2歳差

子供3人を2歳差で産んだ最初の1年目の育児はノイローゼ寸前!(0.2.4歳編)

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sathyatripodi / Pixabay

1歳9か月差、2歳1か月差と2歳差で3人の子供を育てています。

「2歳差っていいよね」と他の人から言われることもありますが、子供が小さいうちの2歳差育児は本当に大変です。

子供が小さいうちは育児ノイローゼになるかと思ったことも、いや半分ノイローゼになっているような時もありました。

周りに頼れる人もいない環境で孤独を感じたり、子供に感情的に怒っちゃいけないと思っているのに怒って泣かせてしまったり、上の子供にトイレトレーニングを無理やり頑張らせようとしてみたり、夫に子供を押し付けて財布だけもって外に逃亡してみたりもしました。
そんな私でしたが、色々な人に手助けしてもらいながら、なんとか子供たちも成長しています。
子供達の歳が近いと、お母さんは一番下の子がまだ0歳児の時はてんてこ舞いだと思います。
今回は私が0歳、2歳、4歳の時に子供たちと一緒に泣いたり、怒ったり、笑ったり、また泣いたりした最初の1年を振り返って、書いてみたいと思います。

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兄弟が生まれて幸せなはずなのに、地獄に感じる日々

2人目、3人目と子供を産んで、新しい家族が増えます。
自分の仲の良い友人たちに「子供生まれたよ」と赤ちゃんの寝ている写メを送って、幸せな気持ちになりました。

幸せいっぱいのはずなのに、出産後退院した私を待ち受けていたのは、私の右側に泣いている上の子供、左には生まれたばかりの泣いている赤ちゃんと、子供たちが泣いている状態が当たり前のような地獄の日々でした。

 

どちらかというと生真面目な性格な私は、朝から晩まで子供たちの泣いている声を聞いていると、「早く泣き止ませない」と「子供達が言うこと聞かない」と毎日子供との生活に振り回されていました。

子供の泣く回数がどんどん増えていくと、周りから「上手く母親をやれていない」と見られているのではないかと気にしてみたりしてどんどん息苦しくなったり、何とか泣き止ませようとしてもなかなか泣かやまない子供たちにイライラしては、「ちょっと待っててよ!!」と大きな声で怒ってしまうこともよくありました。

そして子供たちを感情的に怒ってしまったことを、後で後悔するという悪循環を繰り返していました。

 

そうなると一人で子供達と過ごす時間がすごく苦痛になってきて、夫が会社から帰ってくるのを今か、今かと待ちかねては、窓から夫が帰ってくる姿を必死で探すようになったり、「今帰るよ」とメッセージを受け取るとすごくほっとするけど、「ちょっと遅くなる」とメッセージが来た日には絶望を感じるほど、私の感情の起伏が激しかったです。

0歳と2歳と私のある1日

夫が朝起きて会社に行こうとすると、「お父さん会社にいかないで~」と2歳の上の子供が号泣。

その隣で「あなた、会社にいかないで」と子供と一緒に夫にすがりつく私。
「仕事に行かなきゃ明日のご飯食べられなくなるだろ!」と私と子供をなだめながら、遅刻しないように急いでドアを閉めて、会社に向かう夫。

 

泣いている上の子供と絶望している私たちに追い打ちをかけるように、赤ちゃんが「お腹がすいたよ~」と泣き出すので、みんなでご飯でも食べようかと気分を変えて準備をすると、上の子供は朝ご飯を「一人で食べられない」と甘えてきます。

「自分で食べれるところまで食べようか」とスプーンを上の子に戻すと、ギャーと泣き出し「お母さんが手伝ってくれないと食べれない」と大騒ぎです。

 

そんな大騒ぎの中、授乳を終えた下の子供のゲップを出すのに縦抱っこしてさすっていると、「ブリブリ~」と大きな音とともに大量のウンチを発射。

一歩間違えれば背中までウンチが漏れてしまうと焦っている私を横目に、上の子供は「食べさせて~」と大騒ぎが続いています。

ようやく上の子供の朝ご飯も終わり、下の子供の授乳も終わって、食器の跡片付けでもしようと思うと、上の子供が一人でつまんないのか絵本を持ってきて「読んで」とせがんだり、なぜかべったりくっついてくるんです。

「お母さんお皿洗ったり、掃除機かけてから一緒に遊ぼうか」と言っても、さすが魔の2歳児「イヤ」って答えます。

2歳児の合言葉は「イヤ」「ダメ」かと思うほど、泣きながら連発されるので、仕方がないので家事は後回しににして、子供と一緒に遊び始めることにします。

そして積み木を使って遊び始めたので、今の間に家事しちゃおうとまた台所に戻ろうとすると「だめーー」と泣きながら追いかけてきます。

 

子供のところに戻って一緒に積み木をすると、積み木を積み上げているそばから「ぎゃー」。
積み木が倒れたようで、「もう一度やってみよう」と渡してみると、「いやー」。
「じゃあお母さんが積み木やろうかな」と言って始めると、「だめー」と大号泣。

 

私にどうして欲しいんだろうと途方に暮れながらも、そんなことを繰り返しているうちに、下の子供も起きて泣き出します。

子供の泣き声を聞くと、イライラする気持ちがどんどん出てくるので、子供たちを連れて気分転換に外に散歩することにしました。

 

この時、まだ朝の9時です。

コンビニ以外はまだお店屋さんが開いていませんので、下の子供をスリングに入れて、上の子供と手をつないで、近所をぐるぐる回りながら「このお花綺麗だね」なんて喋ったり、車が通らないところの縁石を行ったり来たりして、30分~1時間くらい休憩しながら歩き回っているとだいたい途中で「抱っこ~」と上の子供が言います。

私はスリングで赤ちゃんを抱っこしているときは、2人はいっぺんに抱っこは出来ないので、泣きながらでもなんとか家まで歩いて帰り、下の子供がおんぶできるようになってからは、下の子供をおんぶして、上の子供を抱っこしながら帰ったりしました。

運が悪いと下の子供もお腹がすいて大泣きするので、泣いている子供たちを必死になだめながら、猛ダッシュで帰宅です。

大泣きしている子供たちに対して無言だと、周りの人から「あのお母さん子供を泣かせて」と思われるのも嫌なので、「あぁー、お腹すいちゃったよね」とか周りに聞こえるようにアッピールをしながら猛ダッシュ。

帰ったところでまだ10時。
下の子供に授乳をして、お昼ご飯を食べるにはまだ早いから絵本を何度も読んだり、電車で遊んだりして時間をつぶし、10時50分頃になったらかなり早いお昼を食べて、お昼寝させてました。

 

2歳の上の子供は体力がついてくるのか、お昼寝させようと寝かしつけてもなかなか寝ないので、「お母さんも眠いから一緒に寝てね。起きてちゃだめよ」とちょっと脅迫しながら、寝かしつけして横になりますが、このタイミングで下の子供が泣いたり、起きたりすると、2人ともなだめているうちに時間がすぎてお昼を回ってしまうこともよくありました。

またお昼寝が終わって体力が回復した上の子供と一緒におやつを食べたら、また午後の散歩に出かけます。

午後は子供達が遊べるような室内遊び場に連れていき、夫が帰ってくる17時頃近くまで遊び倒します。

家に帰るとイライラしてしまうことが多かったので、私はそうならない為にもできるだけ周りの目がある外で遊ぶようにしました。

遊び終わってから家に帰り、ご飯の準備を始めますが、この時間は「黄昏泣き」という言葉があるくらい、赤ちゃんも上の子供ぐずるぐずる。

お腹もすく時間なのか、おっぱいもちょこちょこ欲しがるので、朝はすごく張る私のおっぱいも夕方はいつもしょんぼりしちゃってほとんど出ないんじゃないかと思うほどでした。

そんな中ご飯もほぼ作れずに困っていると、だいたい夫が帰宅するので、そこから急いでご飯の準備をして食べます。
小さい時から「ご飯はよく噛んで食べましょう」と言われたことがあるかもしれませんが、私はゆっくりご飯を食べるというよりも流し込む勢いでご飯を食べました。

ご飯も飲み物のように掻き込んだ後は、急いで布団を敷いて、夫に子供たちのどちらかをお風呂に入れてもらい、残ったほうを私が入れます。

お風呂も終わって寝る前に絵本を読み終えると、みんなで布団へ行き電気を消しますが、このタイミングで上の子供が「お水飲みたい」と言い出してみたり、布団の上で暴れてみたり、乗っかられたりします。

なかなか寝ない上の子供がようやく寝たかなと思って寝ようとすると、隣から「ふぇっ、ふぇっ」という下の子供の泣き声が聞こえるのでまた授乳をして、その後ようやく眠ることができます。

その後は2~3時間おきに授乳で起こされ、私もいつ寝たのか記憶にないくらいぼーっとしながら、朝が来てまた1日の始まりといった日々を過ごしました。

子供が3人になって、生活を習慣化したら楽になった

3人目の次女が生まれてからは、4歳のお兄ちゃんが年少さんになったこともあり、朝の保育所への送迎をした後に2歳と、0歳の娘たちを毎日朝の9時には児童館に連れて行って遊ばせました。

朝から来ているのは私1人でも、誰も児童館に来ていなくても、雨でも雪でも通い続け、9時~11時ころまで遊び、11時30分にご飯、12時にお昼寝と毎日同じパターンで過ごすようにしました。

その結果、午前中の早めから外出するので朝は早く起きる必要があるし、外からの刺激を受けて疲れるので、子供たちが昼寝もきちんとしてくれるようになりました。

そして児童館に行くと、他の先生やお母さんたちがいるので大人と話が出来る機会もあるし、周りの目があるから私自身もすごく冷静でいられる居場所になっていました。

子供が小さいうちは自分から外に出ないと、他の大人との関わりが少なくなりやすく、人によっては追い詰められやすい環境になるのではないかと思います。

私はなんとかこの方法で乗り切りましたが、正直体力的にはかなりきつかったです。

子供達と一緒に外出する機会は多いし、空いている時間を使って家事をしなくちゃならないしといった大変さはありましたが、子供との関係をギリギリで保つためには私にとっては最善だと思って頑張っていました。

子供たちの生活をパターン化したら、こんな問題が出てきた

いつも同じような時間に、同じような場所へ連れていき、同じ時間にご飯を食べさせて、お昼寝をさせることで生活のリズムが作りやすいのですが、逆に児童館に遊びに行けない日などは、「じゃあ今日はどこに行くの」という質問を子供からされるようになりました。

「今日はお家で遊ぼう」とか「歯医者さんに行こうか」と答えると大騒ぎを初めて、手がつけられません。

子供も一人の個性として、根気よく目を見て話をしたほうが良いといった考えもありますが、私は魔の2歳児が大騒ぎしているときは、話の通じない宇宙人と思って相手するしかないと思っています。

 

気分を変えるような話題を振ったり、ちょっと公園に寄ることで、子供の気分が帰られればラッキー、だめならしばらくは大騒ぎの泣き声をBGMに刺激しないように、落ち着くまでしゃべらないようにしました。

育児がしんどい時の対策を考えよう

2歳差育児の最初の1年は、ほとんどのお母さんが口を揃えて「大変」だと言います。私も大変でした。

可愛い子供達と一緒にいるのが辛くなるほど、大変な時期なのだと思います。

だから子供と一緒にいるのが辛くなったら、まず自分の住んでいる地域の自治体の子育て課などに一度「育児でちょっと悩んでいる」といって相談してみるのが一番良いと思います。

夫や義理の両親に頼んで1日子供を見ていてもらうことで気分転換をする方法もありますが、私は正直1日くらい子供達と離れたってその時に少し気持ちが楽になるだけで、その次の日からはまた辛い日々が続いてしまいました。

もちろん休める時間があるのはありがたいけど、一時しのぎにしかならず、根本的な解決につながりません。

それでも少しでも休める時間を作るのは大事だと思いますが、、、。

自治体の保健士さんに相談することは簡単なことのようで、実はかなり勇気がいります。

私は「ダメなお母さんと思われないかな」とか心配しましたが、このままじゃだめだと思って相談した結果、保健士さんから「産前・産後に子供達を保育所に入れてみてはどうか」とアドバイスしていただき、保健士さんから教育課の方にも連絡を入れてもらって、保育所の空き状況などもその場で教えてもらえました。

上の子供がその時に保育所に入園することはなかったですが、どうしてもダメだったときは保育所に入れればいいんだからと思うとだいぶ気持ちが楽になりましたし、金銭面で余裕があれば確実に子供を預けていたと思います。

育児というのは思ったよりも大変で、そのうえ2歳差育児は最初の1年はしっちゃかめっちゃかな日々かもしれません。

子供達のことで悩めているお母さんは頑張っている証拠だと思いますので、どうか次は自分が楽になる方法を周りの人を少しだけ巻き込んで探してみるのもいいのではないでしょうか。

そういった時に住んでいる自治体の子育て課だったり、児童館だったりに行って、一度行ってみると自分で思いつかないようなアドバイスをもらえたりするかもしれませんよ。

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