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虫歯になる4つの原因を知って子供の歯の健康を守る

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なぜ虫歯になるのでしょうか。

私は幼稚園の時に歯磨き指導に来てくれたお姉さんから、「甘いお菓子をたくさん食べて、歯磨きをしないで放っておくと、お口の中のばい菌がいっぱい増えてきちゃうんだよ」と言われたのを覚えていて、歯磨きをしないと虫歯になると昔は思っていました。

しかし、歯磨きをしっかりしていて、甘いものをあまり食べない人が虫歯になったり、逆に歯磨きを適当に済ませてしまう人でも虫歯にならない人もいます。

 

これは虫歯になる原因が一つだけなく、「食べ物」「細菌」「歯」に加えて、「時間」の4つの条件が重なったり、影響しあって虫歯になるからです。

この4つの条件を、「カイスの輪」「ニューブランの4つの輪」という理論を説明する歯医者さんもいます。
子供の歯の健康を守るために虫歯になる4つの原因を知っておきましょう。

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食べ物

虫歯になる原因の一つとして、「食べ物」があげられます。

ほかにも糖質、糖分といった言葉で書かれていることもありますが、食べ物の中でも特に砂糖をたくさん摂取することで虫歯になりやすいと考えられています。

 

確かに下記の口腔衛生会誌の引用文を読んでみるとわかると思いますが、子供が甘いおやつを食べる頻度が高いと、あまり食べない子供よりう蝕(=むし歯)になりやすいと書かれています。

『甘いおやつ』の項目では, 「あまり食べない」のカテゴリースコアは負の値を示し, う蝕の発症に対し抑制的な因子であることが示された。今回の調査研究においてはおやつとして摂取されている具体的な品物についての分析は行わなかったが,秋澤らの研究11)によるとあめ,チョコレートはもちろんそれらより比較的糖含量の少ないケーキ類,菓子パン,ビスケット,スナック菓子,さらには乳酸飲料,炭酸飲料,市販のジュースなどを摂取する者はう蝕有病率が高いと述べている。

出典:口腔衛生会誌,42,1992. 「3 歳児の乳歯う蝕罹患に関する要因の分析 」

 

それなら食事で砂糖や甘いものを食べなければ、虫歯にならないのかと思いますよね。

ですが普段の食生活の中には、お米やパンなど色々な食べ物にも糖質が含まれているので、食事に砂糖を含まないようにしても、糖分まで一切含まないようにするのは現実的に難しいのです。

 

参考までに、子供用の歯磨き粉が甘いので虫歯の原因になるのではないかと心配するかもしれませんが、子供用の歯磨き粉が甘いのは砂糖ではなく、甘味剤として「キシリトール」が使われているからです。

「キシリトール」は虫歯になりやすい環境を作るのではなく、逆に虫歯予防効果があるとされています。

細菌

虫歯になる原因の2つ目として、細菌があげられます。

細菌ではなく、ばい菌や虫歯菌、プラーク(歯垢)などと書いていることもありますが、産まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯になる主な原因の「ミュータンス菌」がいないという話を聞いたことがありませんか。

このミュータンス菌は唾液によって感染しますが、2歳半~3歳ころまでに大人など他の人から感染しなければ、その後も虫歯にならない、または虫歯が少ない状態を維持できる可能性が高いと言われています。

口の中にミュータンス菌が多ければ多いほど、虫歯になりやすいと考えられていて、ミュータンス菌はできるだけ発生しないように注意しようといった話を育児をしているお母さんでしたら一度は耳にしたことがあると思います。

 

昔のお母さんは、食事の時に子供に食べ物をかみ砕いてあげていたなんて話を聞いたことがあります。
今では親の唾液から「ミュータンス菌」が感染するので、できる限り子供に移らないように、共有のスプーンや食器などを使わないよう歯科検診でも指導されます。

よく子供とのスキンシップは大事だと聞きますが、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんなどが赤ちゃんの口にキスをしないようにお母さんはしっかり見張っていてください。

 

もしお父さんが子供可愛さのあまりにキスをしようとしていたら、他の方法でスキンシップをとらせてあげてくださいね。

虫歯になる原因の3つ目は歯です。

他にも歯の質、歯質、宿主と書かれていることもありますが、すぐに虫歯ができてしまう人、放っておいても虫歯ができにくい体質の人っていますよね。

これはそもそも生まれもった歯の形や並び方、唾液の量などといった、歯の質が一人ひとり違うことから起こる、虫歯に対する抵抗性があるかどうかになります。

歯の質が強ければそれだけ虫歯になりにくいし、弱ければ虫歯になりやすいのです。

 

歯の質は、生まれ持った歯の質だけがすべてではなく、乳児は大人の歯よりも歯の質が弱かったり、虫歯の進行が速いなどの年齢的な問題や食生活、体調などの環境によっても歯の質は違ってきますので、食事をバランス良くとることや、虫歯になりやすい時期は特に歯磨きをしっかりすることで歯の質をあげることができます。

時間の問題

最後にあげる4つ目は、時間の問題です。

保健センターでは、子供が虫歯にならないように間食の回数や時間を決めて与えるように毎回指導されます。
特に「ダラダラ食べ」はやめてくださいと耳にタコができるくらい注意されるのです。
砂糖をたくさん摂ることよりも、食べる時間のほうが虫歯と関連が深いと考える歯医者さんもいるほど、時間の問題は非常に大事なようです。

そもそも甘いものを食べたからといって、すぐは虫歯にはなりません。

まず甘いものを食べると、歯にそのカスが残ります。そこから虫歯菌が酸を出します。
この酸は時間をかけて歯を溶かしていく悪いやつですが、唾液がこの酸を中和して虫歯から守ってくれます。

その為、唾液が口の中を中和してくれるのと同時に、歯にこびり付いた残りかすを歯磨きをすることで掃除してしまえば虫歯になりにくいのです。
しかし、間を置かずに間食をしてしまう人は、口の中が酸性になっている時間が長くなり、唾液の中和作用が間に合わないために虫歯になりやすくなってしまうのです。

 

歯科衛生士さんからは、「もし同じ量の甘いものを食べるのなら、だらだら食べるのではなく、時間を決めて食べてください。食べた後は時間をあけずに歯磨きしてください」と言われましたので、歯を溶かさないように口の中を酸性の状態にしておかないことがすごく大事なんですね。

子供の虫歯を防ぐためには様々な面で注意が必要

虫歯になる4つの原因を書きましたが、このように虫歯になるのは「甘いものの食べ過ぎ」「虫歯菌がいるから」「体質で歯が弱いから」といった個々の要因だけではなく、様々なことが重なって虫歯になってしまうということがわかりました。

 

これら4つの要因の全てに注意したり、体質改善をするのもいいのですが、まずは手始めに決まった時間に3食きちんと食べたうえでおやつを食べたり、食後(特に夜寝る前)はしっかり歯磨きをしてぐっすり眠ることで、虫歯を予防してみましょう。

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