2歳差

2歳差育児で、赤ちゃんが生まれた時の上の子の反応は?

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falco / Pixabay

我が家は長男と長女が1歳9か月差、長女と次女が2歳1か月差と、ほぼ2歳差で子供が3人います。
赤ちゃんが生まれてきた時、上の子供はどのような反応だったのか書いてみようと思います。

 
妊娠中の私は、上の子供が戸惑いながらも、赤ちゃんの誕生を「可愛いね」と喜んでくれると淡い期待をしてました。
でも、現実はそんな甘くありませんでした。

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赤ちゃんと初対面、上の子は赤ちゃんとの接し方がわからない

2歳差の上の子どもは赤ちゃんが生まれると、1人目(長男)も、2人目(長女)も下の子に対して可愛がる素振りは一切ありませんでした。
赤ちゃんの存在自体は認識できているようでしたが、どのように接していいのか戸惑っているようでした。

赤ちゃんを産まれたあとで病院に来た子供達は、最初に「お母さん」と寄ってくるのですが、初めて見る赤ちゃんに不思議そうな顔をするだけで、私に対してもなんだかよそよそしい態度でした。

「赤ちゃん可愛いね。こうやって触るんだよ」と私から触れるように言っても、言われたとおりに少しナデナデ、自分からは赤ちゃんに触ろうとしません。

しまいには病院のキッズスペースで楽しく遊び始めてしまい、私も赤ちゃんもポツン、、、。
退院してからも状況は変わらず、私や夫に「なでなでしてあげてね」と言われればなでてあげたりするけど、自分からは赤ちゃんをチラッと見るぐらいでした。

入院中は1回だけ夫と一緒に私に会いに来てくれましたが、他の日は私に会いたがることもなく上の子供は普通に過ごしていたようです。

退院後も私と一緒にいる赤ちゃんを認識しているけれども、上の子供が赤ちゃんになかなか興味を示してくれませんでした。

ですが、日が経つにつれて少しずつ上の子供に変化が見られるようになりました。

赤ちゃんが注目されることに対して不満が出る

家の中にいても、外出していても、産まれたばかりの赤ちゃんは注目の的です。
特にスーパー等の多くの人が集まるところへ外出すると、小さい赤ちゃんに対して「うわ~、ちっちゃいわね。今何ヶ月なの。可愛いわね」とすべての注目が下の子に集まります。

そうすると、上の子供(特に男の子)は、「僕だっているのに、なんで僕には注目してくれないの」と不満を表すようになりました。

確かに上の子供からしてみたら、理不尽な状況ですよね。
ただ泣くだけの小さい存在ばかりに注目がいって、自分には注目が集まらない状況なのですから。

そうなると上の子供も自分の存在を可愛がってほしくて、色々頑張り始めます(笑)

上の子に甘えるしぐさが増えてきた

赤ちゃんにおっぱいをあげていると、なぜかスススーと寄ってきて「抱っこ」と言い出す上の子供。
注目を集めたいので、上の子供も必死です。
私が「おっぱいあげたら、抱っこしようね」と返しても、そんな交渉には一切のらず「嫌!!」と泣き出します。

今すぐ自分に注目しろと訴えてくるので、とりあえず下の子供におっぱいをあげながら、隣にくっつかせたり、背中にぴったりくっつかせてお喋りをしたりして過ごしました。

上の子供の注目を集める行動を放置すると、どんどん行動が過激になったりして対応が難しくなりました。

親の注目を集めるためのいたずら

最初のうちはあまり興味のなかった赤ちゃんですが、周りの人から注目されるわ、お母さんが取られてしまうしで、上の子供は下の子を少しずつ邪魔な存在と認識し始めます。

退院してから自宅に戻り、上の子供に赤ちゃんを見に来た人が「赤ちゃん可愛いでしょう」と聞いても「赤ちゃん可愛くない」と上の子供は言い張っていました。

「赤ちゃん可愛くないなら、もらっていい」なんて聞かれると、「持ってっていいよ」としれっと答えます。

その他にも、我が家では下の子供が怪我をしないようにベビーベッドを用意していましたが、そのベビーベッドの隙間から上の子供は積み木やおもちゃを入れます。
隙間からそっと入れてくれるだけならまだしも、柵の上から投げ込む危険な行為もありました。

これは親の注目を集めたい、もしくは下の子に貸してあげようという優しさ、またはちょっとした遊びだったのではないかなと思っています。

周りからみたら嫌がらせのように見えますが、2歳前後だとまだ危険なことという意識がないので、上の子供には最初は優しく「投げて、ぶつかったら危ないよ」と言い聞かせ、どうしても危ないことをやめない時は強めの口調で「ダメ」と言って、手を掴んで止めました。

我が家の場合、赤ちゃんに対しての直接の攻撃は少なく、赤ちゃんに関わろうとする私の邪魔したり、注目を集めるのにいたずらすることが多かったです。

生後3週間後、赤ちゃんの存在を少しずつ認め始める

3週間くらいしてから、ようやく沐浴の時に赤ちゃんをじっと見ていて「私も手伝う」と言いだし、子どもに変化が見られました。
お湯をペタペタと顔につけて楽しむだけでしたが、毎日一緒に続けていました。

ただしこの時期もまだ周りの人に「赤ちゃん可愛いでしょう」と聞かれると、「可愛くないよ。アンパンチした」などと返事していましたので、まだ赤ちゃんの存在を受け止められていなかったんだと思います。

ですが、赤ちゃんのお世話するの楽しそうだなという気持ちが出てきて、手伝ったら褒められたという経験がプラスになったようです。

この時は私も、下の子供のお世話を自分から手伝ってくれた時、どんなに小さな手伝いでも「お兄ちゃん(お姉ちゃん)が手伝ってくれて、赤ちゃん喜んでるよ。お母さんよりもお世話上手だね」と褒めまくって、機嫌よく終わらせるようにしました。

赤ちゃんに対して、上の子供もお世話をしてくれるように

少しずつ赤ちゃんとの生活に慣れてくると、上の子供も赤ちゃんとのお世話を手伝ってくれるようになり、赤ちゃんのオムツをとってきてくれたり、一緒に変えてくれたり、ミルクを飲ませてあげるようになったりとしてくれるようになりました。

私が「ちっちゃいお母さんみたいだね。いつも赤ちゃんのお世話手伝ってくれてありがとう」と言うと、ちょっと照れたように、もっとお手伝いすると張り切ってくれるようになり、邪魔者扱いする回数が減ってきます。

ただ1人目の長男よりも、2人目の長女の方が早い時期から、赤ちゃんのお世話をしてくれました。
男の子より、女の子の方がお世話好きと聞いたことがありましたが、確かに長女のほうが赤ちゃんに興味を持ってくれたような気がします。

ただ他のお母さんで「お兄ちゃんの方が、下の子供の面倒をよく見てくれて」と言ってたことから、性別よりも赤ちゃん好きかどうかなどの性格的なところが多いのかもしれません。

赤ちゃんを可愛がるようになってきた時期は子供によって違う

長女が次女に対して、1カ月、1カ月半と経っていくうちに「赤ちゃん、可愛い」と言い、自分からナデナデしたり、チューしたりするようになってきました。

4歳の息子は2歳の娘に対しては、2年経った今ようやく「2歳の妹が最近、可愛いと思うことがある」と言うようになりましたので、下の子を可愛がれるようになるまで、2年の月日がかかりました。

下の子供を可愛がる時期というのは、子供によってこんなにも違うのだなと思いました。
末の次女が1歳前後になってからは、長男と長女は喧嘩もすごいですが、よく一緒遊んでいますし仲が良い時も多いです。

逆にお世話をし始めるのが早かった長女は、次女とたくさん引っ張り合いの喧嘩をしているので、最初から可愛がっていないとか仲が良くなくても、一緒に暮らすうちにお互いを理解したり、妥協したりしながら仲良くなっていくのかなと思います。

2歳差の上の子に、最初から赤ちゃんを可愛がるのは無理

2歳差の場合は下の子が産まれたらすごく喜ぶというよりも、実際は「戸惑い」の方が大きいかもしれません。

もちろん子供もそれぞれ個性があるし、親の育て方によっては最初から喜んでくれるような理想的なきょうだいもいるでしょうが、年が近ければ近いほど、最初は下の子が産まれることへのイメージができにくいので「突然、自分といつも一緒にいるようになったこいつは誰だ」と戸惑う可能性もあります。

 
それに加えて自分もまだお母さんに甘えたい時期に下の子を出産しますので、可愛がるというよりはライバルに近い関係なのかもしれません。

 
ですが時間が経過するにしたがって下の子の存在にも変化が出てくると思いますので、2歳差の場合はまず焦らず、最初からお兄ちゃん・お姉ちゃんとしての役割を期待しないことが、子供もお母さん自身も楽になる秘訣なのかなと思います。

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