福島県田村市常葉町にある「カブトムシ自然王国 ムシムシランド」のカブトムシ自然観察園で、実際のカブトムシに触ったり、学んだりして遊んできました。
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カブトムシ自然王国 ムシムシランドとは
福島県田村市常葉町にある「カブトムシ自然王国 ムシムシランド」は、自然の中の土地を活かして、実際のカブトムシを見たり、たくさんの種類の昆虫の標本を見ながら学んだりするだけでなく、レストランでご飯を食べたり、宿泊ができたりと色々な楽しみ方ができる場所です。
特に子供たちの夏休み期間は、カブト屋敷やカブトムシ自然観察園で、カブトムシと直接に触れるので、子供を連れたファミリーなどで賑わっています。
カブト屋敷で、昆虫について学ぶ
夏休み期間限定で開いているカブト屋敷。
カブト屋敷は、一つの部屋の中にたくさんの種類の標本がずらりと並んでいて、虫好きの子供たちが興味津々で部屋中を見て回っていました。
世界のカブトムシやクワガタに限らず様々な虫の標本が、その数なんと2000匹以上も見られるので、全部をしっかり見て回ろうとすると時間がかかります。
ここの大目玉はなんといっても、世界で一番大きいカブトムシの「ヘラクレスオオカブト」がみられることと、2007年9月1日に羽化した、体に雄と雌の特徴が混じり合って生まれた「雄雌モザイク型カブトムシ」です。
カブトムシ自然観察園で、たくさんのカブトムシを見たり、触れる体験
カブト屋敷と同様、夏休みの期間限定で開いている「カブトムシ自然観察園」。
カブト屋敷を出て、外の少し急になっている階段を昇っていくと、自然の中の林をネットで覆っただけのカブトムシドームに、自然に近い状態のカブトムシを見ることができます。
カブトムシ自然観察園に入って、少し歩くと、さっそくカブトムシが木に止まっているのが見えました。
ほとんどのカブトムシは、エサの置いてある木に止まっていることが多いですが、木の下にもいるので、見落とさないようにゆっくりと歩いて楽しんでみてください。
「カブトムシとのふれあいゾーン」という場所に行くと、カブトムシがたくさんいるのを近くで見ることもできますし、触ることもできます。
我が家の5歳の長男は、カブトムシふれあいゾーンで、たくさんのカブトムシを見つけて興奮。
カブトムシを見つけては、持ち上げて移動してみたりと、すごく楽しそうにしてました。
男の子って、カブトムシをむやみに戦わせようとしたりするんですね。
私は、わざわざカブトムシのいるところに、新しいカブトムシを置いて、戦わせるのが楽しいのかわかんないのですが、我が家の長男を含む男の子たちは、カブトムシ対決をさせている子供が結構いました。
その辺りのカブトムシを一か所に集めて、戦わせようとしている子供もいたので、カブトムシが芋洗い状態になっていました。
そうするとカブトムシ同士が戦いはじめ、つのの威力でポンと相手のカブトムシを木から落としてしまいます。
スタッフの人に「カブトムシ同士で戦わせて怪我をしないのか」を聞いたところ、「戦ったくらいで簡単に怪我はしないけど、やっぱり弱いカブトムシは長く生きないかな」と言っていました。
カブトムシをよく観察すると、戦わせようと移動しても、すぐに逃げ出すのもいれば、戦いになるのもいたりと色々な動きを見せてくれます。
わざわざカブトムシを戦わせようとしなくても、カブトムシ同士はエサ争いなどで時々戦っていたり、飛んでいる姿など見ることができるので、カブトムシに触れなくても、十分見て楽しむことができます。
それにクワガタと異なり、カブトムシはつのを持ってしまえば、挟まれることもなく持てるので、せっかくなら子供と一緒に触ってみるのも良い機会かなと思います。
私もカブトムシに怯えていた3歳の長女と一緒に、カブトムシのお尻をそっと触ってみました。
その後に、戦って負けたカブトムシが長女の頭に飛んでくるというアクシデントがありましたが、自然観察園だけあって、自然の虫の生き方を学ぶには良い機会になりました。
サマーフェスティバルというイベントを毎年実施
ムシムシランドでは、毎年夏にサマーフェスティバルが開催されています。
自分で育てたカブトムシや当日プレゼントされたカブトムシを使った大相撲大会があったり、縁日やショーなどがあったりと活気づいています。
初代カブトムシ大使に哀川翔さんが就任
哀川翔さんと言えば、昆虫好きで有名ですが、カブトムシも大好きで、毎年自分でカブトムシを5,000匹以上も羽化させているという強者。
そのカブトムシ好きの哀川翔さんは、ただカブトムシを趣味で集めるだけではなく、カブトムシの飼育本の監修を務めたり、カブトムシの産卵セットや飼育セットのプロデュースをするほどです。
そんな哀川翔さんは、2016年8月7日にカブトムシ自然王国 ムシムシランドで「田村市カブトムシ大使」に任命されました。
任命後にカブトムシを呼ぶアドバイスとして、パイナップルを焼酎に浸し、ストッキングに入れて吊るす方法を教えてくれたとのこと。
自然観察園では哀川翔さんのアドバイスの、パイナップル入りストッキングが入口を入ってすぐのところに見られましたので、興味がある人は探してみてくださいね。
ムシムシランドの遊具施設は休園中
以前は、滑り台やスライダー、アスレチック、ポニーの乗馬が楽しめたムシムシランドは、敷地内の除染に伴う廃棄物の一時保管のために、現在休園しています。
残念ながら、今のところ再開の目途はたっていないようです。
施設概要
住所: 福島県田村市常葉町山根字芦坂(あしさか)68番地(付近)
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※「カブトムシ自然観察園」と「遊園地」は全く別の場所ですのでご注意ください。
開園期間: 7月中旬頃~8月中旬頃までの夏休み期間限定
開園時間: 午前9時30分から午後4時30分まで
定休日: 開園期間中の水曜日
料金: 入館料は、カブト屋敷とカブトムシ自然観察園がセットになっています。
大人 300円
小人 250円 (5歳以上)
(※10名以上の団体は、小人のみ割引あり)