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「3歳の壁」を調べてみた!小規模保育の卒園後は本当に転園できるのか?

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n-k / Pixabay

3歳次女の話。
次女は小規模保育園に通っており、卒園まで残すところ2カ月を切りました。

小規模保育は待機児童の解消を図るために、0-2歳児のみを対象としています。3歳になると転園する必要がありますが、卒園後に親が希望すれば、その小規模保育が提携している施設に移動できることになっています。

しかし、実際には小規模保育園に提携施設がなかったり、提携施設があっても希望者全員は受け入れらる余裕がなく、卒園後の受け皿がない「3歳の壁」の問題にぶつかることがあります。

我が家の次女も、待機児童0の地域に住んでいるのにも関わらず、第一希望の保育園は落ちてしまいました。

0-2歳児までを対象とした小規模保育園卒園後の実態を調べてみました。

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小規模保育園の卒園後はどうなっているのか!?

小規模保育所の卒園後は、主に考えられる選択肢を下記に5つあげます。

  1. 提携施設
  2. 提携先以外のの保育所(認可、認可外)
  3. 認定こども園
  4. 幼稚園(公立、私立)+一時預かり
  5. (国家戦略特区の小規模保育の場合、事業所によっては在籍を続けることができる可能性があり)

 

①提携施設

まず小規模保育の卒園後に一番先に頭に浮かぶのが、小規模保育と提携している保育園・幼稚園です。

内閣府の『子ども・子育て支援新制度 なるほどBook』でも、「小規模保育の利用後、子どもが3歳になったらどうすればよいか」の質問に対して

卒園後の通い先を確保するため、『連携施設(認定こども園や幼稚園、保育所)を設定することとしています。地域の実情を踏まえ、連携施設に優先的な利用枠を設けることなどにより、卒園後に引き続き保育を希望される場合の円滑な利用を図っていきます。

と答えているので、卒園後の居場所として考えられます。

ですが平成30年4月の時点で、小規模保育事業(A・B・C)が合わせて4276件のうち、③の利用を終了後の提携先があるのが2806件なので、おおまかに6割くらいしか提携先がないです。

出典:厚生労働省 【連携状況別】家庭的保育事業等(居宅訪問型保育事業を除く)の連携施設設定数(平成30年4月1日時点)

平成32年3月31日までの間は小規模保育事業者は連携施設を確保しない選択もできますが、子供の数が多い保育所・幼稚園はこれ以上受け入れの余裕がないという問題があって、連携施設を確保するのも難しいようです。

また受け入れ先の人数が少なければ、全員が希望通りにはいかず、枠から出てしまう人はまた一から自分で探す必要があります。

②別の保育園(認可、認可外)

となると、次に考えるのは提携先以外の(認可、認可外)保育園でしょう。

優先枠ではないので、審査されることになりますが、地域によっては小規模保育園の卒園を「個人ではなく施設の状況により保育園に通園ができない」という理由から加点されて入りやすくしている場合があります。

ただし「厚生労働省」による保育所等関連状況取りまとめでは、29年度の待機児童は、3歳以上児が2,967人(11.4%)いるので、3歳児以上の待機児童が少ないといっても必ず入れるわけではありません。

入園できるかは地域差がありますし、また待機児童が0という地域であっても、親の希望とは異なり、兄弟・姉妹が違う保育園になってしまったり、家から遠い保育園になってしまうことがありますので注意が必要です。

③認定こども園

次に、保育園と幼稚園をミックスしたような認定こども園。

仕事をしているお母さんも、仕事をしていないお母さんでも子供を入園させることができます。

仕事をしながら子供に「教育」を受けさせたいというお母さんや、働き方を途中で変更したいお母さんは選択肢の一つとして考えても良いと思います。

ただし認定こども園は「働いている人」を前提として考えられているわけではないので、保育園と比べて親が頻繁に園の行事に参加しなくてはならない場合があります。

④幼稚園

「幼稚園」でも現在は預かり保育をしている園もあるので、認定こども園と同じように選択肢の一つとなります。

幼稚園だと「働いているお母さん」は送り迎えの関係から少ないと思います。行事が頻繁に行われたり、預かり保育をすることで、保育園より料金が高い場合もあるので確認が必要だと思います。

⑤国家戦略特区は特別に残れる可能性あり

最後に内閣府の国家戦略特区において、小規模保育事業の対象年齢の拡大がされています。

事業者が認めれば卒園後の受け入れ先がない場合など、3歳以降でも在園することが可能になっています。

【注意】小規模保育園の卒園後「3歳の壁」にぶつかりやすい人!

ここまで「3歳の壁」にぶつかった時の卒園後の行き先を書きましたが、「提携先」「保育園」「認可こども園」などで保育を望む場合、小規模保育に入所した時と同じように審査があります。

そのため、「保育園の基本点数が低い人」「都市部などの待機児童が多い地域に住んでいる人」は、3歳の壁にぶつかりやすいです。

  • 保育園の基本点数が低い人(短時間勤務や内職など)
  • 都市部など待機児童が多い地域に住んでいる人
  • 育児休暇中のママ

まず、短時間勤務や就労に内定している状況では「保育園入園の基準点が低い」為に、保育園の倍率が高くなれば高くなるほど、正職員などの基準点が高い人と同じ土俵で戦うことになるので不利です。

逆に考えてみれば「保育園入園の基準点が低い」けれども、小規模保育施設に入所できている地域なら、希望通りにはいかないとしても預け先がまったくないわけではありません。

そうなった場合は、自宅から遠くなったとしても通える範囲の保育園を複数希望しておく、倍率が低い保育園を狙う、幼稚園の預かり保育を使いながら仕事を続けるという選択肢など選択の幅を広げることで、卒園後に通う場所を確保できる可能性がでてきます。

もしくは、卒園まで待たずに他の保育園に入れるタイミングで転園するということを考えてもよいかもしれません。

入所の基準点は各市町村で違ってきますが、父母の状況が

①フルタイム勤務 < ②パート・アルバイトなど短時間勤務 < ③就労・復職予定者 < ④求職者

の順になっており、その他に家庭の状況が含まれて合計の点数が計算されてますので、住んでいる地域の保育園の入園状況を調べておいて、自分の立ち位置を知っておくことは重要です。

 

次に都市部など待機児童が多い地域の場合は、空きがないので「基準点が高い人」でも落ちます。

保育園に落ちる理由は基準点ではなく定員数の問題なので、早く準備していても入れない可能性があります。情報収集はもちろんのこと、選択肢を複数準備しておくことや保育園を探す範囲を広げるなどの工夫をしている人が多いようです。

この人たちは運やタイミングも必要となってきます。

 

また気を付けたいのが、上の子供が卒園・転園する時に下の子供の育児休暇中という時です。

この場合、育児休暇中の転園や入園が認められないことがあります。
保育に必要な理由に「妊娠・出産」という欄はあるのですが、産前産後の数か月の為に育児休暇に入ると、申し込めなくなる自治体もあるんです。

そうなると育児休業を終えて、仕事を復帰する前になって保育園に入園希望を出す、もしくは4月からは幼稚園に通い、途中で転園する事態が予想されます。

小規模保育園卒園後の行き先は確約はされていない

小規模保育園の卒園を前に、3歳児の4月から通える保育園を新たに探しましたが、3歳の枠が数名だったりすれば、必然的に同じ小規模保育園に通っていたお母さんたちとその椅子の取り合いでした。

私が住んでいる地域は待機児童0なので、希望は通らなくても小規模保育園を卒園後、全員の受け入れ先はあります。

小規模保育に通うのであれば、卒園後の保証はありませんので、地域やその施設の卒園後の状況などの情報収集を怠らないようにしましょう。

 

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