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『稚児行列』に参加決定!準備には何が必要なのか?

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鮮やかな衣装に身を包み、特徴的な化粧をした可愛い子供たちが練り歩く「稚児行列」。

稚児行列にはなかなか参加する機会も少なく、「子供にも親にとっても良い思い出になるから・・・」と、私が住んでいる地域では人気があったりします。

今回、私も知り合いから「稚児行列に出てみない?」と誘っていただいたこともあり、4歳の長女と2歳の次女の二人を、初めて稚児行列に参加させることにしました。

参加しようと思ったのはいいのですが、どこで参加申し込みができるのか、何を準備したらいいのか、そもそも「稚児行列」自体何なのかよくわかりません。

今回は稚児行列に参加しようと考えているお母さんに向けて、調べてわかったことや実体験を通した感想を述べていきたいと思います。

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稚児行列に参加する方法は?

まず「子供たちの健やかな成長を願う」稚児行列には、どのように参加すればよいのでしょうか。

私の場合は子供が保育所から、稚児行列の参加申込書を持ってきたので記入し、申込書と参加料を指定されたお寺に持っていって受付しました。

稚児行列に参加したい場合は、以下の方法で申し込みができることが多いです。

  • 通っている幼稚園や保育園(保育所)からお便りで申込書をもらう
  • 市役所などの公共機関に参加申込書のパンフレットが置いてあるのをもらう
  • お店屋さんで張り紙がしてあるので、そのお店で申込書をもらう

その外にも、神社や寺院のホームページで参加者の募集を募っていることも多いので、確認してみるといいかもしれません。

またその地域に長く住んでいる知り合いがいたら、聞いてみるのも一つの手だと思います。

場合によっては、抽選で選ばれないと参加できなかったり、参加者は地域の人限定のこともあります。
私の住んでいる場所では他の地域に住んでいる人でも参加がOKで、人数の制限もなかったので誰でも申し込みができるようになっていました。

稚児行列に参加するための準備物

稚児行列に参加の申し込みをして一安心。

しかし、申込書を確認したところ、各自用意するもののなかに

  • 白足袋
  • 草履

という文字を発見しました。

「白足袋」はわかるけど、「草履」と「帯」って色々種類がありそうだし、どんなものをどんなお店で選べばいいのか悩みますよね。

実際に私が調べて、購入したものを下記に書きます。

稚児行列の「草履」は何を選べばいいのか?

子供が小さいし、短い距離といえど草履で歩けるか心配だったので、受付したお寺に相談してみたところ「年齢が小さくて子供が嫌がるようなことがあれば、靴でも大丈夫です」と言われました。

なので稚児行列に参加する時の持ち物に「草履」と書かれていても、場所によっては「歩きやすい履物でOK」だったりすることがありますので、心配な方は一度相談してみると良いです。

私は、1000円くらいからあるけど「草履」なんて一度しか使わないし、写真写りはちょっと悪くなっちゃうけど靴でもいいかなと思いましたが、逆に考えれば一度きりの写真だし、草履にしとくべきかと悶々と悩んだ末。

インターネットでもっとお手頃な草履はないかなと調べてみたら、意外にも種類があり、七五三で使えるような可愛いものから健康に良いものと、値段もピンからキリまである中で気になる草履を発見。

子供の足の健康にいい「ミサトっ子」草履

子供の発育に良いとされる「ミサトっ子」草履。

「健康にいい草履なんてあるんだ」と思った程度でしたが、色々と調べていくうちに実は子供の足の健康を考えると、草履をはいたほうが、浮き趾の減少、土踏まずの形成率が増大しているといった結果があるそうです。

参考:西澤(2012)「はだし教育の効果について」,生涯スポーツ学研究

そういえば、義母も「草履は体にはいいんだけどね」と言ってました。

草履の中でも「ミサトっ子」は、草履の名産地の地元の職人さんたちと、兵庫教育大学名誉教授の原田碩三先生と共同開発した足の健康を考えた草履で、保育園や幼稚園でも指定靴として採用しているところもあるほど知名度があります。

種類も、女の子が好きそうなハートやうさぎ柄、男の子だと星やボーダー柄、他にもくまモン柄など結構豊富にあります。

これなら「稚児行列で写真も草履でとれるし」「子供の足の健康にもいい」「1回かぎりじゃなくて、普段から使える」と思い購入を決意しました。

最初は鼻緒の部分が固かったのですが、稚児行列の1週間前くらいから、少しずつ草履を慣れさせておいたこともあるのか、当日は4歳長女、2歳次女ともに、30分間ほどの距離を、いっさい嫌がることもなく自分で歩くことができました

私が住んでいる地域の子供は、草履を履いている子供と靴を履いている子供がだいたい半々ですが、比較的女の子の方が草履を履いている子供が多いと感じました。

稚児行列の帯はどんなものがいいのか

草履は購入したので、次は「帯」です。

どんな帯を買えばいいのかわからなかったので、稚児行列の写真を見たり、色々とネットで調べてみたところ「兵児帯(へこおび)」と呼ばれる、女の子が浴衣を着る時につけるフワフワの帯をしている人が多いようです。

兵児帯を探すと商品を選ばなければ500円くらい~、カラーを選びたいなら1,000円くらい~ありました。

女の子は兵児帯の色にバリエーションがあったので悩みましたが、とりあえず無難そうな赤で姉と妹と違うのがわかるように絞りの部分だけ色違いのものを購入。

女の子は赤やピンクといった暖色系の帯が多かったですが、黄色や黄緑の兵児帯をしている子もいて、それもまた可愛らしかったです。

男の子はやはり青や紺系が多く、緑や黄色などの子供もちらほら見つけました。

稚児行列の白足袋を購入

最後に白足袋を購入。

白足袋は無地と刺繍がついている可愛いものと悩みましたが、子供の足のサイズはすぐに大きくなってしまい次に使う機会もないので、できるだけ安いものを購入してます。

白足袋を購入するときに気を付けたいのが「足袋カバー」。

足袋カバーは足袋を汚れから守るためにあるもので、足袋とは作りがちょっと違うようですが、私はよく違いがわからないため、とりあえず「白足袋」と書かれているものを購入しました。

子供2人の稚児行列の準備費用は高くついた

「草履」「帯」「足袋」を長女と次女の為に、1人1セット購入した結果は「7,626円」となりました。

草履2つ分に加えて、ミサトっこ草履をちょっと可愛いドット柄にしてお値段UPしてしまったことも関係あるでしょうが、子供の人数が多ければ準備する費用もバカにならないなと思います。

とりあえず、準備の為の費用は思っていたより高くつきましたが、子供の準備はこれで終わりなので、次は大人の準備ですね。

【参考までに】子供の服装はこんなものがあると便利だった

上記の3つしか持ち物に書かれていなかったのですが、実際は「腰紐」や代用として「マジックベルト」が必要だということを、前日の夕方に知りました。

我が家は仕方がないので長いリボンを切って代用しましたが、あると便利だと思います。

また稚児衣装は白衣はつるつるしていたり、上衣は重くてどうしても紐や兵児帯だけだと崩れてしまうので「安全ピン」をつけると、ずれにくいと教わりました。

そして冠もずれないように、あごにかかる紐の部分にはガーゼやハンカチなんかをはさんであげ、女の子は高い位置でポニーテールをすると、ずれにくいそうです。

稚児行列の服装は何?親はなにを着ればベストなのか?

稚児行列といっても親の服装に関しても地域によって違いがあります。

  • 訪問着
  • スーツ
  • ワンピース
  • カジュアル

のような選択肢の中で、私の住んでいる地域で行われている稚児行列は、親の服装に関しては指定がなく、比較的カジュアルな装いの方が多いですが、一般的には親も正装しスーツやワンピースを着るのが無難のようですね。

ただ私の場合ですが、ワンピースを着ていったものの、周りはかなりカジュアルな格好だったので、多少違和感はありましたね。

親の洋服についてはできれば受付先に聞くなり、前に出たことがある人に聞くなりして情報を仕入れておくのが一番無難だと思います。

稚児行列に参加した感想

長女も次女も可愛い恰好が好きなので、衣装は全体的に重かったですが、長女も次女も「可愛い」といって着て歩くことができました。

ただ冠だけは「綺麗で素敵」と最初に見たときは喜んでいたものの、被ると重いし安定しにくいので、2歳の次女はガーゼを首元に挟んでも「苦しい」と言ってすぐに嫌がり、外してしまいました

写真撮影の時だけでもなんとか被らせようと頭にそっと置きますが、頭が動くと冠がずれるし、重いのですぐに次女は外してしまうので泣く泣く冠はあきらめました。

4歳の長女は最初の記念撮影まで(20分間くらい)は頑張ってかぶっていたものの、頭を動かすと冠がずれてしまうので、表情は硬く「これ苦しいしはずしたい」と言ってました。

なので歩くときには冠をはずしてあげると、長女はニコニコ顔で歩きましたので、冠は見た目がよいけど、フィット感のなさと重さで嫌がる可能性があります。

 

周りの子供を見ても、冠に関しては我が家と同じように嫌がってとってしてしまう子供も結構いたので、冠を被って写真をとりたいなら、できるだけ早めに撮ることをおすすめします。

 

また子供たちが1時間歩けるかどうかの心配がありましたが、お天気が良かったこともあるのか、途中だけでも頑張って歩けている子供が多かったです。

途中歩くのが嫌になって(眠ってしまって)親御さんが子供を抱っこしてる人も見かけましたが・・・。

 

我が家も子供たちが歩いてくれたのでホッとしましたが、途中、長女、次女ともに「トイレに行きたい」と言われ、トイレを借りられる場所まで少し距離があったために焦りました。

稚児の衣装は、袴の部分をめくるだけでトイレに行けるようになっていましたが、慌てていた私はそんなことにも気づかず、衣装をほぼすべて脱がしてしまいました。また着替えさせるのに戸惑っている間に皆は進んでしまって置いてけぼりになる始末・・・。

朝、衣装を着せる前にトイレはすませて行ったのですが、この結果です。

子供に限らず寒さによってトイレに行きたくなる可能性が高まるので、行く前にトイレの場所は確認しておくといいですよ。

稚児行列はたったの1時間の中に色々とてんやわんやしましたが、なかなかできない貴重な体験だったので親子ともども楽しく過ごせましたが、当日どうなるかは予想がつかないので、ハラハラしっぱなしでした。

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