2歳差

2歳差育児の実際!2歳差きょうだいの子育てはここが大変?

更新日:

2yearold-difference

1人目と2人目が1歳9か月差、2人目と3人目が2歳1か月差と、我が家には2歳差、2学年差の子供達が3人いて、子供達と笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら毎日を過ごしています。

「子供が1歳になって少し楽になったから、次の子を考えるんだ」「兄妹、年齢が近いから一緒に遊べていいよね」といった意見もあり、私の友人も、子供達の友人を見ても2歳差の兄妹というのは少なくはありません。

「2歳差は理想だよ」なんて友人が言ってましたが、実際に子供を2歳差で育ててみると現実はそんなに甘くなかった

育児はどんな年齢差であっても大変なことも多いと思いますが、2歳差だからこそ起こる大変な部分もあるように感じます。

今回は、実際に2歳差育児をしていて感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

2歳差育児って、何が大変なのか?

育児は2歳差に限らず大変なことが多いと思いますが、2歳差育児とは何が大変なのでしょうか。

まず理由として考えられるのは、妊娠中・出産後に「手がかかる時期~魔の2歳児である子供」も一緒に相手することでしょうか。

2歳差育児は、

  • 妊娠中は、上の子供が1歳代~2歳になったばかりなので、食事や排せつなど生活全般にまだまだ手がかかるため、体力を奪われます。
  • 出産後は、上の子が「魔の2歳児」に突入しており、のきなみ反抗されるなど精神力を奪われます。

妊娠中も大変ですが、私の場合は生まれたてで全部のお世話を必要とする赤ちゃんと、全力で抵抗してくる「魔の2歳児」を同時に、一人で相手をする必要があるので体力・精神力ともに奪われたことが2歳差育児の大変さだなと感じました。

Twitterで#魔の2歳児今日の癇癪で検索すると、皆さんの育児への奮闘ぶりにものすごく共感できると思いますが、ママも新米なのに、世の中にたくさんいる魔の2歳児の要求はなかなか高く、平気で無茶ぶりをしてきます。

そこに手がかかる赤ちゃんの誕生が加わり、子供側はパワーアップするものの、対する大人はママとパパの二人。

 

パパがいる時はいいですが、仕事に行っている時には、ママは1人で休む暇なく子供達に呼ばれお世話に追われます。

とはいえママだって限界がありますので、ストレスと疲労感がMAXになり、2歳差育児を大変だと思う人も少なくないはず

2歳差で妊娠中、一番大変な時期はいつ?

さて、先ほど2歳差育児で「上の子供が1歳代~2歳になったばかりなので、食事や排せつなど生活全般にまだまだ手がかかるため、体力を奪われます」と書きましたが、もう少し詳しく書いていきます。

あくまで私自身の感想なので、人によっては全然違うかもしれませんが、妊娠中に特に大変だなと感じたのはこの2つの時期。

  • つわりの時期
  • お腹が大きくなる時期

2歳差の他のお母さんと話していても、この時期は「大変だよね」と意見は多数ありました。

【2歳差育児】つわりの時期は何がつらい?

個人的に、2歳差で妊娠していて、一番辛かった時期は「つわりの時期」

四六時中二日酔いしているような「つわり」の時期に子供のウンチやご飯のニオイはかなり強烈です。

しかし、お世話を変わってくる人がいなければやるしかない。

2歳差で妊娠している場合は上の子供は1歳~2歳前半くらいなので、まだトイレもまだ完璧にできない子供の方が多いでしょう。仮にできていたとしても、一人でトイレに行って座って流して、手を洗って帰ってくるなんて芸当はほぼ無理だと思いますので、おむつ替えがこまめに必要です。

ご飯だってようやくスプーンを自分で握れたとか、自分で食べれるようになってきたけど、ほとんどこぼしてしまったり、ご飯中にふざけたり、食べさせてとずっと甘えたりとママはつきっきりです。

【2歳差育児】お腹が大きくなる時期は何が大変?

「つわり」の時期を超えて、体調も少しずつ良くなってきたと思ったら、次はママのお腹が大きくなってきますよね。

2歳差だと、まだまだ上の子供も甘えたい盛りなので、外でも「抱っこ~」とせがまれ、できるだけ立っては抱っこしないように気をつけていましたが、やはりどうしても抱っこしなくてはならないような場面もありました

他のお母さん達の中でもお腹が大きくなってくると、できるだけカートやベビーカーに乗れるように気をそらしたりしてるようですが、子供から抱っこをせがまれ、抱っこする。そうするとお腹が張るので子供を降ろすけど、子供が泣くからまた抱っこしてを繰り返した経験がある人も多かったです。

またお腹が大きくなってくるとママは動きにくいけど、子供は成長と同時にどんどん活発になっていきます。

一緒に散歩に出かけると、まだ小さいのでそんなに足は速くないですが、大きなお腹を抱えているとなかなか追いつけないし、一緒に遊ぶのも大変で、ママの疲れもたまります。

でも一番つらいのは、妊娠中に「トラブル」があっても休めないことかも

「つわり」や「お腹が大きくなる時期」に2歳差は大変だなと感じましたが、なにより「休めないこと」がとにかく辛い

私自身の話ですが、今回の3人目を妊娠7ヶ月の時に無理をしたからか、茶褐色のおりものが数回出てしまいました。それでも、子供の面倒をみてくれる人がいない時は、横になって休むことがなかなかできませんでした。

トラブルの内容は前回記事を参考にしてください。

※前回記事

他のお母さんも、産婦人科の先生から安静の指示が出ても、上の子がいるとなかなか安静にできないという話をよく耳にしました。

ですが、ママが無理をすると赤ちゃんにも負担がかかって、入院してしまったなんていうこともあるそうですよ。

3人目を妊娠した時に、一番上の3歳になった長男は、言い聞かせると納得して一人で遊んでくれたりするのですが、1歳の下の子は自分の願望のままに「これ読んで~」と絵本を持ってきたり、寝転がっている上に乗っかってきたりするので寝ることができません。

また上の子と下の子が4歳くらい離れると、上の子供は日中に幼稚園に行ったりしますので、その間は横になれたりする部分はだいぶ違うなと思います。

2歳差だと産後は何が大変なのか

次に、産後で大変な時期を考えていきたいと思います。

あくまで私自身の感想ですが、この2つの時期は辛かったです。

  • 産後1か月以内 (または3か月以内)
  • 下の子供が動くようになってから

【2歳差育児】産後1か月以内はママも赤ちゃんも体調に注意

まず産後1か月以内、お母さんは産後すぐで体をしっかり休めたいですし、赤ちゃんもまだまだ体が未熟で発熱などが起きたり、病気をもらったらと心配ですよね

でも、そんなこと「関係ない~」と2歳の上の子供は自分の要求をガンガンに訴えますので、「何を優先するべきか」と母親として悩むことが多かったです。

私自身は、2人目出産時に産前産後1か月ずつ、子供を連れて自分の実家に帰りましたが、その後ずっと家の中にいると上の子がぐずってしまうので、まだ1ヶ月しか経っていない2人目を連れて、買い物がてら散歩をする毎日でした。

育児書では「1か月健診が外出の目安」なんて書かれているので、まだ毎日の外出などは早すぎる段階でしょうが、時間帯や気候などを考えてはいたものの出かけてます。

また、3人目出産時は義理の両親宅にお世話になりましたが、私と義理の両親との関係がうまくいかず、私が精神的に辛くなったり、子供が夜泣きをしたり不安定になってしまいましたので、床上げ前には、自宅に戻り自分で家事・育児をこなして過ごしました。

産後に無理をして体調を崩すママも少なくないので、「1か月でもしっかりと休めれば本当にありがたい」と感じますが、わがままいえば「3か月くらいもう一人、大人がいれば楽なのに」と思ってます。

なので、2歳差育児をするのなら、産後すぐは誰か手伝ってもらえる人がいないと親子とも体がきついと思います。

【2歳差育児】下の子が動くようになると、おもちゃなどの奪い合いが開始

次に下の子がハイハイを始めるようになると、上の子供が遊んでるものを持っていったりしてしまって、我が家のお兄ちゃんは大泣きすることも多く、日々、物の取り合いが起こっていました。

上の子供も下の子供も年齢が小さいので、まだ我慢するというのは難しく、気をそらせる、代替のおもちゃで遊ばせるように仕向けたり、下の子供がヨチヨチ歩きをするようになると、今度は転ばないように注意したり(予防したり)と子供に意識をしている必要があります。

 

また、下の子供がしっかりと歩けるようになると、今度は外で遊ばせれば別々の場所へ逃走するなど、子供達を追いかける日々が続きました。

2歳差育児は、下の子が1歳くらいになるまでは地獄?

手がかかる2人の子供を産後1人で見るには、体力・精神的に辛く、私は泣きながら育児をするような日々も多かったです。

とくに一番ツライと感じたのは、下の子供が1歳を迎えるまでの時期で、他のお母さんからも「2歳差は1年間が地獄だよね」なんて言われたこともあります。

とりあえず、我が家は1年間くらいは二人近づけば、何かしら喧嘩をしており、下の子供が泣いてるので抱っこすると、上の子供がそれを見て寄ってきて大騒ぎし、上の子供を優先して対応すると、下の子供は大粒の涙を浮かべて大泣きするし、下の子供を優先すると今度は上の子供が大絶叫。

3人目を出産してからは、子供たち2人を一緒に抱っこしたりもしますが、なぜか二人とも抱っこしても、お互いをどかせようと喧嘩が始まるので、子供たちは自分だけかまって欲しいという欲求があるんでしょうね。

「もう、どうしたらいいの?」「誰から、どうやって対応すればいいの」と日々困惑し、疲れ切っていた当時は子供たちの泣き声に追い詰められました。

その後に下の子供が1年たって劇的に楽になったわけではありませんが、少しずつ子供達同士で遊ぶ機会が増えていき、育児が楽になったなと思いました。

 

参考までに、私が実際にあったヤキモチへの対処で工夫した点を記事にしてますので、興味があったらみてください。

※参考記事

2歳差きょうだいの2人目は手がかからないって本当?

でも、そんな地獄のような日々でも「二人目だとママも楽でしょう」と言われることがありました。

2人目、または3人目など下の子供達は、生まれた時から親がつきっきりでかまってあげられない状態が当たり前なので、手がかかりにくいと言われます。

実際そうなのでしょうか。

私の周りの意見をみてみると、2人目以降でも手がかかったケースが見られます

まず我が家の3人目である次女は、おんぶでしか寝なかったので、ほとんど寝てくれない長男よりは手がかからなく感じましたが、2人目のほとんど寝てた長女よりは手がかかった(かけた)印象があります。

また私の友人も、下の子供の方が手がかかって「なんでなの~」とノイローゼになるかと思ったと言ってたので、下の子供は赤ちゃんの時に手がかかりにくい(そもそも手をかけられない状態に慣れている)と言われていても、赤ちゃんの個性によって差があります

ただし二人目以降は初めての子供ではないので、ママも育児に対して経験があるので余裕がみられるようになったり、そもそも手がかけられないことで、手がかからないと思うこともあるのかなと感じました。

2歳差は年子や他の年の差兄弟とどう違うのか?

ここまで、2歳差について書いてきましたが、他の年齢差だとどのような感じなのでしょうか。

双子や年子の場合、子供たちの年齢が2歳差に比べて近いと、赤ちゃんをいっぺんに相手するような感じなので、大変だと思います。

ただし年が近ければ近いほど、きょうだいがいるのが当たり前でヤキモチがそこまで強くなかったり、小さい時は大変でも、子供が大きくなるほど、一緒に遊んだり、学校に通ったり一気に楽になっていくことも多いようです。

逆に4歳以上年齢が離れてしまうと、上の子供の行事に赤ちゃんと参加しなければならかったり、生活のパターンをどちらかに合わせる必要がでてくることもあります。

その反面、次の子供が生まれてくる前に、トイレや食事などの自立ができているので、上の子供の生活面で手がかからなくなっているし、子供自身も小さい頃はお母さんをひとり占めできます。

 

2歳差や3歳差で産んだ場合は、双子や年子と4歳以上の年の差兄弟の、中間的イメージでしょうか。

上の子供は赤ちゃんよりは自分のことができるし、かといって生活パターンがまったく違うわけではないので楽な部分はあると思いますが、2歳差は中学、高校、大学と時期がかぶるので、おさがりなどができず出費が重なったり、3歳差は入学、卒業の時期がかぶるので慌ただしかったりとします。

 

どの年齢でも子供の性格、性別などによって状況は違うと思いますが、良いところもあれば、大変な部分もあるのでしょう。

2歳差のメリットをあげてみる

これだけ2歳差の辛さを書きましたが、よいことだってたくさんあります。

まずは出産して1年~2年くらいでまた妊娠出産をするので、育児がトントンと進むことです

私はそこまで若いうちに1人目を産んでいませんので、どうしても2人目、3人目を考えたうえで、体力的な問題やなかなか妊娠できなかった場合を考えて、トントン産むことを考えていました。。

上の子供が保育所(公立幼稚園のような場所)に行きだしてからは、二人をみる育児が大変だった分、ものすごく育児が楽になったように感じ、「1人だけを見るのはこんなにも静かにゆっくりと見られるんだ」と驚くほどでしたが、その2年後あっというまに下の子も保育所に入園です。

今でも子供たちが揃えば毎日すぐ物の取り合いで喧嘩が始まったりしますが、1年半を超えると息子が時々絵本を読んであげたり、2人で遊ぶことが増えてきてます。

子供同士の相性もあるのでしょうが、我が家の場合は上の子供は男の子で下の子供が女の子と性別が違うのに、妹はお兄ちゃんの遊ぶ真似をするので、好みも似通ってたりすると、外に遊びに行っても2人とも一緒に楽しんでいました

そして生活のリズムも同じですので、同じようにご飯を食べさせ、一緒に昼寝をさせたりすることもできます。

年齢が近い子供同士は、本気で喧嘩できるライバルでもありますが、お母さんとはまた違ったよい遊び相手になるようです

そして小さい時から2人(今では3人)でいることに慣れているので、我慢することも早く覚え、というよりも毎回自分が一番でないことが当たり前なので、保育所でもスムーズに他の子供にオモチャの貸し借りができるようになっていたりと頼もしくなりました。

家でも時々ですが下の子供に対してお兄ちゃん、お姉ちゃんぶりを発揮し、色々とダメなことを教えてあげたりするのですごく助かっています。

ここまで来るのが大変でしたし、まだまだ喧嘩や物の取り合いも多いので大変な部分もありますが、「2歳差は一気に大変な時期になり、一気に手がかからなくなるね」と周りのお母さんと話しています。

参考までに夫から見た2歳差のメリットを聞いてみましたが、2歳差の子供たちが楽しそうに遊んでる姿だそうです。

ちなみにデメリットとしては、2人(今は3人)がいっぺんにグズると手に負えないとのことです(笑)

2歳差育児のコツは「手伝ってもらう」か「いいかげん」?

2歳差育児をしていて、子供が小さいうちは、両親などの手伝いがある、保育所にいれている、夫が育児をよくサポートしているなど、ママが他に手伝ってもらえる人がいる場合は、比較的大変な育児でも、精神的に追い込まれずにこなしている人が多い気がしました。

頼れる親や兄弟がいる人は、この時ばかりは嫌がられない程度に甘えてしまった方が良いのかなと思います。

だいたい自分の親に頼るのが楽だという意見が多いですが、自分の親よりも義両親の方がよいという人いましたよ。

ただし、私のような「頼る」「甘える」といったことが苦手だったり、義母などと衝突してしまったような場合は、ママの精神的な安定のためにも、親子で別の方法を探した方がいいかもしれませんね。

 

上記や、あまり頼れる人が近くにいない場合は、個人的には家事・育児で手抜きをしていくのをオススメします

私はつわりの時期は、2日に1日は夕食の献立が一緒だったり、どうしても料理が作れない時は、スーパーのレトルト食品や惣菜を使って乗り切っていました。

あの時の長男は、アンパンマンカレーをよく食べていた記憶があります。
おかげで食費は月6万とか高くなりましたが、背に腹はかえられません。
掃除なんて毎日やらなくても大丈夫です。

お風呂も冬場なら、子供と一緒に2日に1回にしたりしてみてはどうでしょう。
もし上の子供がアレルギーや喘息などがあるのであれば、パパが帰ってきたら掃除をやってもらったり、遊ぶ時は家の中が散らからないように外に行ったり、家の中の物を減らすなど工夫してみるのも手です。

最後に頼れる人もいない、手抜きをしているんだけど大変という人は、一時保育で預けたり、安心できるベビーシッターにお願いできるという方法もありますし、食事は宅配サービスや外食、掃除は掃除代行してくれる会社もあります。



お金を払えば、たいていの生活は何とかカバーできます。

問題はそんな大金があるかどうかもありますが、3人目を妊娠中に、町の保健士さんから子育ては、いいかげんくらいがちょうどよい。頑張りすぎちゃダメといわれました。

子供同士の年が近いと大変な時期が一度に来てるので、まずは今頑張っている自分を褒めてあげて、あとはお母さんの心の安定のために、手を抜いてしましょう。

2歳差育児をしてきて思うこと

2歳差育児だからこそ、大変な部分はたしかにあります。
子供が小さいうちは、2人ともに手がかかるので自分の時間を作るのはなかなか難しいです。

時々、お母さんは鬼よりも怖いんじゃないかと思うような怒っている姿も日常茶飯事だったりします。

私自身も、子供一人ずつともっとしっかりと向き合う時間があったらいいなと思うこともありますが、でもこれって2歳差だけにいえることではないような気がします。

4、2、0歳の子供を見ていると、4歳年が離れていても、成長するにしたがって兄妹でぶつかることもあるし違った部分で悩むこともあります。

 

 

ただ2歳差をしてみて感じるは、子供たち一人ひとりをゆっくり見たいお母さんは、2歳差じゃなくもう少し年齢差をあけたほうが、ひとりの子供にじっくり関われるのは間違いないと思います。

逆に、私のように年齢的に気になったり、一気に育児を楽にさせたい人、子供が1人だと逆に過干渉になっちゃう人なんかは、2歳差育児も最初は大変ですが悪くないと思いますよ

-2歳差

Copyright© たまゆら暮らし手帖 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.