2歳差

子供二人の保育参観が同日同時刻でかぶった場合の対応

更新日:

先日、長男と長女の保育参観がありました。

保育参観は、子供達の普段見られない保育園の様子が1年に1度だけ見れるので、とても楽しみにしています。

2歳差の我が家は、今回初めて、年長さんの長男と年少さんの長女の保育参観が、同日同時刻でかぶってしまうという問題が発生しました。

私1人で子供達2人を両方ともつきっきりで見てあげられないし、夫も仕事で休めないので、最初から子供達には「お母さんは、今日は1人で年長クラスと年少クラスを行ったり来たりするから、ちょっと姿が見えないこともあるよ」と伝えたうえで、「でも必ず、あなたたちのところに戻ってくるから心配しないでね」と伝えることで先手を打っておきました。

普段いない親の姿があるので、保育園の先生も、子供達もドキドキだったでしょうが、私も子供達の様子をどうやって見ていくのかドキドキの1日。

2歳差は一度に行事が終えることができるけど、一人ひとりを家だけでなく、保育園でもゆっくり見てあげられないというデメリットも感じる瞬間でした。

 

2つのクラスを行き来してバタバタしてましたが、2つのクラスを比較して見ていると、またいつもの保育参観とは違った視点で子供達の年齢別の成長を感じたりと面白い発見もありました。

スポンサーリンク

保育参観の内容

保育参観の内容は、保育園や幼稚園の雰囲気だけでなく、担任の先生によって内容は違ってきます。

内容を盛りだくさんにする先生もいるし、外遊びをメインにする先生、室内遊びや制作をメインにする先生と、先生のキャラクターによって違うのです。

 

同じ保育所に通っているきょうだいがいて、保育参観が同日同時刻の場合は、最初にある程度の情報を、先生や他のお母さん達から情報収集しておくと、二つのクラスを行き来するときのイメージがしやすいですよ。

 

今回のウチの子達が行っている保育所の場合は保育参観の始まりが、まず全体で一つの部屋に集まって、親子体操をしたり、お話を聞いてから、年長、年中、年少のクラスに分かれて、それぞれ教室に向かうという行程でした。

なので、あとは先生方の性格的な判断と、保育参観の様子を見ながら、タイミングを見計らって両方のクラスを行ったり来たりしました。

 

保育参観の内容は、このように進行していきました。

【5歳児の年長クラス】先生は基本1人体制(補助の先生が時々入る)
・朝の会の挨拶
・歌
・絵本を読む
☆親にサプライズプレゼント
☆制作活動
【3歳児の年少クラス】先生は基本2人体制
・朝の会の挨拶
・歌
☆制作活動

☆マークは、お母さんと子供が一緒に行う活動です。

2クラスとも、最初は朝の会から始まるので「最初にどちらのクラスの方に行こうか」悩みましたが、私が最初に向かったのは、年少クラスの長女がいる部屋です。

長男は保育所に通って、3年目なので友達もいて、保育参観も3回目で慣れています。

また親と一緒にというよりも、自由な時間は子供達同士で、いつも通りに楽しく遊んでいたので、まず最初は初めての保育参観で緊張している長女の部屋に行きました。

子供の性格にもよると思いますが、同じようにきょうだいがいて、他のクラスを行き来しているお母さんは、だいたい一番下の子のクラスに最初にいることが多かったです。

実際の様子はどうだったか?

朝の会の挨拶が始まって、長女の様子を少し見たら、次は長男のクラスへ移動しました。

年少さんのクラスは年齢的にまだ幼いので、少しざわついたり、落ち着きのない様子がまた微笑ましかったりしますが、さすがに年長さんにもなると落ち着いてきて、みんなぴしっとした姿勢で先生の話を聞いていて、お兄ちゃん・お姉ちゃんだなと感心しました。

とはいえ、我が家の長男はちょこちょこドアの方を見ていたそうで、「いつ私さんが入ってくるのかをチェックしているよ」と他のお母さんに教えてもらったので、顔を見ると嬉しそうにしながら、基本はキョロキョロしてました。

 

朝の会や歌の時間などは、親がいなくても先生と子供達でどんどん進行していきますので、こまめに行き来てしていればよかったですが、問題は制作活動です。

 

保育参観の制作活動は親と一緒にやることが多いと思いますが、親子でおこなう活動の場合は必ず「あれ?お母さんいない。お母さんど~こ?」ウェーンとなりやすい場面です。

 

ここは、お母さん頑張りどころ!

 

制作は子供と一緒にどこまでやるか、そしてどのタイミングで他の部屋に移動するのかをいつも念頭に入れておくと良いですよ。

私の場合、長女の方が時間的にも早く制作活動が始まったので、最初はつきっきりで長女と一緒に楽しく仕上げることに集中しました。

 

とはいえ、子供と一緒にのんびり制作していると2つのクラスは回れなくなってしまうので、私自身も先生の話をしっかり聞いて、制作活動をスタートしたと同時に子供と一緒にやるところ、子供が一人でできるところ、親が作るところをわけて考えました。

一番最初に手をつける部分は、子供と親が一緒に作る部分です。

子供が一人でできるところは、自分でもできるし、先生のフォローも入りやすいです。また親が作る部分は、親が頑張ればなんとかなってしまうので、親と一緒に作る部分だけは先に作っておいた方が私はやりやすかったです。

また、移動するときに「ごめんね」という言葉は、子供が不安になってしまうかなと思ったので、私は「ちょっと、お兄ちゃん(妹)のところに行くけど、また戻ってくるからね」と笑顔で、さっさと次へ移動しました。

 

以前、臨床心理士さんから親の不安は子供にも不安がうつると聞いたことがあるので、内心ドキドキしながらも、保育参観で部屋を移動するときは、子供からさっさと離れてしまうのも一つの手ではあると思います。

 

そして戻ってきた時に「待っててくれて、ありがとう。さぁ、続きやろうか」と感謝の言葉を言いながら、何事もなかったようにふるまったら、多少は文句を言われたり、「お母さん一緒にやって」と悲しそうな顔でこちらを向くこともありましたが、子供達も頑張ってくれました。

2人同時の保育参観は先生がフォローに入ってくれることもある

保育所や幼稚園は、きょうだいが在園してるどうかはわかっています。

特に保育参観が同じ日で、同じ時間にやっていれば、私以外にも2つのクラスを行き来してるお母さんはいますので、先生方も状況をわかってくれていました。

きょうだいが他のクラスにいる場合で、他のクラスに親がいくと、その間は先生がそばについて一緒に工作したり、フォローしてくれてました。

もちろん先生が一人だったりすれば難しい場合もありますし、我が家の場合、長男は「お母さんが来てから制作する」と先生に言っていたり、長女から「お母さ~ん」とお願いされたりと一筋縄ではいきませんでした。
先生たちも子供のプロなので、共感してくれていたり、子供の気持ちを上手く乗せてくれたりしてましたよ。

本当に、少しだけでも先生がフォローに入ってくれるのは、それだけでもありがたいことで、心強い存在だなと思います。

保育参観は何をみるのか?

保育参観はその幼稚園や保育園によって色々な目的があると思いますが、先生方はお母さんやお父さん、子供達にとってのいつもと違う保育園の様子を見せて、一緒に笑ったり、喜んだりしてもらえるように頑張ってくれているのかなと個人的には思います。

でも、年の近い子供がいたり、年が離れている兄弟でも行事がかぶれば、その子だけをずっと見てあげるのは不可能です。

また、特に慣れていない年少さんの子供達なんかは、お友達や先生達しかいない部屋に、威圧感たっぷりのお父さん・お母さんがゾロゾロ入ってくるわけですから、子供達だって緊張してそわそわしたり、興奮して騒いでしまったり、親にくっついて離れなかったり、大泣きしてしまう子供がいるのもしょうがないと思います。

 

我が家の長男は、ちょこちょこ覗きに行くたび、みんながまっすぐ立っているところ、フラフラしていたりして集中できていないことがあったり、長女も私から離れずに膝にのったりしてましたが、他の部屋に行っても戻ってきて、子供達と目が合うと途端に笑顔になるのを見て、私もとても嬉しくなりました。

 

長男は家ではすぐすねたり、文句言ったりするのに、保育所では自分のそういった気持ちを言わずに頑張っているし、長女も家では甘えん坊でご飯でさえ「食べさせて」と言ってくるのに、保育所では先生の言うことを聞いて頑張っていました。

反対に「おーい。前を見て、先生の話をちゃんと聞いて」と思うようなこともあり、なんだか私の方が気恥ずかしくなるような気持になることもありましたが、それもまた良い思い出です。

 

 

今回の保育参観では、年少さんのクラスから年長さんのクラスを見に行った時に、年長さんの子供達も年少さんの頃は、どこか頼りなさそうで、お母さんと離れるだけで大泣きしたり、じっとしていられなかったりしていた子供達だったことを思い出しました。

いつの間にか身長も伸びて、自分達で道具を使ってしっかりと制作をしている姿を見て、「できるのが当たり前」という目で見ていたから、子供の気になる部分に目がいってしまいましたが、2年間の子供の成長をとても感じることが出来ました。

 

子供が複数いる場合、お母さんが一人だと、保育参観で一人ひとりの子供をじっくり見てあげる時間は少なくはなってしまうし、大変だと思います。
それでも子供が複数いるお母さんは、100%の愛情を子供一人ひとりに満遍なくそそぐ努力はしていても無理なものは無理です。

自分の目標を思いっきり下げ、子供の笑顔を少しでも見れたら十分くらいに思って構えると、保育参観に行っても大変なだけでなく、楽しく感じることができました。

 

我が家はまた2年後に、今度は長女と次女の保育参観がかぶりますが、バタバタしながらも子供達の笑顔が見れるといいなと思います。

-2歳差

Copyright© たまゆら暮らし手帖 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.