろしいでしょう。
出典:LOVELY QUEEN Brand フォーマルマナー 昼の準・略礼装について
入園式・入学式には、新しい幼稚園・保育園や学校に行くことになったお祝いの意味や季節が春ということもあり、明るい色のベージュ・白・ピンクなどが好まれます。
卒園式・卒業式は、今までの過程を終えたことをお祝いし、今までお世話になった先生や友達への感謝やお別れするときでもあるので、黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が好まれる、といった意見がありました。
しかし、現在は土地柄によって考え方が異なり、洋服の色合いなどにこだわらずに、アイテムを上手く使って一着で着回しているという方も多く見かけますので、この色の洋服でなければいけないといった決まりは特にないようです。
コサージュは、絶対に着けなければならないものではありません。
ただコサージュをつけると服装に華やかなイメージが加わることや、コサージュは元が相手に喜びを伝えるといった意味合いがあるため、お母さんの中には入学・入園、卒業・卒園といった式典につける人も少なくないです。
コサージュを選ぶときに「黒」だけは、喪をあらわすので避けましょう。
入園式、卒園式の子供の服装
制服がある場合、子供は制服を着ていけば良いのですが、スモックの着用や完全私服の子供の場合は、どんな洋服を着せていけばよいのでしょうか。
我が家の長男の入園式の場合は、当日の子供達の服装は指定がなく自由でしたので、他の人から譲ってもらったスーツを着せました。
【男の子の場合】園服や制服以外の場合には、スーツ、或いは普段着よりも若干お洒落した服装が中心になります。
【女の子の場合】園服(制服)以外の場合には、スーツやブレザー、ワンピースなどが大半です。その他に最近の傾向としては、ボレロ付きワンピース、チュニックなどもあるようです。
当日は入園式だけで、動き回ることがないこともわかっていましたので、長男は格好良く決めて行ったところ、周りの男の子達はみんなカジュアルな普段着だったので浮いてしまい、慌ててジャケットを脱がせて、カジュアルに見せた経験があります。
女の子は綺麗めな格好をしている子供が多く、フォーマルワンピースを着ている子供も少し見かけましたので、男女によっても差がありました。
子供の洋服に関しては、親の洋服以上に事前に情報収集をしておくのが良いと思います。
入園式の場合は、まだ知り合いがいなかったりもしますので、直接先生にどのようなタイプの洋服が多いのか聞くか、あとはフォーマルとカジュアルの間ほどの洋服で乗り越えるのも手かなと思いました。
入園・卒園時期はまだ寒さが残る時期でもありますので、子供達が寒い思いをしないように長めの靴下を履かせたり、タイツを履かせるなどの対策をしておくことをおすすめします。
入園式・卒園式で持っていると便利なもの
入園式や卒園式にスカーフやストールを持っておくと、後でひざ掛けに使えたり、首に巻いたりと防寒対策になりました。
また、入園式・卒園式では、紅白饅頭や書類などを持ち帰ったりするので、少し大きなサブバックを持って行くと便利です。
最低限の持ち物として、スリッパやペンがあると良いかもしれません。
ママの衣装は購入とレンタルのどちらがお得か
では、入園式や卒園式のママの服は準礼服から略礼服くらいのものを探すとして、購入とレンタルでどちらがお得なのか考えてみました。
ママの衣装をレンタルする場合は、どのくらいの値段がかかるのでしょうか。
Cariru | DMM.com いろいろレンタル |
おしゃコン |
|
最低価格 | 8,980円~ | 3,980円~ | 8,900円~ |
クリーニング | 不要 | 不要 | 不要 |
修理費用など | 有料のあんしんプランにより、修理可能な場合は不要 | 故意によるもの以外は不要 | 故意によるもの以外は不要 |
返却方法 | 集荷依頼、またはコンビニ持ち込み | 集荷依頼、またはコンビニ持ち込み | 集荷依頼、またはコンビニ持ち込み |
実際に数万円以上するようなスーツセットが、レンタルの場合は1万円前後で借りられるので、子供の式典の1回しか使用しないとか、すごく気に入った洋服があった場合は、フォーマルウエアをレンタルするのも良さそうです。
私が、妊娠中の入園式に着ていく洋服について悩んだ記事はこちらです。
参考記事
フォーマルウエアのレンタルは、結婚式用のパーティードレスと比べて圧倒的に数が少ないです。
なので、気に入った洋服がなければ、レンタルにこだわらずに購入することも視野に入れてもよいと思います。
購入する場合とレンタルする場合の、両方のメリット・デメリットを下記に載せています。
豊富な種類から選びたい、またはあまり服にお金をかけたくない人は購入が良いかと思います。
メンテナンスなどが面倒だったり、普段着れないような洋服を選びたい場合は、レンタルを選ぶ方がメリットがありそうです。
購入するときのメリット
- 幼稚園の入園式であれば、その後に七五三や卒園式、入学式、卒業式と様々なシーンで使いまわしをすることができる(体系維持が必須)
- 試着をしてから購入することができるので、失敗が少ない
- ネットで購入も出来るので、種類が圧倒的に豊富
購入するときのデメリット
- ブランド品を着たい時や、洋服や小物などをセットで購入する場合は金額がどうしても高くなる
- 近所のショッピングモールなどで購入した場合は、式典の時など他の人と洋服がかぶる可能性がある
- クリーニングなどのメンテナンスや費用がかかる
- 少ない使用頻度だと、レンタルするより高くなる可能性がある
レンタルするときのメリット
- 「組曲」や「23区」の国内ブランドや、海外ブランドの普段では手の届かないブランドの洋服が着れる
- 1回限りの着用シーンなど、使いたいときに気軽に使えたり、流行にのったものを使える
- 洋服だけでなく、バックや小物なども一緒にコーディネートをしながらレンタルすることができる
- クリーニングに持って行ったりと、洋服をメンテナンスする手間が省ける
- 通常利用して起こる破損や、汚れなどは無料、または有料のサービスにより請求されないことが多い
レンタルするときのデメリット
- 人気商品は数か月前と早い時期に予約がとられてしまう
- 借りられる種類が限られる
- 返却日時に遅れてしまった場合は、延滞料金をとられてしまう
- 商品を気に入っても買い取ることができない
- 試着ができないので、サイズ選びに注意が必要
子供用のフォーマルウェアもレンタルができる
子供の入園式や入学式、卒園式や卒業式のために、子供がすぐ大きくなって数回しか着ないフォーマルウェアを買いたくないという方もいるかもしれません。
私もそう思っていたので調べてみましたが、意外にも大人用よりも子供服の方がレンタルの種類が豊富だったり、レンタル料金もお手頃だったりしました。
子供の場合はすぐに大きくなったり、きょうだいでお下がりをさせようとしても体型や好みの違いから、思ったように使いまわしできない可能性がありますので、レンタルをするのも一つの手だと思います。
子供用フォーマルウェアを購入するなら
せっかく購入するなら、かっこよく、かわいいフォーマルウェアを購入したいですよね。
ミルクティは、授乳服とマタニティ服の専門ですが、子供用のフォーマルウェアも取り扱っています。
親のフォーマルウェアは授乳服を兼ねているので、通常のフォーマルウェアではないので注意が必要ですが、親子でお揃いのスーツはとても魅力的です。
お父さんの服装について
忘れちゃいけないパパ達の存在。
お母さんの洋服については上に書いたとおりですが、お父さんたちの洋服はどのようなものを着ればよいのでしょうか。
FUTATAの公式サイトでは、入園式や卒園式、入学式や卒業式の一般行事は、参加者の場合「ディレクターズスーツ」「ブラックスーツ」が一般的です。
パパも子供の入園式や入学式、卒園式や卒業式では、準礼服から略礼服を着ましょう。
今はディレクターズスーツに比べて、ブラックスーツが色々なシーンで使いやすいようです。
TPOの必要性をもう一度考えよう
服装に悩む前にまず、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)を考え直してみましょう。
入園式や入学式、卒園式や卒業式は、あくまで子供のお祝いをする行事ですので子供がメインです。
親の服装は準礼服から略礼服なので、基準はありますが正礼服に比べて自由度が高いので、選ぶのが難しいかもしれません。
またマナーとして正しくても、地域などの違いによって浮いてしまう可能性もなくはありません。
正しいことをしていれば、絶対問題ないと言いきれないところが悩みの種です。
子供のハレの日に、親や子供の服装は大事なことでもありますが、それ以上に発言や行動も大事です。
洋服はばっちり決めてるのに、先生の話を聞かずに他のお母さん達と大きな声で喋っていたり、子供の写真を撮るのに夢中で周りの人に気を配れなければ、周囲の人を不快にさせてしまい、その後の関係にヒビが入ってしまうかもしれません。
せっかくの子供の成長が見られる式典を、子供や親、または周囲の人を嫌な気持ちにさせないように、発言や行動にも十分注意しましょう。
なにより、子供達にとって笑顔あふれる一日になるといいですよね。