出産記録 妊娠・出産

自然分娩で長女を出産

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kelin / Pixabay

今回は長女の「自然分娩」体験です。

長男の時には無痛分娩で出産しましたが、陣痛の時の痛みがどれほどのものか気になっていたので、長女の妊娠が判明した後すぐに自然分娩を決心しました。

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自然分娩を選んでみた

長男を出産した時の無痛分娩では、お産がなかなか進まなかったので、今回は自然分娩を推奨していて、口コミ評価が良い病院を選んでの出産。

病院の評判は実際の口コミを他のお母さん方に聞く方が良いかなと思いましたが、ほとんどの人が「他の病院で産んでないから、比較できない」と言っていたので参考程度にしか聞いていません。
確かに何人か子どもがいるお母さんは、出産する病院は里帰りをしたからとか引っ越しをしたから、前の病院が嫌だったからという理由以外では、同じ病院で出産した方が勝手も知っているので良いのでしょう。

私の場合は家から通える範囲で、自然分娩で、出産に対する不安があっても相談ができて、母乳育児や自分の希望を叶えることができそうな、そんなワガママな要望に応えてくれる産婦人科を探しました。

自然分娩と無痛分娩の違い

自然分娩では麻酔を使わないので陣痛などの痛みが強いですが、麻酔を使用するリスクはありません。
また、無痛分娩は痛みがやわらぎ、産後の回復が早い傾向がありますが、麻酔を使うことによるリスクがあるので、それぞれ一長一短だと思います。

 

今回の自然分娩では会陰切開だけ行い、本当に最後の最後に先生が登場するだけで、他は助産師さんメインの出産でした。

長男の時のように、分娩台に上って赤ちゃんが今どんな状況かもわからなかった時と比べると、分娩台に上っても助産師さんから「まだいきんじゃダメよ」と優しく諭されたり、私も痛みが強くなってきたという感覚がはっきりわかるので、いきまないように我慢するので、「頑張れた!」という思いがありました。

よく帝王切開や無痛分娩に対して「お腹を痛めて産んだ子じゃないと、、、」と言う人もいるかと思いますが、そういったことはなく、私の場合は無痛分娩で産んだ息子と自然分娩で産んだ娘の誕生した時の喜びや愛情の違いはなく、同じように可愛く感じます。

なのでどんなお産方法でも赤ちゃんの誕生も素直に嬉しかったし、愛情の大きさに違いはないと思います。

10ヶ月間お腹の中で大事に育ててきたんだから、それだけでもすごいと自分を褒めてあげたいくらいのに、産前産後の周りの何気ない一言でお母さんは傷つきます。
頑張って出産したお母さんには優しい言葉を投げかけてあげてください。

ちなみに、自然分娩で実際にかかった費用は49万円(備考:入院4日間、6人部屋、平日時間外)。

第二子出産までの経緯

さて今回の娘の時出産体験はどうだったかというと、、、(長文ですので、興味のある方だけ読み進めてくださいね)

二人目なのに、予定日までは、なんの兆候もなく過ぎました。
この子も予定日超過かなと思うと、予定日翌日の朝9時頃、ちょっと生理痛のような軽い痛みが不規則に出てきました。

とりあえず陣痛の間隔をはかると、「5分、15分、8分、23分、、、」。
息子の時に経験しているので、また不規則陣痛かぁと思って、とりあえず放置。

息子と一緒に散歩がてら電車を見てから買い物に行き、お昼を作って食べて、お昼寝。
その後、息子を母親に預けて、気軽に一人で散歩に出かけました。

途中、ちょっと痛みが強くなってきたので、1時間程度歩いたところで帰宅。
後でわかったことですが、この1時間の散歩中に4回ほどお腹が痛くて、休憩していたので、この時がもう15分間隔でした。

ですが、息子の時の不規則陣痛の時は2日間くらいかかったので、まだお産にはならないだろうと思ってやっぱり放置。

夕方になると、かなり立っていられない程の痛みが出てきましたが、陣痛の時間をはかると3~4分間隔へ。

こんなに急に陣痛なんて早まらないから、やっぱり不規則陣痛だと勝手に思い込みまたもや放置。

ちょっと下痢っぽくなり、トイレに数回入ると、やはり痛みは続きました。痛みがある時は、座り込んでしまうくらいの痛みでした。

里帰りしていたので、親から、「それもう陣痛じゃないの?一度、病院に電話したほうがいいんじゃないの?」と言われ、それならと病院に現状の報告を入れました。
そうすると、病院から「声を聞くだけでもちょっと辛そうですね。一度診察するので、来ていただけますか」と言われ支度をして、夫に電話連絡した後、タクシーに乗りました。

タクシーの運転手さんと「まだ、これ不規則陣痛かもしれないんですけどね」なんてのんびり会話しながらも、3分間隔くらいで痛みがありました。

 

それでも、まだまだ余裕の私。

病院には先に夫がついており、「何で3~4分間隔なのにのんびりしているの」と怒られ、「いや不規則陣痛だと思うよ」など答えながら、病棟に二人で行きました。

この時はもう夜の7時くらいだったので、普通の受付時間は終わっており、時間外なので直接病棟に行くようになっていました。

病棟に行くと、空いていたので、まず分娩室に通されました。分娩台でまずは陣痛が来ているかモニターをつけて確認。
「陣痛はきちんと来てるから、あとは内診してみましょう」と言われ、パジャマに着替えました。
「今日中にはお産になるかな」なんて、助産師さんに言われ、喜びと同時に不安が出てきました。
と言っても、今更逃げられないのですが(笑)

夫が両親に入院になることを電話しに行きます。

残された私は、「トイレに行くのは内診が終わってからにしましょう」と言われてしまったので、まずは内診。
「赤ちゃんはまだ横向きですね。う~ん?あれ?子宮口が全開で、もう頭も指で触れるくらいまで降りてきているので、すぐお産になりますね。トイレに行くと、たぶん赤ちゃんが出ちゃう可能性があるので、導尿にしますと」言われました。

えっ??そんなにすぐお産になるの?心の準備が出来てないよ~と焦っている時に、夫が戻ってきました。

それから、「何か流して欲しい音楽が持ってきた?」と聞かれて、息子がいつもいたずらでかけるリラックスCDをかけてもらいました。このCDを流すとなんだか息子のいたずらを思い出し、ちょっと緊張が解けてきました。

その後すぐに、痛みが強くなり、ドンドンとかなり速い間隔で痛みが出てきました。
この時、1~2分間隔くらい。この痛みの間に急いで、導尿され、その後は「フーフー」と言いながら、いきみをのがしました。
「これはちょっと痛いぞ。この痛みいつまで続くの?」と思っていると、先生が登場。
「私さん、体はよじらないようにしてね」と言いながら、先生が赤ちゃんの状態を見ました。
「赤ちゃん、もう出てくるよ。次はハッハッハッという呼吸に変えようね」と声掛けられました。

夫から飲み物を貰いながら、「ハッハッハッ」と必死に頑張る私。
途中、喉が痛くなりそうになるくらいに必死。

「さぁ、赤ちゃんが少しずつ出てきたよ。いきんでね」と先生に言われて、いきむ私。
トイレで大きい方を出すように力みます。
「お母さん、自分の足の方見てごらん。赤ちゃん見えるよ」と言われるが、それどころではない私。

ニュルンと何かが出てすっきりした感覚があったと思った途端、赤ちゃんの泣き声が聞こえました。

入院してから、1時間で2,950gの娘を抱くことが出来ました。

1人目の時と違い、あまりの出産の速さに驚き。

 

その後はカンガルーケアで、裸の赤ちゃんがタオルに巻かれた状態の赤ちゃんを、ずっと抱っこさせてもらいました。
これは本当に嬉しかったし、感動しました。
30分~1時間くらいして一度、娘の処置に連れて行かれましたが、終わりしだいすぐにまた抱っこさせて貰いました。
それからは、母乳を上げたり、抱っこしたりとのんびり過ごします。

お腹も空いていたので、ご飯もモリモリ食べて、飲み物も飲んだり、トイレに行ったりしました。
トイレは最初の時は、助産師さんと一緒に(立ちくらみなどで倒れてしまう可能性があるらしい)行きました。

3時間くらいしてから、病棟に移動。

その日だけ、母子別室でゆっくり休みます。
疲れてるのに、なかなか眠れませんでした。

二人産んでみて、本当に色々なお産方法があるなぁと思いましたし、お産は何があるかわからないものだなと実感しました。
不安や怖さはいっぱいありましたけれど、出産し終えると、本当にもう可愛いの一言。
それまでの道のりが長く、痛いのですが、、、。

息子にも娘にも「一緒に頑張ってくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう」。

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