子育て・育児

子供の困った行動にABA(応用行動分析)を使ってみよう

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臨床心理士さんから教わった、子供へのイライラ対処方法の為に参考になる「発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ」。

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子供との関わりでイライラしているお母さんが、発達障害のあるなしに関係なく、親からの声掛けが変わることで、子供の行動が変化し、育児が楽しくなるというための実践本。

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「発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ」とは?

長男が3歳の時に自閉症の診断を受けたお母さんによる経験をまとめた本で、Amazonの障害児教育でベストセラー1位を獲得しています。
Amazonレビューも5つ星のうち4.4と評価が高く、障害の有無にかかわらず様々な育児に不安を持つお母さんやその他こどもに関する施設などの専門職の人など幅広い人に読まれています(2015年12月08日現在)。

本のあらすじ紹介

子供が高機能自閉症である著者のshizuさんが自分なりに色々と調べたり、学んだりしたことで、ABA(応用行動分析)を知り、その考え方を基礎に工夫してこどもに接していくことで、飛躍的に自閉症であるこども(長男)の成長がみられました。

PARS(広範性発達障害日本自閉症協会評定尺度)という、自閉症の度合いを測るテストでは、9点以上が「自閉症の疑いあり」とされていますが、3歳の頃の息子の点数は25点。それは小学校に上がる前には5点になりました。

引用:発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ

と書かれているように、著者の子供は3~4年間の間に自閉症の度合いを測るテストでひっかかることはなくなったほどです。

ABAの方法は色々とあり、実際にどのように子供に対応したらよいのか詳しく教えてもらえずに悩むお母さんも多い中、shizuさんが子供の成長を促すためにしてきたABAの方法を、日常生活におけるちょっとした場面での声かけ、困った行動に対してはどのように対応したらよいかなどをイラストつきで簡単に読めるように説明してくれています。

ABA(応用行動分析)とは?

ABAとは、Applied Behavior Analysisの略で応用行動分析(別名:行動療法)のことを指しています。
発達の遅れや障害があるこどもにとって、ABAは有効な方法とされており、特に欧米などの先進国では積極的に療育方法として取り入れられ、毎年数え切れない学術報告がなされています。

医学的に問題がない子供においても「気になっている」「困っている」というような子供の問題行動などに対して、科学的なアプローチにより、子供の行動の前後に目を向けて、行動を変化させ、子供の良い行動を増やし、困った行動を減らすように働きかけることができます。

なんとなく難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと命令や小言を減らし、誉める行動を増やすことで自信を持たせるようにするような声掛けをしていきましょうというもの。

例えば、、、
「靴をそろえなさい」と命令するのではなく、「靴をそろえよう」と誘うような声掛けにしたり、「靴を揃えたかな」というような疑問形で子供に対応しようという簡単なものです。

本を読んだ感想

1ページにつき図やイラストが入っていたり、4コマ漫画のようになっていたりするので、全部で165ページもありますが非常に読みやすく感じました。

本の内容は、困っている日常生活でのこどもの関わり方を一つずつどのように対応するかを丁寧に説明してくれていて、自分自身の失敗談なども書いてくれているので共感できます。

  • 子どもが目を合わせてくれず、声をかけても反応がなく、どう関わっていいかわからない。
    →簡単な遊びで心を通わすコツがわかる ・・・ 第1章、第4章
  • 一日中子どもを叱っていて、イライラする。
    →子どもの行動を客観的に分析し、対処するコツがわかる ・・・ 第2章、第6章

などお母さんは自分が悩んでいる部分に対して、必要な章から読めるようになっているのでとっかかりもしやすいし、難しい単語も使っていないので、日常生活における子供との関わりをどのようにしていけば良いかが非常にわかりやすいです。

 

ですが基本的に「魔法の言葉かけ」はすべての子供に対して当てはまると著者は考えていて、子供の困った行動における関わり方を説明しているので、発達障害そのものに関する情報は少なく、発達障害についての知識が知りたい人やもうすでに色々と勉強している人に関しては物足りなさがあるかもしれません。

Amazonの口コミ評価の中でも、本の内容としては知っていることが多くあったという意見もありましたので、障害があるとか無いとかではなく、子供と実際にどのように関わっていけばよいかわからない人向けの本だと思います。
もう1点気を付けたいのが多動・問題行動などが起きているような活発な子供に関しては、この本の内容通りにしてみても思うように変化が見られていない場合があるようです。

ABA理論で実際に子供と関わってみると?

この本はABAの理論を基礎としているので叱ることをせずに誉める言葉がけを増やしていくことで、子供に自信をつけて伸ばしていこうという考えです。
理想としてはshizuさんの対応が良いのかがわかりますが、実際に本のとおりに子供に実践してみたら私なんかは要領が悪いからかずっと子供につきっきりになってしまったり、誉めるのに疲れてしまったり(笑)と難しい場面も多かったです。

本に書いてある内容に関しては簡単なのですが、これをずっと続けるのはかなり根気がいると思います。

それを続けてきた著者だからこそ、子供の成長に変化が見られたのでしょうが、、、。

 

とはいえこの本を実践してみたところ、我が家の4歳、2歳の子供たちに変化があったように思います。効果はあるようですので、こどもとの関わりでちょっと困っているなという人や特に子供の発達が少し遅いかなと不安があるお母さんには読んでみて欲しい本です。

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