2001年に開催された「うつくしま未来博」の施設を再利用した、福島県須賀川市にある昆虫や科学につてい学ぶことができる、(公財)ふくしま科学振興協会 福島森の科学体験センター「ムシテックワールド」。
色々な種類のカブトムシやクワガタ、大きなヘビがいて触れることができたり、工作や科学実験などの体験もできるので、雨の日でも子供達と一緒に楽しく遊ぶことができました。
入館料が安いこともあり気軽に行きやすく、虫好きな子供や大人、また子供の夏休みの自由研究の為に訪れる人も多いようです。
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ムシテックワールドとは
ムシテックワールドは、福島県須賀川の自然豊かな場所にある科学館です。
入口付近のガラス部分に、まずたくさんの昆虫がケースに入って並んでいます。
入り口を入ると、施設は新しく綺麗で、天井も高く解放感のある空間が広がっていました。
ムシテックワールドでは、ただ虫の生態を学ぶだけではなく、毎日色々な体験プログラムが用意されていて、工作や科学実験、自然体験プログラムなど、体験できる参加型プログラムがある為、比較的小さい子供でも楽しんで遊ぶことが出来ます。
ただし参加体験プログラムは事前予約が必要なものもあるので、ムシテックに行くことが決まっているのであれば、一度公式サイトで参加したいプログラムを調べておくと良いです。
[blogcard url="http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/"]
ムシテックワールドの館長は、「バカの壁」の著者としても非常に有名な養老孟司さんです。
なぜだろうランド
昆虫の目線から自然や森の様子を観察できる、体験型の展示室「なぜだろうランド」。
なぜだろうランドの入り口を入ると、そこには虫たちが生きている世界が広がっていました。
部屋のところどころに自分達よりも大きい葉っぱや虫たちがいて圧倒されたり、蚊がどのように人の血を吸うのか見て体験することができたり、カマキリの形をしたバイクがあったり、世界中の昆虫の展示をしていたりと一部屋の中に様々な内容が盛り込んであるので、部屋の中をしっかり見て回ろうとすると時間がかかり、見どころがありました。
我が家の子供達が気に入っていた場所は、蜘蛛が他の虫たちを捕食するアニメーションと葉っぱのトンネルです。
アニメーションでは蜘蛛が他の虫たちをグルグル巻きにする姿や、葉っぱのトンネルではトンネルをくぐった向こう側に、自然の中での暮らす虫たちの様子がテレビで映っているなど、楽しく遊べる工夫がされていました。
なぜだろうランドに入るとすぐ左手にスタッフさんがいて、そこで「ムシはかせクイズ」に参加することができます。
5歳、3歳、1歳の子供達と行ったので、一番簡単な問題で「部屋の中にある5個のステッカーシールの場所を見つける」という問題でしたが、部屋が大きくて探すのにかなり手間取りました。
なんとか5つすべて見つけ出して、答えを持っていくと、ムシシールをもらうことができました。
自由参加の工作は「ぶんぶんごま」
今回子供達と作ったのは、糸と厚紙で作った「ぶんぶんごま」です。
ほとんどハサミくらいしか使わずに作った「ぶんぶんごま」は、作り方は簡単だったものの、厚紙が切りづらかった為に5歳の長男は少し苦戦していて、3歳の長女は一人で厚紙は切れずに、私やスタッフの人に手伝ってもらいながら二人ともなんとか完成させました。
完成させた後、実際にコマを両手で引っ張るとブンブン音がなることに、5歳の長男と3歳の長女は喜んでいました。
ムシテックワールドのプログラムは、2~3日ごとに違ったプログラムを体験することができるので、何度行っても楽しむことができると思います。
サイエンスステージ
サイエンスステージでは、「サイエンスショー」「2080年ムシテック科学研究所」「サイエンスチャンネル」が行われています。
サイエンスステージは定員が100名と広い場所ですが、私達が行ったときは私と子供達3人だけの貸し切り状態で、虫の生態についてのビデオが流れていました。
SUKAGAWAフライトアカデミー
本物のようなコックピットで飛行機の操縦ができる、フライトシュミレーターです。
平日に利用する場合は事前予約が必要なのですが、土日に利用する場合は実施時間に受付で申し込みをすればすぐに体験することが出来ました。
フライトシュミーターは、気軽に体験できる「遊覧飛行コース」(1回200円)と、本格的に飛行機に操縦の練習をするための「フライトレッスンコース」の2種類ががあります。
我が家の場合は小学五年生以上を対象にした「フライトレッスンコース」のパーソナルフライトコースは出来ないし、他にも小さい子供がいたので気軽にお試しできる「遊覧飛行コース」を選びました。
「遊覧飛行コース」は、4人まで乗れるフライトシュミレーターで、福島空港周辺の空を飛ぶ疑似体験が出来ました。
身長110㎝の5歳の長男が飛行機の足元のペダルに足が届いたので、長男が運転席に座り、私が助手席に、妹達は後ろの席に座って開始しました。
「遊覧飛行コース」は、初級・中級・上級と3種類の操縦レベルが選べるようでしたが、運転者が5歳の長男だったことから我が家が試したのは初級だと思います。
まず操縦する間に運転席の長男は、スタッフさんから飛行機の操縦方法を教えてもらいました。
「電源を入れて」「スイッチを押して」「レバーを移動して」などの簡単な操作だったことと、基本的にアナウンスに従って操縦をしていけば運転できるような簡単なものだったので、途中に隣でアドバイスすることもありましたが、5歳の長男でも最後まで操縦することができました。
キッズスペースもある
入り口のすぐそばに、小さいながらもキッズスペースがありました。
おもちゃや本が少し置いてあるので、ハイハイするような赤ちゃんはこの場所で遊ぶことも出来ますし、少し子供達が飽きた場合はキッズスペースで気分転換に遊ぶのも良いです。
キッズスペースの近くには、大人も読める雑誌や本があったり、クワガタの塗り絵が出来る机があるので飽きずにゆったりと過ごすことが出来ました。
フィールドワークの期間は4月~10月
ムシテックワールドで、外に行ってインストラクターから虫や森の説明を受ける「フィールドワーク」があります。
虫好きの長男が喜ぶだろうなと思いましたが、残念ながら11月~3月の期間はお休みだったので、次回は4月~10月の期間にまた来てみようと思います。
施設内のレストラン
施設内にはレストランもありますが、営業日が土日祝と学校が長期休業期間のみ営業と不定休で、営業時間も11時~14時と短いこともあり、私はお弁当を持ち込んで食べました。
他にも同じようにお弁当を持ち込んでいる家族を見かけました。
施設概要
住所:福島県須賀川市虹の台100
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日の場合は開館)、年末年始(12/29~1/3)
開館時間:午前9時~午後4時30分
入場料:大人400円
高校・大学生:200円
小学・中学生:100円
未就学児:無料
(※年間パスポートもあり)
年に1度のムシテック祭りの時は入場無料
年に一度秋に開催される、2日間に渡る「ムシテック祭り」では、入場料無料で遊ぶことができます。
いつもと違う実験や工作つくり、美味しい食べ物や虫との触れ合い、おもちゃドクターで壊れたおもちゃを修理してもらうなど、普段とは違ったムシテックワールドの姿が見られます。